我が家の今年のクリスマスは呪われている。

 

 

 

数年ぶりに三兄弟が揃うことになった今年、

(エリックは三男)

 

ぽんたも一族に新規加入し

 

「大きいテーブルを新調しようかしら」

 

と夏からそわそわしていた義母。

 

義兄が帰省チケットを買ってからは

 

遠足前の子どものような心持ちで

 

その到来を今か今かと待ち続けていたのだが、

 

まず最初の不幸は

 

昨今英国で流行りのストライキの影響で

 

義兄が帰省日程を短縮せざるを得なくなったこと。

 

それでもまだ2週間は滞在可能だったのだが、

 

今度はエリックの甥っ子が

 

気の毒にもレンサ球菌に感染。

 

幸い重篤な症状にはならなかったが

 

1週間以上寝込みすっかりやつれてしまった。

 

それでもクリスマスまでに

 

回復する見込みはあったのだが、

 

今度はクリスマス1週間前に

 

義実家のオーブンが突如爆発。

 

イギリス人のオーブンが爆発するなど

 

都市伝説だと思っていたが、

 

どうやら実際に起こり得ることだったらしい。

 

クリスマスに間に合わせるために

 

大慌てで新品を購入し

 

速攻で取り付けたまさにその翌日、

 

今度はエリックがコロナにかかった。

 

 

 

 

なんでや!!!!

 

 

 

 

とオーブンを前に崩れ落ちる義母と

 

予定ぎっしりのスケジュールを前に

 

遠い空を眺める私。

 

ぽんたも恐らく感染していたが陽性にはならず、

 

寝室に隔離されたエリックが

 

すっかり元気になる頃には

 

クリスマスなど過去の話になってしまっていた。

 

しかも引きこもっていて誰にも会えていない上

 

買い出しも満足にできなかったので、

 

初めてのクリスマスだと言うのに

 

ぽんたにはプレゼントが2つしかなかった。

 

 

 

ごめんぽんた。

 

 

 

そんな私達だが

 

実は正月のロンドン旅行を計画していた。

 

もうこうなったらそこでがっつり遊び倒し

 

うまい物をたらふく食べよう、

 

ラーメン万歳!

 

とリベンジを誓う私達の元に

 

非情にも飛び込んで来たのは

 

 

ストライキで電車が運行取り止め

 

 

というニュースである。

 

元々11月頃から囁かれてはいたのだが、

 

私たちの旅行の日ドンピシャで

 

全電車が運休というあまりの仕打ちである。

 

 

 

 

呪いか!!!!!

 

 

 

 

 

お祓いを検討したいレベルである。

 

 

 

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しかもすでに先払いしたホテルや観劇チケット代は

 

一切返金されない上、

 

何故か電車のチケットの返金も揉めているという

 

もはや乾いた笑いしか出ない状況です。

 

 

 

いや、電車代は速やかに返せや。