そろそろ緊急事態宣言は解除される方向になりましたが、1ヶ月以上に及ぶ巣ごもり生活で新たなる夫婦の発見ができましたし、新たなる過ごし方も見いだせました。皆さんはどうかな?

 

タイトルからそっち方面を想像して開いた方もいるでしょうか。下ネタではありません。はい。ども。30年ほど前に結婚した時からの我が家の決まり事として、「夫は山へ芝刈りに、妻は川へ洗濯に」というのがありました。まあ、結婚当初はバリバリ脳神経外科医で超不規則で緊急呼び出しもあって不眠不休もあったりして、夫婦としてのバランスとしては良かったのかもしれない。

 

今は普通の病院勤務ではなくなり、講演活動が中心となっていたのでコロナ自粛は覿面に生活へ影響しました。全ての講演会が中止で巣ごもり生活へ。忙しくて今までできなかったことに対して時間を使えるので、ひたすらデスクワーク。暇かと思いきや、Web会議や打合せ、飲み会、勉強会、資料作りでけっこう忙しくなりました。

 

それでも時間はあります。

 

夫婦二人で朝から晩まで同じ屋根の下。当初は意思の疎通が上手く行かずにイラつくこともお互いにありました。ずっと一緒だから気まずくなることは避けたい。でも、感情は動いてしまう。

 

考えました。。。

 

 

そうだ、楽しんじゃおうビックリマーク

 

自分の思いが言葉で伝わらないもどかしさ、生きてきた環境で使ってきた言葉と、使ってこなかった言葉の違いを認識するようになりました。簡単にいうと、関東と関西の夫婦がいるようなものです。言葉が違う。文化が違う。

 

あ、この言葉は通じないのね!?

あ、何にも言葉が入ってこない!?

 

同じだと思い込んでいたんですよ。同じ日本人は同じような学びをして同じ言葉を知っているという、思い込みです。持っている知識も違えば、育ってきた環境も違えば、趣味嗜好で見聞きしてきた言葉が違う。言葉のストックの中身が違うんですね。

 

そりゃあ、分かり合えないよ。

分かり合おうとしない限りね。

 

自分の言葉が入っていない様子が分かると、「あら、今のどこが「?」になってるの?教えて?〜じゃあ、こう説明するね」ということで、この言葉は通じなかったのかと知るのです。当然、この逆もあります。

 

相手はどうして分からないのだむかっむかっむかっ

ではなくて、

自分はどうして分かっているのだひらめき電球ひらめき電球ひらめき電球

という転換へ。

 

こうなりますとね、幼児に絵本を読んであげるような感覚になるのです。

あ〜、よしよし、分からないのね〜 って感じ バカにしている訳ではないですからね

なんかね、イラつきの度合いは激減しました。

キャッチャーがいないのにボールを投げても意味ないし。

 

 

で、兼ねてから思っていたこと、それは料理を作れるようになること。一人の時でもちゃんと一品は作れるようになっておきたい、ということで、先ずはカレーを奥さんに教えてもらうことにしました。

 

何年か前に教わろうとしたら、すっごいたくさん怒られて嫌気が差して二度と包丁を持つもんかと思ったことがありました。今回はイラつかずに教えてもらいました。レシピにはない細かいノウハウがあり、メモメモ。毎週の3回も作れば身につくだろうと思い、同じレシピで挑戦中。生まれてこの方、一品をキッチンで作った経験は皆無でしたので、料理を作る苦労も体験して深みを知るのでした。妻への尊敬度合いがぐいっと増しました。

 

コロナ自粛での巣ごもり生活は最も近いパートナーと分かり合えるチャンスとなったのです。

 

皆さんはどうかな?

 

※ 2nd. Try ! かなり美味しくできました合格