先週の月曜日から

 

エリックは転職して新しい職場で働いている。

 

この1年ずっとお互いに在宅だったので

 

家に自分しかいない日があると言うのは

 

なんとも不思議な感じだが、

(といっても出勤は週2だけで残りは在宅)

 

さて、この転職に関して

 

誰よりも大騒ぎしていたのは

 

何故かマミー(義母)であった。

 

その天地がひっくり返る大騒乱っぷりと言ったら、

 

初出勤日の数週間も前からエリックを

 

 

「どうやって通勤するの?」

 

「通勤にはどのくらいかかるの?」

 

「お昼はどうするの?」


「地下鉄の駅からどのくらい遠いの?」

 

 

と質問攻めにするレベル。

 

毎回エリックが

 

 

「まだ決めてません。」

 

「まだ調べてません。」

 

「さぁ・・・。」

 

「(既読無視)」

 

 

とかわしていたせいだろうか、

 

とうとう痺れを切らし

 

今度は私に

 

怒涛の如くメッセージを送って来るようになった。

 

 

 

いや、正直私も知らんけどな。

 

 

 

小学生の息子ならともかく

 

30にもなった夫の通勤ルートである。

 

私が細かく調べている訳もなく、

 

マミーは心配性だなぁと笑っていたのだが

 

とうとう初出勤前日には

 

 

「明日は何時の電車?」

 

「予行練習をしておいた方が良くない?」

 

 

とメッセージが来ていたので

 

マミー的には全く笑い事ではなかったらしい。

 

母親をここまで心配させるとは、

 

きっとエリックには

 

通勤中に遭難したか誘拐された過去でもあるのだろう。

 

 

 

さて、初出勤日の翌日、

 

ふとスマホを見ると

 

またマミーから1ダースくらいメッセージが来ていた。

 

内容をざっくり要約すると

 

 

「エリックの初出勤はどうだった?」

 

「職場の人は優しそう?」

 

「昨日はどんな様子で帰って来たの?」

 

「電車は8時10分かしら、それとも25分?」

 

 

である。

 

 

 

 

どれだけ心配すんねん。

 

 

 

 

何度でも叫びたいが

 

これは別に

 

小学1年生の息子の初登校日の物語ではない。

 

30歳の息子の初出勤日の話である。

 

ほっといても

 

勝手に出勤し勝手に帰宅する年齢だと思うのだが、

 

そう思う私は妻として失格なのだろうか・・・。

 

 

 

 

母の愛は重い。

 

 

 

苦笑いの私である。

 

 

 

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ちなみに週末に義実家に遊びに行ったのですが、

 

早速1~500くらいまで質問攻めにされていて笑いました。

 

 

もはや圧迫面接。