さらに詳しく、東京電力内の発電データを見てみましょう。


一番電気が必要になるのが、真夏の午後、みんながクーラーを使う時間帯。


この夏の最大需要を東電は5755万KWと見積もっています。


東電の資料によれば、東京電力の管内で……


    火力発電所では4,486万KW


そして水力発電所では1,464万KW


が発電可能。(2009年度の発電設備出力。他者受電分含む)

http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:Z_3RjxsAs6cJ:www.tepco.co.jp/nu/torikumi/nuclearlibrary/facilities/facilities01-j.html#header


ということは、2つあわせて5,950KW


ほーらね、夏の電力需要ピークだって、十分まかなえるではありませんか!


(ただしこれは地震で火力発電所が損壊しなかったら、の話ですが)


こうしたデータを東電はホームページに載せていましたが、4月の上旬に削除してしまったそうです。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110417-00000301-alterna-soci


「原発は必要!」と国民に思い込ませたい東電としては、「都合の悪い真実」だからでしょうネ!


ただし、細かい話をすれば、水力発電には「普通の水力発電」と「揚水発電」というものがあり、この揚水発電というのは、原子力発電とセットになっています。


原子力は細かい出力調整ができないので、夜間も発電し続けますが、夜間の電力需要は少ない。

そこで余った電力で水を低いところから高いところへ汲み上げて、それを発電に使うのです。


だから、原発がなくなれば、揚水発電もやめざるを得ないわけで、そうすると、多少は電気が不足する可能性はでてきますネ。


揚水と一般水力を別にしたデータがないのですが、揚水発電のほうが、一般水力よりも出力は高いようです。


でも少しの不足を補う方法はいろいろありますので、また後日ご紹介します。


「原発は必要」だと思い込んでいるオジサンたちに、ぜひ教えてあげてくださいネ!



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