まえがきの補足です。

 これを必死に読もうとされる方は、恐らくはめでたくこの世に誕生した我が子を腕に抱き、生後2ヶ月からスタンプラリーの如く予防接種のスケジュールを目にし、ある種の恐怖や疑問が湧いて出たのでしょう。そんな方々のために知るべき事を個人的見解を交えて列挙しました。もし予防接種にお悩みの方がこのブログを活用するのであれば、一度流して読んでも意味がありません。血として肉として下さい。内容を理解し、暗記するほど繰り返し読み、自分の口で読みながら、自分の耳から文章を入れつつ、自分の手で文字起こしをすることです。それを誰かに披露するOutputがなければ記憶に定着しません。

 

 立て板に水の如く説明できるようになって下さい。私が直接お伝えしても同じことです。他人に説明できなければ意味がないのです。説明だけではありません。論破する必要性があるのです。ですから生半可ではできません。

 

本編のプロローグです

 幼いお子さんを持つママさんの中で、今まで予防接種に対して何の疑問も持たなかった人が、親となってから疑問を持つ人は多い様に思えます。親としての責任感なのか、母としての本能なのかは分からないですが、母子手帳の予防接種欄とお役所から届く書類に違和感や恐怖感を抱くようです。それなのに、予防接種に対して調べ方が分からないとおっしゃる方も多いように感じます。素人だからと言ってはいけません。母が誰を守りたいのかを考えればできるはずです。そもそも、大切な我が子の未来への責任に対して「調べ方が分からない」などと言うと、うつみせんせーに叱られますよ音譜

 

 とはいえ、大海原を目の前にしてどこへ漕ぎ出してよいか分からない茫然自失のところへ、予防接種を取り巻く嵐に巻き込まれてしまいます。里帰り出産や、母親付き添いや、イクメン夫がいるならまだしも、産後の疲れと添い寝添い乳もままならず、不眠不休の忙しさに加え、行政から接種の催促が来たり、小児科医から接種を強要されたり、家族や周囲の理解を得られず孤立感を感じていたり、打たない親は虐待だとか言われたり、不遠慮に児相へ匿名通報されたり、更には接種しない人は不潔というイジメまで横行する異常な状態になっていたりもします。これもメディアが不安を無用に煽るからですし、混乱していることを知りながらも KO RO SHO がなにも制御しないからでもあります。ただ、それが今の日本という国でもあります。

 

 今の予防接種を取り巻く状況は、初めてAIDSが認知された頃に似ています。AIDSの人が座った便座に座るだけでAIDSが移るだとか、噂とガセネタで世間は混乱しました。ただAIDSと違う点は、大いなる意思からの情報発信者が大手メディアや知識人までを含んでいるため、世間に対してはあたかも真実かのような錯覚を与え、日和見さんがそれにくっつき、更には煽りバイトやバッシングバイトの活躍もあり、結果として接種するのが常識であるという大きな世間の流れになっていることです。

 

 また、目に見えない感染源という「未知への恐れ」は生物の特性かもしれません。しかし、それと同時に好奇心が芽生えるのは人類の特性でもあり、人はその好奇心によって学びが深まっていくのです。調べ方が分からないとおっしゃる方は、好奇心が芽生えず、ただ単に恐怖のレベルに留まっているのかもしれません。

 

 何事も、判断材料がなければ何も判断をすることができません。既に予防接種の講座を閉じましたので、皆さまの調べ物の目安にと思い、偏見に満ちた指南をしたいと思います。ですから、これに対する批判に意味はありません。やっぱり、名古屋の櫃まぶしは蓬〇軒だよね!という個人の趣味に基づく偏見に批判をしても意味がないのと同じです。ただ、間違えとして認識された場合は修正を考慮します。

 *メッセージを頂いても返信機能はアメブロ側から止められたままでございますので、返信はできません。一方通行であることをご了承ください。もし、余りにも酷いメッセージが来た場合はSNSでそのまま公開します。

 

 さあ、学ぶ人は恐怖の穴から出てきて、ややこしい世間の荒波へ漕ぎ出して下さい。漕ぎ出せない方はそのまま穴に籠もり、波間に漂う流木の如く接種を受け続けて下さい。どの道を選んでも、粛々と親の責任(ご自身の責任)を果たせばよいのです。接種して死ぬか、接種しないで死ぬか、この両極でどちらがより後悔しないかを考え、選択するのも一考です。

 

長くなりますが、一字一句を吟味しながらお読み下さい。

 

では、本編です

 

1)法律を知る

 各省庁の職員は記憶を無くしたり、公文書や統計数値を書き換えることが常態化しているようですが、法律を参考にすることは、まあ、いいでしょう。で、予防接種法という法律がありまして、平成6年に「強制接種は廃止し、接種の最終決定は国民に委ねる」と改正されました。その証拠としては、接種前に必ず同意書への署名を求められているからです(強制接種に同意書は不要です)。同時に、同意なき薬物投与は傷害罪に当たります。刑事罰の対象ですね。もしされた場合は警察へ被害届を出しましょう。

 *実際に強制接種をされたとおっしゃる親御さんに2人会いました。「同意しない」に丸を付けて署名したにもかかわらず、無断で子どもに接種をされたというのです。信じられない事態です。同じように皮膚科医から無断で子供の背中全体にステロイド軟膏を塗られたと憤る親御さんにも2人会いました。医者は正義を振りかざしているつもりでしょうが、立派な傷害罪ですから警察へ被害届を出しましょう。初対面の人に同意なく突然薬物を注射されたり薬を塗られたらどう思いますか? 通りすがりに殴られたのと同じです。それすら分からない医者が今も生息しているのでご注意下さい。

 

 a)「定期接種」は国が推奨する予防接種であり、地方自治体は市民へ推奨することを法律で義務づけられていますので、繰り返し「接種をして下さい」という連絡が来たとしても、それはお役人としての通常業務であり、単に仕事に忠実なだけです。それを非難しても意味はありません。言うことは「お勤めご苦労様です」のみとなります。また、定期接種の場合は市民にも接種努力義務を法律で課せられていますから、ただ単に「嫌だ!打ちたくない!!」という行為は認められません。

 

 b) 同意書の種類によっては (同意します・同意しません) という選択肢が記載されています。ですから、同意書を読むことにより、接種努力義務を果たしたことになるのです。という訳で熟読をされ、その結果として「同意しません」に丸を付けて署名して帰ることが法律で認められている訳です(医師からの十分な説明を受け、それに同意できないと口頭で言っても同じです)。純粋に法を遵守したにも関わらず、なぜ非接種に対して医者から責められるのか? これはド偏見と無知の成せる技としか言いようがありません。ですから、それに対して腹を立てるだけ無駄です。インド人にカレーを食うな!と言う以上に不毛です。多くの医者は「自分が正しい」と思い込んでいます。「自分の考え=世間一般の考え」というDelusionを持っているのです。

 

c) 医者の中には「予防接種を打たない奴は頭がいかれている 打たなければ児相へ通報するぞ」と、こんな内容のことで怒鳴られた方もまだまだ多数いらっしゃいます。これは「恫喝」に値します。恫喝も刑事罰の対象となる行為なので、先と同じく警察へ被害届を出すことができるでしょう。念のため、必ず会話を録音しましょう(録音拒否の医者もいますので対策を考えて下さい)

 

c') ちなみに、被害届が出された場合は法律により警察は100%受理と定められています(昔ですが警察官から伺いました)。受理されれば捜査はされる かな。ま、きっと電話だけでしょうが、警察から「被害届が患者さんから出ている」という事実を医者に認識させるだけでも医者の暴走は食い止められるのではないかと思っています。

 

c")また医者から「予防接種を打たない親は、親として失格だ!!」と怒鳴られた方も少なくありませんが、これは恫喝に加えて憲法違反となるでしょう。憲法 第三章 第十九条には「思想及び良心の自由は、これを侵してはならない」と書かれております。予防接種を学び、悩んだ末に出した「非接種」という結論に対して一方的になじることは、人権を無視した発言であり、もはや人としての度を超しています。名誉毀損の民事訴訟の対象になる可能性があるので、市の無料弁護士相談会や、各都道府県にある弁護士会へ相談してみましょう。録音は忘れずに。

 

d) 予防接種をしていないと保育園には入れませんとか、修学旅行へ連れて行けないとか、大学へ入学できないとか、病院実習へ参加できないとか、海外留学ができないとか、これらのことは法律を一切無視した単なる思い込みやローカルルールであり、法的には全くの誤りとなります。この状況はド偏見と無知もありますが、むしろ世間からの批判を避けるための「体裁を保とうとする場合」が多いです。先方とよく話し合いましょう。予防接種を学び、法律を遵守してこの扱いは正しいのか?ということを話し合うのです。

 

e) 法律を楯に喧嘩をふっかけるのは容易いですが、無駄な労力を使いますし精神衛生上もよろしくありません。極力、平和的解決を目指して下さい。いかんともし難い場合に備えて、伝家の宝刀の智慧を準備しておいてください。

 

2)公的機関から情報を得る

 情報を得るに当たり、その辺の噂は聞くに値しません。ネット情報もガセネタから素晴らしいものまで多岐にわたります。そこから取捨選択することは、そう容易ではありません。という訳で、公的機関のデータを参考にするのがいいでしょう。感染症が流行っているという報道がされた場合、私は先ず感染症疫学センターを見るようにしています。

 例えば麻疹が流行ったという報道があった場合、今は何処でどれだけ報告があるのかを把握します(2週間毎に刷新されます)。自分が住んでいる地域の発生具合も分かりますので、参考になるでしょう。その数値と報道されている内容に整合性がとれているか、自分としては多いと思うか、たいしたことないと思うかを判断して下さい。

 例えば2019年6月時点で愛知県民726万人(うち名古屋市民230万人)の中で麻疹の発生報告例が39名だという報告を見た場合、多いと思いますか? 少ないと思いますか? 出会えると思いますか? 思いませんか? 満員の通勤電車で感染のチャンスは? などなど。そして、自分の周りにどれだけの発症者がいるかを把握してみてください。町の中にサルが数匹いたぞという感じのことが多いと思います。大切なことは、現状を見て、ご自身がどう思うかです。

 

 ところで、どこに感染発症者が一番多いと思いますか? そ、病院ですかね。だって、熱と全身ブツブツが出たら病院へ行くでしょう。特に外来は病原体の巣窟になりやすいのです。でも、Herpes以外に使える薬はありませんけどね。。。 まあ、色々考えてみて下さい。

*Herpesは珍しく特効薬があるので是非活用して下さい。その為にも医療機関での診察と診断が必要です。

 

 このサイトの活用法ですが、左のメニューから「感染症情報」の「疾患名で探す」から目的の感染症を選びます。「〇〇 発生動向調査」を選び「速報グラフ」を確認します。もし、この方法で情報が得られない場合は、発生していない、発表していない、発表するに値しない、発表を控えるように圧力がかかっている、等が考えられます。その場合は普通にググりましょう。「〇〇症 発生動向 〇〇年」で検索をかけると色々出てきますので頑張って調べて下さい。

 どう頑張っても情報が得られない場合は気にするに値しないレベルであると私は考えております。あと、大都市圏や人がたくさん集まる場所で感染症が増えるのは当たり前です。どうしても心配な方は田舎の実家へ一時避難するか、外出せず家に引きこもりましょう。

 妊娠初期の妊婦さんでご心配な方は安定期に入るまでは家庭内別居もやむを得ませんね。病院へ行くだけでリスクはありますし、薬剤によるリスクもありますからね。よく考えて下さい。

 

 海外の動向を知りたい方は、せっかく税金を払っているのですから、外務SHOとKO RO SHO のサイトを改ざんしていないことを願いつつ活用しましょう。接種のタイミングは海外へ赴任・移住・長期留学をする時に接種を考えれば間に合います(結婚して海外移住された方や、海外留学された方からも実情を伺っています)。ただし、接種する場合は抗体産生の期間から逆算して渡航3週間前までに接種を終了した方がいいでしょう。因みに中央アフリカのいくつかの国では黄熱病の予防接種証明がないと入国ができません。JICAや国境なき医師団で怒れる場合は、入国先の状況をよくご確認下さい。

 *外務SHO:海外安全対策(よくある質問集)

 *外務SHO:各国・地のワクチン接種医療機関等について

 *KO RO SHO:FORTH *義務か推奨かまで記載されています

 

3)薬剤添付文書

 世に出ている薬剤には必ず存在する文書です。【(薬剤名)_添付文書】で検索は容易です。クリックすると「貴方は誰?」みたいな画面が出たりしますが、気にせず医師を押しちゃいましょう。PDFファイルが読みやすいです。それをプリントアウト(できれば両面印刷)してファイルしましょう。この文書ですが、作った会社が発行したものですから、自社に都合のよいことは大きく、自社に都合の悪いことは小さく書いてあるという、超ド偏見が前提として必要なのは言うまでもありません。

 

 ↓ こんな感じの紙です ↓

 副反応(=副作用)なんか無い!などという医者がいたりしますが、打ったその場で心停止に遭遇したとか、アナフィラキシーショックに陥ったなどの経験をしないと副作用を認識しないことがあります。自分が出会っていない副作用はこの世には無い!みたいな感じの医者はとても多いです。

 でも、自社にとっては不都合であろう副反応の記述があるということは、その実績が明確にあったという証拠に他なりません。ですから、あらゆる副作用が起こる可能性を踏まえて同意書に署名をするのです。極端に言うと、「予防接種で死んでも文句は言いません」という同意を求められているのです。分かって署名していますか?

 *副反応=副作用:全く同じ意味です。副作用だとばつが悪いということで、業界内で副反応というマイルドな表現に変更されました。

 

4)免疫について学びましょう

 医学生理学的なことなので、ここはちゃんとした医療人から学んで欲しいと思います(この事を知らない医者はいないと思います)。病原体(生はそのもの、弱毒は弱っている、不活化は死骸か断片)を体内に注入して免疫反応を強制的に引き起こす事を目的としており、それに対する抗原・抗体反応から病原体に対する専用の武器を作らせることです。人によっては、ひき起こされた免疫反応が可能に反応する人がいる、ということです。だからでしょうか、どの添付文書も副作用のNo.1はアナフィラキシーショックです。故に、アレルギーがある方は、無い方に比べればアナフィラキシーショックもしくはそれに近い状態を起こす確率は上がります。当然ですね。

 最近のネット情報は素晴らしいので、是非複数カ所を活用しましょう。書いてある知らない言葉をコピペで調べます。例えば薬剤名の隅っこにある小さな漢字も調べておきましょう →「劇薬とは」「生物由来製品とは」

 

 念のため、副作用は全部調べておきましょう。詳しく理解できなくても、何が起こっているのかは分かります。「アナフィラキシーショックとは」は、低血圧などが起こり生命の危険をともなうと書いてあります。「急性散在性脳脊髄炎ADEMとは」には、ウイルス感染後やワクチン接種後に生じるアレルギー性の脳脊髄炎だと書いてあります。「血小板減少性紫斑病とは」の場合は難病情報センターがトップヒットします。血小板膜蛋白に対する自己抗体が発現すると記載されています(難病の多くは自分に対するアレルギー反応:自己免疫疾患)

 これらを調べて分かることは、予防接種でショック死や難病になる可能性があると書かれているわけですね。これらに対しても同意の署名を求められているのです。全ての添付文書をプリントアウトしてファイルしましょう。そして、単語をまとめてWordに記録してプリントアウトしてファイルしましょう。

 

5)その道の人の本を読みましょう

 その道の人とは、その専門分野に長けた人物である、ということです。野球界で言えばイチロー選手のような方でしょう。もしイチロー選手が「〇〇練習法は良くないと思う」などと発言すれば、世の野球少年はその練習法をやめるでしょう。同様に、感染症界の重鎮の意見も尊重した方がよいということです(両極でいらっしゃいます)。ともかく、本という形になると、記述があたかも真実かのような錯覚を覚えますが、それなりにド偏見の塊だという前提認識が必要です。これは私の本や講演も同じです。個人のネット情報は更に偏見に満ちています。それはこのブログも同じです。

 

 「予防接種」で書店のサイトを検索しますと、賛成派っぽいものから中立派、反対派っぽいものまでたくさんヒットします。目次や一部の内容を読めば、きっとどちらかは分かるでしょう。また、検索したときに著者が出ますので、著者を更にネット検索しますとプロフィールが必ずあります。その人のプロフィールを見れば、どちらよりかは分かります。本のタイトルに「罠」とか「不要」とか「打たないで!」という文字があれば反対派っぽいことは分かりますね。

 

 母里さんは反対派に分類されていますが、「子どもと親のためのワクチン読本/知っておきたい予防接種:母里啓子(もりひろこ)著」という本、この一冊は持っていて良いのではないかと思っています。個人的には中立的な本だと思っています。賛成派、中立派、反対派の各書籍を読み、立ち位置からの意見を把握しておきましょう。何処に論点の軸があるか分かるでしょう。

 

6)予防接種On-lineサミット動画購入が可能です

 10名の意見を動画で見ることができます。これも10種類の偏見です。で、ですね、9名が反対派っぽくて、1名が中立派っぽい。なぜ賛成派(推奨派)がいないのか? という指摘があるそうです。主催のD.ゆかりさんによれば、賛成・中立・反対をまんべんなくインタビューするつもりだったのだそうです。しかし、インタビューを受諾したのが、ですね、動画にのっている10名だったのです。賛成派(推奨派)は、なんとビックリマーク無視か拒否だったそうです!! 非常に残念がってました。その行動だけでも何かが見えてきますね。という訳で、登壇者が偏っている点をよくご理解下さい。あ、今からでも賛成派推奨派の方はD.ゆかりさんのインタビューを受けてもいいのではないでしょうか。

 

7)その他の情報

*英語の本:Miller's Review / Critical Vaccine Studies(反対派の論文をまとめた本だそうです:これも立派なエビデンスです)

Child Health Safety

Vaccines Revealed / Studies Prove Without Doubt ~~

 

8)以上を踏まえまして

 予防接種というものは、打つべきものか否かではなく、良いものか悪いものかでもなく、したいか/したくないか ということなのです。その個人の権利は法律が認めています。そして、次の順番で個人のレベルを上げていって下さい。ここでは主に非接種者を対象に申しております。

 

ちまたの情報を鵜呑みにしない

 

信頼筋から得た情報を消化吸収する

 

調べた資料をファイルしておく(いざという時に見せるため)

 

更にネット記事や新聞記事をスクラップしておく

 

身につけた情報と過去の知識を融合する

 

整合性を意識して自己偏見論理を構築する

 

日頃は潜伏キリシタンのように戦わず過ごす

何か言われたら「ええ、まあ、はい、お陰様で」という訳の分からない返事をしておく

 

いざという時に備え、伝家の宝刀を準備する

 

論破できるスキルを身につける

いきなり王手の手法はたくさんある

 

実際に知識をアウトプットする練習をする

 

お互いを尊重し、認め合う世界を目指す

 

 

9)ここまで話しておいて、なんですが、、、

 問題が発生したときにKO-RO-SHOへ電話するのが最も手っ取り早いでしょう。スマホからシリさんや、ググさんに「KO-RO-SHOへ電話」って言うだけで電話をかけてくれます。予防接種の担当者は「医政局」という部署のようですね。ともかく「予防接種の担当者をお願いします」でOKです。数回たらい回しにあう覚悟で担当者を待つだけです。お役人の記憶が消し飛んだり、嘘を言わないことを願いつつ、スマホをスピーカーモードにして録音機を脇に置き、「今、〇〇病院の〇〇医師と面談中なのですが、予防接種について〇〇〇〇と言われています。この点についてKO-RO-SHOとしての見解を教えて下さい。」と担当医と一緒に聞いてお勉強しましょう。人生がかかる一大事なので、次に待合室で待っている方のことは忘れていいでしょう。同じように「今、〇〇保健所の〇〇保健師と面談中ですが、〜〜〜」「今、〇〇大学の事務の方と面談中ですが、〜〜〜」と、ちゃんと双方で意見を聞きましょう。これはお互いが学べるチャンスです。

 

10-1)補足事項

「予防接種をしていると発症が軽く済む」という話ですが、予防接種の原理は抗原抗体反応です。医学生理学的に1対1対応です(鍵と鍵穴)。ということは 防げる vs 防げない(ドアが開く vs 開かない) だけになります。ということで、発症した時点で予防接種は無効だった証とも言えるでしょう。故に、軽く済む(少しドアが開く)ということはない訳です。軽く済んだのは、貴方の免疫力のお陰様に他なりません。ちなみに、この知識は医師免許を持つもの全員が知っています。

10-2)補足事項

「予防接種をしていないと将来、海外へ行けない」ということを言う医者や看護師が今もいます。これは明言しておきましょう。大嘘です。こんな大嘘で患者さんを恫喝してはいけません。更に言えば、幼稚園や保育園の入園や、大学入学や就職と、予防接種の有無は法的に無関係です。もし非接種でそれを行使したら、現時点では違法になるでしょう。予防接種法は「国民の1人1人が最終決定権を持つ」となっているからであり、必ず同意書への署名を求められるからです。

10-3)補足事項

「接種していない人が感染を広めている」ということをおっしゃる方も少なくありません。細かい話ですが、予防接種の有無にかかわらず、どなたでもキャリアーにはなります。マスクをして施設の入り口のアルコール症毒薬を手に塗れば感染症が100%防げると思っている方はいますか? また、接種者も大量に発症している事実が国立感染症研究所のデータを見れば一目瞭然なので(→補足事項10-6)、非接種者だけを責めるのはお門違いです。ちゃんと接種者も世の中の感染源として歩き回っています。

10-4)補足事項

小倉謙さんによりますと、予防接種の死亡例の殆どは多重接種だということです。薬剤添付文書にも、必ず間をあけて打つように記載されているにもかかわらず、製薬メーカーの注意書きを無視して、なぜ医者は同時に接種してもいいと言うのでしょうか。リスクよりも接種が当たり前だという医学常識が上回っているから、でしょうか。実に不思議です。医者の殆どは薬剤のリスクには無頓着で興味がございませんからね。ご注意を。なんでしたら、添付文書の記述を見せてあげて下さい。書いてありますよと。危ないから記述されているのですよね、と。医者の無知を是正できるのも皆さんです。はい。

10-5)補足事項

「予防接種後の30分間は病院から出ずに待合室で静かにしていてください」という指導が無ければなりません。理由は、アナフィラキシーショックを起こす時間帯が接種後30分に多いことによります。帰宅途中にショックを起こせば救命率は下がります。ですから、接種直後に帰ることを促されたり、先の注意喚起もなければ、その病院(医院、診療科)のリスクマネジメントはされていないことになります。そのような医療機関をどこまで信じることができるのか、よく考えましょう。

10-6)補足事項

国立感染症研究所における2019年の麻疹発症者のグラフです。ボーッと見ていると分かりません。先ず、予防接種なし=173名 < 1回+2回接種=81+137=218名という事実に着目します。全体的には接種者の方が多く発症しています。この時点で、全体的な効果は50%割れになっています。ただ、2〜12歳の発症例が少ないので、予防接種による発症抑制効果が有るのかもしれません。しかし、その半数は予防接種の接種者が発症しています。ということで、この年齢域には一定の予防効果は有るかも知れないが、接種したからといって発症が防げてもいない事実が表されています。13歳から発症者が増えていく事実は、予防できる免疫の抗体が切れ始めていることを示唆しているとも捉えられます。以上のことから、少なくとも接種していれば安心だという論理は成立せず、発症を防げれば幸運だという域を出ることはできません。それと、同時にこのグラフで分かることは「接種者も感染拡大源になっている」という事実を認識しましょう。接種者の方が安心して自分が感染源になってはいないと思い込み、余計に周囲へ病原体をまき散らす確率は上がると思われます。

10-7)補足事項

世の中は予防接種の有無を問う場面が多いように思いますが、実際に重要なことは「抗体価の数値」です。毎年接種者全員の抗体検査を全ての予防接種で確認しているかというと、全くしていません。故に、いつ誰の抗体が減弱したり切れているかは分かりません(希釈有効倍率は64倍以上とされている)。このような状況ですから、接種した人が偉くて、していない人が感染源だという前提は最初から存在していません。例えて言うならば、運転免許証の期限を誰も確認しないので、知らぬ内に期限切れになった免許証で車を運転している人が実はたくさん世の中にはいるということと似ています。また、星の数ほどある感染症のごく一部の予防接種をした人が偉いなどという傲りも美しい姿ではありません。

10-8)補足事項

インフルエンザワクチンですが、法律的には65歳未満は原則「任意接種」です。ですから、会社や組織が「接種しなさい」というのは最初からお門違いです。強要したら違法レベルです。言う方は意見に留めておきましょう。また、報道されている事実として「インフルエンザウイルスはめまぐるしく型を変える」という情報があります。A型からB型に変わることではありません。何億年も生き抜いてきた彼らは環境変化に瞬時に適応できるよう、アミノ酸配列を簡単に変える能力を持ち、宿主の抗体攻撃をかわす術を持っています。ということで、抗原・抗体反応は一対一対応だということと、めまぐるしく型を変える相手に予防接種が作れるのか?という原点に立ち返れば、答えは自ずと出るでしょう。

 

 

色々書きまして、これを言うのも何ですが、、、

 

この世の中には偏見しかありません

 

真実は1つも無い

と同時に、

真実は1つしか無い

 

ただ、予防接種を取り巻く偏見は、誤った情報と思い込みで極端に偏っている上に、それを振りかざすことがあたかも正義だと言わんばかりの風潮を生んでいます。この歪んだ世界観を正常化したいと常々思っております。それには皆さん1人1人が正しい知識を持つことだと思います。さあ、認め合う世界へ。「接種してないの?」「してないよ」「へ〜そうなんだ」以上です。

 

さ、ここで書けるエッセンスは以上です。講演会はFullで3時間かかります。全てをここに書き込むことはできません。もう予防接種に関する一般講演はしません。これに関する本も出しません。ですから、あとは自力で頑張って下さい。

 

ともかく、長々とお読み頂きありがとうございます。

お疲れ様でした。

 

爆  笑頑張って下さいね〜音譜

 

ではではラブラブ

 

ご健闘をお祈りいたしますニコニコ

 

*もし個別に相談をしたい場合は、医療機関の受診やWeb相談などをご利用下さい。詳細はホームページの各種ご相談をご参照くださいませおねがい