災害続きの千葉県民です。


10月9日の台風15号では台風上陸による倒木で通行止めが発生してバスがしばらく不通になりました。


電車もあちらこちらで止まりました。


暑い中での通勤は本当に大変でした。


我が家も、少しの漏水とガレージの屋根破損などの被害がありました。


停電や断水による被害を考えると辛いです。



10月12日の台風19号では我が家でも少しの間停電が発生しました。


台風15号の時に、県内のあちらこちらで停電が発生したので、19号の時は数日前から水や食糧やカイロなどを買い、当日朝にはお風呂に入り洗髪して掃除をしてから浴槽に水を貯め、洗濯を済ませて、大事な服はビニールに包んで備えました。


強風で瓦や屋根が飛ぶ可能性があったので、いざとなったら避難所へ行く事も考えていましたが、徐々に大雨になって来て避難するのも厳しいと感じ始めた頃に、テレビから「命を守る行動をしてください」というフレーズが聞こえて来ました。


「とにかく避難して欲しい、1人でも多くの命を救いたい」という気持ちで誰かが一生懸命考えて、度重なる会議か何かで決定したフレーズなのでしょうけれど、違和感を覚えた私は避難しようという気がなくなり、どうにでもなれという投げやりな気持ちになりました。


リアルタイム検索などで探してみたら、やはり違和感を覚えた方が結構いた様でしたが、大体は「自己責任と言われている様だ」というものでした。


私は自己責任と言われているとは思わなかったのでもう少し探してみたら、小説家の島田雅彦さんのTwitterを見つけました。


「命を守る行動をしてください」
という言い方はどこの誰から始まったのでしょうか?

聴いていて何故か違和感を感じるのです。何なんだろう?抽象的な言い換えに感じるのです。

「身の安全を確保して行動してください」
だとしっくりメッセージとして捉えることが出来るのですが・・。


そういえば、以前は「身の安全を確保してください」という表現だった気がします。


私もこちらの方がしっくり来ます。


実際に、場所によっては命の危機には間違いないと思うし、避難してもらった方が当人の為でもあるし、救出する側の方々の為でもあると分かってはいるのですが・・・。


「命」というのが大袈裟な気がしたのです。


そして10月25日の大雨です。


前日の18時頃から凄い疲労感が発生して心臓が重くなり、当日は心臓の苦しさに加えて動悸がしました。


朝の強雨の後、少しは雨が収まると思いましたが、午後になってもずっと大雨でした。


Yahoo災害情報が何度も入り、警戒レベル4になりました。


(この警戒情報も、何度も来るとまたかという感じで危機感がなくなります。


朝、昼、危険レベルなど、いざという時だけにした方が良い気がします。)


我が家の近辺には山も川もなく、災害には縁がないと思っていましたが、災害情報で川を探したら徒歩圏内にいくつかありました。


川がなくても排水が間に合わなくなれば浸水の可能性は出て来ます。


しかし避難場所はどこも我が家と変わらない高さでした。


結局被害はありませんでしたが、トイレの排水が悪くなりました。


台風15号では「これまでに経験がない」暴風雨に恐怖を覚えました。


また、今回の台風21号と低気圧による大雨での排水状況も「これまでに経験がない」ギリギリの状態だったと思います。


冠水情報などは、テレビよりもリアルタイム検索(トレンド)からがより多く見られて、ネットがあって助かると心底思いました。


千葉駅では帰宅困難者で溢れていた様です。


避難所情報も駅での案内はなく、Twitterなどから情報を得た方々がほとんどだったそうです。


社員の命や健康を守る為に、会社や学校はもっと考えないといけないですよね。


無理して出社・通学させない様にとか、もしも帰宅困難になったら場所を提供するとか宿泊費用を負担するとか。


(費用はどこから?


だからこそ、早めの決断が必要です。)


被災された方々の生活が、少しでも早く戻ります様に、しんどい状況が少しでも緩和されます様にと祈っています。