スコットランドでの妊娠出産は

 

日本とは大きく異なることだらけだが、

 

中でも一番の違いは恐らく

 

全額無料

 

という点である。

 

公立の病院であれば

 

検診も無料、入院も無料、

 

入院中の食費も無料、

 

帝王切開でも無痛分娩でも無料である。

 

医療費負担という概念のないこの国では

 

患者は財布を持たずに入退院できるのである。

 

 

 

 

ありがとうスコットランド!!!

 

 

 

 

ちなみに私立の病院にかかる場合は

 

結構えげつない金額を支払うことになるが、

 

そんなところで出産できるのは金持ちだけなので

 

まぁ庶民には一切関係のない話である。

 

 

 

さて、スコットランドでは妊娠しても

 

いきなり産婦人科医にお目にかかることはない。

 

まずは自分が普段診てもらっている医者に連絡し、

 

医者から地域の助産師に連絡してもらう。

 

その後自分の担当になった助産師から電話があり、

 

軽く口頭で問診が行われる。

 

この時に出産を希望する病院を訊かれるが

 

スコットランドには小さな産院などは基本ないので、

 

選択肢は病院か自宅かである。

(離島や農村部ではちょっと事情が違うかもしれないが)

 

病院は各都市に2、3か所なので

 

選べると言ってもそれほど選択肢はない。

 

言い換えればこの街の住民は

 

皆同じ病院で生まれ、

 

同じ病院で出産している訳である。

 

 

 

冷静に考えるとそれはそれですごい。

 

 

 

さて、出産する病院が決まれば

 

基本的に12週の初回検診まで完全放置である。

 

この間できることと言えば

 

私は本当に妊娠しているのだろうか

 

と自問自答することくらいだが、

 

そもそもスコットランドの妊婦検診は

 

全妊娠期間合わせて10回程度。

 

エコーに至っては2回しかない。

 

私は日本で出産したことがないので

 

まぁ、こんなもんなのか

 

程度の認識であったが、

 

日本で出産経験のある妊婦の場合

 

不安で気が狂いそうになるらしいので

 

医療費完全無料も良し悪しである。

 

 

 

ちなみに初回のエコー時

 

ちょっと息子の向きが悪かったせいで

 

超音波技師に

 

「台から降りて飛び回ってください」

 

と言われ、

 

お尻丸出しのまま部屋を跳ね回ったのは

 

わりと強烈な思い出である。

 

 

 

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2回目のエコーの時は

 

「赤ちゃんが泳ぎ回っているのでなんとかしてください」

 

と言われましたが、

 

なんとかしようがありませんでした。

 

 

 

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皆さま、

 

出産祝いのコメントありがとうございます!(*'ω'*)

 

育児は奇想天外摩訶不思議の連続ですが

 

それなりに楽しくやっています。

 

息子の名前ですが、

 

お腹にいる間ずっと

 

ぽんた

 

と呼んでいたので

 

このブログでも

 

ぽんたでいきたいと思います。