脱原発派の衆議院議員河野太郎氏(自民党所属)によれば、脱原発のためのもっとも強力な方法は、署名集めよりも、デモよりも、国会議員に直接働きかけることだといいます。


しかもメールとか手紙とかはたくさん来るので、効果が弱く、直接電話したり、直接議員事務所に訪ねていくのが一番いいのだとか。


「遠慮することはありません、そのための事務所です」と河野氏はおっしゃいます。


なるほど。たしかに国会議員は、わたしたちが選挙で選んであげたおかげでお給料をもらえているわけで、わたしたち選挙民のために働くのが使命。わたしたちの望みどおりの仕事をするのが筋なわけです。


「それがイヤなら次の選挙には投票しないよ。そうしたらあなたは失業するよ」と、議員を脅して言うことを聞かせる(というと言葉は悪いけど)ことのできる立場にわたちたちはあるわけです。


とはいえ、そんなことはこれまでしたことないし、まず自分の選挙区から選出された議員が誰なのかも知らないという情けなさ。


「そう言われてもねー」「ちょっと勇気いるよねー」などと生徒さんとも話しているうちに時は過ぎ、今朝の新聞には「賠償支援きょうにも決定」とあるではありませんか!


マ、マズイ!


問題だらけの政府の東電賠償支援案を黙って見過ごしてしまっては、賛成したのも同じこと。それでは、エナジーシフターの名がすたる!


慌てて自分の地元選出議員を調べるところから始めました。


まず「衆議院 小選挙区」で検索し、wikipediaから自分の都道府県をクリックし、自分の選挙区を確認。(わたしの場合、品川区なので、東京都第3区)


次に「東京都第3区 衆議院議員」で検索すると、民主党の松原仁氏がその人だということが判明。


「松原仁 オフィシャルサイト」を調べると、「たたかう庶民派」のキャッチフレーズ。事務所は国会事務所と地元の事務所と2ヶ所あることがわかります。


国会会期中だから、いるとしたら国会事務所なのだろうけれど、そうするとますます敷居が高いので、やっぱり地元の事務所に行くことにしました。そうすると、秘書と話して、秘書から意見を伝えてもらうことになります。


となると、話すだけよりは、手紙のようなものがあったほうがいいかな、手紙よりは返事をもらうための「質問状」にしたほうが、プレッシャーがかけやすいかな、と考え、それを作成。


それを持って、地元大井町の事務所を訪ねてみました。

アポなしで、突然押しかけました。


「わたくし安田と申しますが、一選挙民として、松原議員の見解を伺いたいと思い、質問状を持ってまいりました」と言うと、秘書らしき人が対応してくれましたが、わたしが質問状を手に詳しい話を始めようとすると、「お住まいはどちらですか?」と聞きます。

「北品川5丁目です」というと、「では担当のものが後1時間ほどで戻ってまいりますので、もしよろしければお待ちいただけませんか」とのこと。で、1時間ほど時間をつぶして再び来訪。


北品川担当だという秘書の人と座って20~30分ほど話しをしてきました。


「たたかう庶民派」を標榜していらっしゃるのに、この東電救済案は、庶民だけに負担を押し付けるものですよね?などというわたしの話を秘書はとりあえずちゃんと聞いてくれて(時には反論してくることもありましたが)、「この話は必ず松原に伝えます」と言ってくれましたヨ。


聞いただけで終わりにされては困るので、「わたくしはこの質問状の内容をブログで公開しますので、回答をお願いします。回答をいただいた場合にはそれをまたブログに掲載させていただきますし、回答がなかった場合には、なかったことを発表させていただきます」と言って、プレッシャーをかけておきました。


わたしと同じような「陳情」(という言葉を秘書は使っていました)は何件か来ているようで、そうした意見を受け入れながら、議員も行動しているようです。


やっぱり、勇気を出して行ってよかった!


一度行ってしまえば、もうなんてことない! これからは、何かあったら、ガンガン議員事務所に押しかけていこうと思います♪


参考までに、松原議員への質問状全文を次のブログで掲載します。



$エナジー・シフターズ Energy Shifters 自然エネルギーにシフトしよ♪

マクロビオティック料理教室&持続可能な食の学校、ルナ・オーガニック・インスティテュート では、原発勉強会も開催しています。お友達5人以上集まれば、出張いたします♪ お問合せはお気軽にinfo@luna-organic.org