娘が大学に入り、一人暮らしをしています。当初、テレビは無かったが、淋しいからと私の実家から持っていった。
ある日、それは来た。
「**放送局ですが、テレビは砂嵐など写りが悪いとかはありませんか?」に対し、ついうっかりと「大丈夫です」と答えてしまった。「テレビ、ございますよね」とバレる。30代くらいの丁寧な感じのお兄さんがきた。
*言葉のやり取りはニュアンスで正確ではありません。
娘)よく分からないので親に相談します
職)他の方にもお願いしていることなので、ここだけ後回しにするってことは、ちょっと、困るんですよね(高圧的ではない)
その場で契約して、振込先をどうにかして書かせようとしてきたという。
娘)カードも銀行印も実家で、ここにはありません(本当にない)
職)本当にないのんですか? と、何度もしつこくしつこくしつこく聞いて来た。
職)あと、BSを受信できるものなので、それで契約してもらいます。これはお客様で決められることではないのです。BSがちゃんと映るかどうかを確認して下さい。
で、色々と書類に書き込んで、説明を受けて、
職)「実家の方に契約関係の書類と、私の名刺を一緒に送ります」
ふと、渡された名刺を見ると、NHKの職員ではなかった。そこを聞くと、代理の**会社の人だという。首から提げていた名札は「**放送局」と書いてあったが、名刺の会社名は書いていなかった。(いいのか?それで?)
結局は断れなくなり契約をすると、代理の**会社の誰かと電話させられた。第三者が介入した承認になるらしい。
電)「〜の契約で間違いはございませんか? 対応した者に不快な点はございませんでしたか?」とかを聞かれた。
結局、2ヶ月分を払うことになった。扶養であることを証明出来なかったため、半額の家族割引は適応されず、正規料金となった。
その電話の間、来訪者は機械に色々と打ち込んでいるのが気になり、帰った後にネットで調べると、住んでいる人の構成や、どんな対応をする住人なのかを記録しているらしいことを知った。
なるほど。このやり取りは非常に巧妙です。オレオレ詐欺も、おそらくこんな感じでジワリジワリと攻め寄られていくのだろう。減らない理由の一端を垣間見た思いである。
・好感度は高くもなく、低くもない(終始淡々と警戒心を持たせない方法)
・テレビの有無ではなく「映りはどうか」という心の隙を突く(警戒心の薄い点を知っている)
・お宅だけ特別扱いはできないという静かなる圧力(良心に訴える)
・仕組みで選択権はないと、更なる静かな圧力(あたかも法律かのように言い《知らんけど》、精神的に追い込む)
・ともかく、その場で契約を完了する努力(非常に粘り強く、相手が弱るのを待つ)
・ついでにBSも映るか確認を(ここでも心の隙を突き、BS料金も徴収しようとする)
お子さんの対策としては、、、
〜 テレビの有無を証明する必要は最初から無い
〜 分からない場合は契約は先延ばしにする
〜 何を言われても親の許可を得てからにする
〜 分からない署名は御法度
〜 それを実行するには、日頃からシミュレーションが必要
〜 強気に出る練習も必要かも
あとはこちらの問題だが、
扶養であることが分かれば半額になる。
今月中に手続きをすれば適応される。
急いで手続きをして下さい。
が、
何も連絡が来ず、一週間が経過。
NHKのコールセンターへ電話する。
妻)〜あれこれ説明〜
N)ダイレクトメールを25日に発送します。
妻)それで今月中に手続きができるのですか?
N)お早めに手続きをすれば大丈夫です。
妻)年末に手続きをして貰えるのですか?
N)コールセンターでは分かりません。
妻)どこで分かるのですか?
N)**放送局です。連絡をさせますので。
電話、交代。
夫)ちょっと待てや〜、そっちが急いで手続きをしろと言っておきながら、連絡から10日も先の25日にDM発送するったあ、どういう了見なんでい! べらんめい!(こんな言葉では無いが強気で押す)
N)連絡させるので今日中でよろしいですか?
夫)なーに、言ってやがんでい! こちとら暇じゃあねえんだよ。忙しいんだよ。出かけなきゃあいけねえんだよ。1時間以内に電話を貰えないと困るんだよ!(かなり頑張って強がる)
N)先方は10時からなので、いまから一時間以内では無理です!(AM9:15現在)
夫)はあ? 一時間後は10時をまわってやしませんかい? えっ? おかしくないですかい?
N)い、1時間以内では無理です!!
夫)ほ〜う、そうかいそうかい、そうくるってーんだね。じゃあ、仕方がねえ。こちとらおかんむりなんでね。今回の騒動はぜーんぶブログに書かせてもらいますよ。へいへい。(更に頑張っていやらしくする)〜 結局は書いてるけど。
ここで電話の子機はバッテリーを失い、絶妙のタイミングで電話がオフラインとなる。あらっ、一方的に怒って切った電話のようになってしまった まあ、しかたがない
10分後に**放送局から電話が入る。
なんだ、やればできるじゃないか。
夫)あ、どーもーお忙しいところすいませんですー(態度豹変)
放)届いた書類で半額になります。返金は次に支払のときに相殺します。
夫)すいません、現金で返金をお願いします。
放)それはできません。
夫)なぜでしょうか?
放)なぜ相殺ではいけないのですか?
夫)現金で完結させたいからです。
放)現金での返金はできません。
電話交代
妻)実は、今回の事で娘は嫌な思いをしたのでテレビは送り返すと言っておりまして、この先の新たな契約はしないので、次の支払での相殺はできません。ですから現金での返金を。
放)原則的に現金での返金は行えないのです。
妻)いま、原則と言いましたね? 例外があるということですか?
放)一人暮らしの家族が実家に戻った場合などです。
妻)それは今回の例外になりますね?
放)、、、そうなのですが、手続きを踏んでからです。まだ支払そのものが発生していませんので、今回の契約内容が実行されてからの手続きとなります。〜省略
要するに、
1)既に二ヶ月分の正規料金を支払っている。
2)これから扶養の手続きをする。
〜書類が今月内に到着していれば手続きが翌月となっても遡って相殺をするという。
3)3ヶ月目に入ってからの手続きとなる。
4)その時点でコールセンターへ電話する。
5)視聴を継続しない宣言をする。(特定の書類は存在しない)
6)半額の余剰分の返金手続きを行う。
コールセンターに、まーた最初から説明しなければならないと思うと面倒くさい。が、仕方がない。本当に月内に書類が処理されるのだろうか? 本当に思った通りの返金がなされるのであろうか。一ヶ月分の返金はできませんと言われたら、その時はまた江戸っ子になって文句を言わなければならない。面倒くさい。
状況によっては、またここに書こう。