令和2年になりましたが、もう1月も終わろうとしています。月日が経つのも夢のうち。なんか、メッセージを書きたくなりました。特に若い方へ。

 

何だかんだ言っても新しい時代の幕開けには希望を抱くものです。世の社会を形成している中心の年代は、いつもおっさんです(日本の場合は女性軽視が根強い)。今のおっさん達は戦後の復興で死力を尽くして今の日本を作り上げた団塊の世代と呼ばれる方々と、その後に続く私の年代(50歳代)です:小学校6年生くらいの時にマクドナルド銀座1号店が開店

 

アニメで言うと「巨人の星」「アタックNo.1」が流行し、要するに夕日に向かって走る「ど根性」で育った世代です。血反吐を吐いて自己犠牲をすることを美徳とした世代とも言えるでしょうし、人口が多い世代にて競争が激しく大変な時代とも言えるでしょう。ですから、昭和後期〜平成生まれの方々には団塊の世代とその後の意識に違和感を抱きやすいと思います。これは時代の差と言うほかありません。相互理解が必要ですが、自分を取り巻いた環境の影響が大きいので世代間で分かり合えない事が多いのは仕方のないことです。

 

古文書や石碑にも「最近の若者はなっとらん!」という記述があるようですから、人間は何千年も成長しない生き物なのだという気もします。「最近の若者は・・・」という方は、自分の知らない価値観を理解できないだけです。それに翻弄されないで下さい。惑わされないで下さい。

 

ただ言えることは、世代の違う意見に従う必要は更々ない、ということです。単なる価値観の違いです。気に入ったら参考にして取り入れましょう。人生経験者としての意見に価値があると思えば、ちゃんと聴いて下さい。

 

これは全世代に言えることですが、自分の魂に従って人生の方向性を決めて欲しいと思います。古い考えの方々はあと10年か15年でこの社会から消えていきます。是非、新しい時代を作って下さい:2025年問題は目前ですが

 

でも、

本能の赴くまま好き勝手をしろ ということではありません。

「自分」をちゃんと生きて欲しいのです。我が儘とは違います。変に他人の批判に惑わされないで下さい。もっと自分を信じて大丈夫です。理不尽に批判してくる人は貴方のことを理解していない人です。凝り固まった概念に支配された人です。自分の権威や利益を守りたい人です。

 

それは「親」も含まれます。血縁であるが故に面倒くさいことになりがちですが、DNAは繋がってはいても、魂は別物です。親の意見にも翻弄されないで下さい。親の同意や理解は欲しいですが、不許可(反対)を受け入れる必要性はありません。

 

子が持たねばならないのは自分の人生に対する責任であり(魂の欲求は無限です)、親が持たねばならないのは子への全面応援:サポートです(この世でできる範囲内ですが)。どちらかが欠けたとき、この関係性は崩壊します。

 

 

親は子の支配者ではないし、そうあってはならない。

子は親の奴隷ではないし、そうあってはならない。

 

サッカーチーム(子)とサポーター(親)の関係性に例えれば分かりやすい。サポーター(親)はひたすらチーム(子)を応援をするのみであり、チーム(子)の経営や補強選手(人生)に口を出す必要はない(意見はよい)。選手(子)にやる気がなければサポーター(親)は応援する意味を失う。やる気のない選手(子)に「練習しろ!(勉強しろ!)」という発言に何の意味があろうか。。。チーム(子ら)が潰れたとしても、それはチーム(子ら)の責任であり、サポーター(親)ではない。が、小さな親切、大きなお世話にならぬように親は気をつけよう。

 

できれば親子で同じ方向性を向いて欲しいという願いがあることは分かります。私もそうでした。自分の道を支持して応援してくれた両親に感謝するしかございません。私は運がいいのだと思います。

 

とはいえ、

自分はそうではなくて運が悪いと思わないで下さい。実際にそう生きているお手本を見て下さい。

 

将棋界に新風を吹き込んだ藤井聡太さんはどうですか?

体操界の白井健三さんはどうですか?

スケート界の宇野昌磨さんや紀平梨花さんはどうですか?

ゴルフ界の渋野日向子さんはどうですか?

他にも親子二人三脚で世界に羽ばたく方はたくさんいます

引きこもりからドローン操縦のプロになった方もいます

 

この皆さんに共通している点は、自分が好きなことを屈託なく、し続けた結果であり、親がサポートした(邪魔しない)結果でしょう。彼らは自分のために競技を行っています。日本代表になっても「楽しむ」という言葉をよく耳にします。それを失ったときに自分を見失います。全日本で4連覇した宇野昌磨さんもそんな時があったようですね。

 

ですから、

そのままでいいのです。

最近の若者は、素晴らしい!

 

将来の夢は公務員? 安定を求めることが悪いことではありません。ただ、本当にそれでいいのですか? っていうことなんです。若いからといえ、上空から鉄パイプが落ちてきて即死する26歳男性のように、様々な事故や災害や病気でいつ死ぬか分からないのが人生です。

 

だったら、

やりたいことをやれるだけやって死にませんか? 笑顔でこの世を暮らしませんか? 人にどう思われるかなんて、歩んできた人生からみれば大した問題ではないんですよ。苦しければ誰かに助けを求めればいいんですよ。1人で抱えることはないんですよ。これはワンオペ育児で苦しんでいるママさんにも言いたいことです。

 

いじめってね、弱いから他人をいじめるんです。いじめることで自分の存在価値を見いだすしかない、切羽詰まった可哀想な人なんですよ。まあ、偏見ですし、決して容認はできませんけどね。私も小学校の時にいじめを受けたことがあります。自分の意見を親から完全否定もされました。悲しかったし悔しかった。抗えなかった自分が不甲斐ない。自分は弱い人間で情けない。自分が悪いんだ。そう思ってました。されているときはただただ辛い。

 

でもね、

自分の夢は諦めないで欲しいんです。偏差値重視の受験戦争を勝ち抜いて一流大学に入って一流企業に就職したのに、鬱病うつびょうが3割もいるって、おかしくないですか? 誰かが決めた価値観に従った結果、自分を見失ったから鬱病うつびょうになるしかなかったのではないかなあと思えてなりません。もちろん偏見ですよ。ただ、実際にそんな人がいるのは事実です。

 

スマホアプリで転職を繰り返せば夢が叶う仕事に就けるかというと、そうでもありません。下手をすると「転職を繰り返すこらえ性のない人間像」として履歴を見られがちだからです:ヘッドハンティングを除く。雇う方としたら、どんな人を雇いたいかを考えれば分かるでしょう。

 

ともかく、ピカピカの魂に従って人生を楽しく歩んで欲しいと願うばかりです。

 

何をしたら良いか分からない、人生の方向性に悩んだ場合はもがいて下さい。生きている意味が分からないなら、あれこれやって見いだして下さい。デパ地下の試食です。気になる事を片っ端から見学や体験をして下さい。焼き物体験でろくろを回して土いじりでも、農作業体験でも、気になる楽器を手にしてみるとか、何でもいいので、ふと思ったら体験をして下さい。必ず貴方の琴線に触れることに出会うでしょう。琴線に触れるものがない場合は、まだ出会っていないだけです。もっと、もがきましょう。もっとつまみ食いをしましょう。見つかるまで頑張って下さい。引きこもっていてもネットで探して下さい。

 

そして、自分で否定をしないで下さい。「こんなことはできっこない」「こんな夢を語ったら馬鹿にされる」という意識は自分の人生の芽を自分で摘んでしまいますからね。そういうネガティブなことを言う人は、その経験をしたことが無い人です。または努力不足で失敗した人です。ダメだと思った想像の世界を貴方に押し付けているに過ぎません。

 

それは貴方ではない。

どうか、一歩を踏み出す前に、そんな言葉を気にしないで下さい。どうせ聴くなら、ちゃんとやっている現場の人の話を直に聴いて下さい。成功者から話を聴いて下さい。

 

あ、そうだ、

どのような形でもいいので海外へ行ってみて下さい。「エジプトのピラミッドを見たら人生観が変わった!」という話を聞いたことがありますが、「外国を見たら人生観が変わった!」に過ぎません。変に場所や手段にこだわらないで下さいね。行けば分かります。

 

旅行であろうと、短期留学であろうと、長期留学であろうと、移住であろうと、少しでも異国の文化に触れるだけで人生の視野が一気に広がります。日本との違いを嫌でも体感しますから、行ってみないと分からないですから。

 

日本の良いところと悪いところを知ってしまう、それが見聞を広げ、人生の視野を広げることに繋がります。まあ、良いも悪いもありませんけどね、その経験は深く心の奥底に根を下ろすのです。

 

様々な経験が貴方の人生を結果的には豊かにするのです照れ

新しい時代の幕開けです。

変なおっさん達が道を切り開くので、後の整地はお願いします。