これまでのあらすじ

 

 

二階と住民と開戦した (

 

 

 

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上の階の住人の大騒音に

 

数か月苦しめられた挙句、

 

何故かその住民から

 

「うるさい」とキレられた私達。

 

我が家に非があるとも思えなかったが、

 

とりあえず

 

「今後出来るだけ静かにはします」

 

とエリックが答えたところ

 

一応それで納得したのか、

 

この騒音女が猫撫で声で言った。

 

 

騒音女 「分かってくれて嬉しいわ。

私、あなたのお父様と知り合いだから、

息子のあなたと揉めたくないのよ。」

 

エリック 「はぁ・・・。」

 

騒音女 「だからこれからもずっと

お友達でいましょうね。

 

 

 

 

 

いや、友達になった覚えないけどな。

 

 

 

 

 

エリック 「あ、そうだ。この際こちらも言っておきたいことがあるんですが。」

 

騒音女 「ん?何?」

 

エリック 「夜11時以降の電話ですが、

もう少し声を落としてもらえませんか。」

 

騒音女 「・・・・は?」

 

エリック 「電話をするなとは言いません。

ただ、電話中って自分が思っているより

ずっと声が大きくなりますから、

深夜2時とか3時とかに

我が家に会話が筒抜けなんです。

もう少し静かにお話ししてもらえれば・・・。」

 

騒音女 「・・・・・。」

 

エリック 「お願いできますか?」

 

 

 

と、かなり下手に出たエリックを前に、

 

一気に機嫌を損ねたらしい騒音女。

 

明らかに超低空飛行になった声音で

 

「オーケー」

 

とだけ言うと

 

自分の部屋へのそのそと戻っていた。

 

やれやれこれはやっかいなオトモダチだな

 

と我々が顔を見合わせた

 

まさにその瞬間。

 

二階の彼女の部屋から大声で

 

怒鳴るようにエリックを呼ぶ声

 

が何度も聞こえ始めた。

 

さらにそれに続くように

 

 

「あんたの父親に言いつけてやるわ!!!」

 

「ねぇ聞こえてるんでしょ!?」

 

「好きな時間に電話で話して何が悪いのよ!!!」

 

「エリック!!聞いてる!?」

 

 

と罵詈雑言が天井から降ってきた。

 

 

 

 

だから何故床を通して会話する。

 

 

 

 

こうして我々は仕方なく

 

市民課宛てに

 

一筆したためることとなったのである。

 

 

 

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前回のお尻の話に

 

コメント・メッセージ下さった皆様、

 

ありがとうございました。

 

その後どうなったかと言いますと、

 

幸か不幸か汗疹が全身に広がり

 

尻の写真を提出せずとも良くなりました。

 

まぁ、医者にもらった薬を塗っていたら

 

みるみる汗疹がひどくなったのですが、

 

それはまた別のお話・・・。