2016年に麻疹の騒動がありました。関空で感染者が出た! 関東に飛び火した! 大変だ! これに慌てて予防接種をした人もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
 
ともかく、感染症に関しましては事実を見る癖をつけましょう。すると、その騒動を冷静に見ることが出来ます。国立感染症研究所のホームページに感染報告が逐次上がるので、それを確認することで状況を把握することができます。報告が上がっていなければ、その感染症の発症例は無かったということです。
 
報道に翻弄される前に報告を見る
 
国立の研究機関の方々は真面目なので、上がってきた報告は改ざんなくグラフを作る人々であると認識しております。報告を上げる医者も真面目でなければできないほど面倒くさい報告書なので、信頼性は高いと考えます。
2017年になっての2016年の振り返りです。
2016年は赤いグラフで示されています。
33週(8月頃)から増えています。
しかし、2010〜2014年の方が発症例は圧倒的に多いびっくり
 
過去の方が2016年よりも発症例数は圧倒しているのに、騒がれなかったということが分かります。この事実を見る限り、過剰報道であったことは明白ですえー
 
深く考えず目先だけに捕らわれる報道機関なのか? それとも、何らかの大いなる意思が働いてのことなのか? さ、どうでしょうニヤリ
 
わたしは報道で騒がれている時、必ずこのサイトを見るようにしています。過去と比べてどうなのか、現在の報告数はどうなのか、この先はどんな経過を辿るのか、で、騒ぐべき状況なのかを見ていきます。
 
 
ついでに予防接種を行ったかどうかのグラフもあります。
 
これを眺めてみて分かることは、予防接種をしたとしても発症例はたくさんいるという事実です。要するに、予防接種の効果はこの程度なのだニヤリ ということが分かります。打てば安心という世間の常識が、最初から崩れていることを示しているとも言えるでしょう。
 
なんと、接種不明の数を除くと、未接種43例<接種63例。
 
未接種の方が発症例数は少ないですねキョロキョロまあ、2回接種までしか記録されてはいませんけどね。
 
 
あと、発症例の多い都道府県も見ることが出来ます。当たり前ですが、人口が多いところは感染症も広がりやすい傾向がありますが、今回は大阪界隈が多かったですね。1300万人の人口を持つ東京が低かったのは不思議です。大阪の影響を凌駕するほど感染が広がらなかったということなのでしょうか。
*ちなみに、2017年1月では、ほぼ発症例はありません。2016年の年末を境に激減しています。人の手が関わっているからか、いろいろ不思議ですねニコニコ
 
このグラフの見るべき点は、皆さんが居住している場所がどうなのか? です。例えば、山形県で農業を営んでいる人のお家は感染の可能性はどうなのかを考えれば、気にしなくて良いと分かります。
 
福井県の家庭で夫が大阪へ出張する! となれば、持って帰ってくる可能性はあるでしょう。あとは大阪で感染者とどれだけ濃厚接触するかという可能性の問題です。
 
ということで、
 
ただ単に報道に怯えて翻弄されることなく、もう少し冷静に行動することが大切だと思うのであります。
 
予防効果は五分五分にも達していないのですから、慌てて予防接種をするか右往左往せずに、事実を見ながら、よ〜く考えましょう。
 
個人的見解ですが、2016年の過熱報道は2-3ヶ月で終息していましたので、おそらく麻疹ワクチンが余っていたのだろう爆  笑と おもっています。在庫がはけたら報道も終了 みたいな。
 
さーて、毎年開催される感染症の過熱報道。
今年はなんだろうな〜口笛