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〒141-0001 東京都品川区北品川5-16-19
TPP(環太平洋パートナーシップ協定)の日本加盟で、わたしが一番懸念しているのは、遺伝子組換え作物の侵入によって、食卓が、農村が、社会が侵されていくことです。
TPPの「例外なき貿易自由化」では、関税を撤廃することが求められるだけでなく、関税以外で外国企業を参入しにくくしている条件、法律などが、すべてこの「非関税障壁」とみなされます。
日本の「遺伝子組換え食品表示」が、この「非関税障壁」とみなされることは間違いないと思います。
アメリカでは遺伝子組換え食品である旨を表示することが法律で禁止されています。
アメリカの消費者は、どの食品に遺伝子組換え原料が使われているのか、知らないまま商品を買うのです。
選択の自由はありません。
本当は一般のアメリカも、遺伝子組換えに漠然とした不安は持っているのです。
でも、どれが遺伝子組換えかわからなければ、選びようがない。
これが、アメリカで遺伝子組換え作物が幅を効かしている理由です。
日本では、原料が遺伝子組換え作物である旨を表示することが法律で義務づけられています。
しかし、その旨の表示があると誰も買いません。
詳しいことはわからなくても、みな漠然と不安を感じているからです。
「遺伝子組換えでない」の表示を見たことはあっても、「遺伝子組換え」という表示を見たことはない、でしょう?
(たまーに「遺伝子組換え不分別」は見かけますが)
でも、日本は遺伝子組換えの大豆やとうもろこしを大量に輸入しているのです。
一体、それはどこに消えるのでしょうか?
一番多いのは飼料。残りの大部分は「油」となるのです。
「油」にはタンパク質が含まれず、組換えDNAも含まれていないため、原料が遺伝子組換えであっても、その旨を表示しなくてもよい、とされています。
そのため、市販のサラダ油などは大半が遺伝子組換え原料なのですが、表示がないため、消費者はそれと知らずに買って食べています。
「表示」がいかに消費を左右するか、これでおわかりいただけるかと思います。
これは紛れもなく、アメリカにとっての重大な「非関税障壁」です。
今、日本では遺伝子組換え作物の商業栽培はされていません。
しかし、それを禁止する法律はないのです。
わずか数県のが自治体が、条例や指針をつくって事前の届け出などを求めているにすぎません。
栽培されないのは、社会の反感が強く、また栽培したところでどうせ売れない(油など表示義務が免れるものを除き)から、というだけなのです。
アメリカの非関税障壁撤廃要求によって、遺伝子組換え表示がなくなってしまったら、日本でもまたたく間に遺伝子組換え作物の商業栽培が始まるのは目に見えています。
遺伝子組換え作物は健康に悪影響をもたらす恐れがあるだけではありません。
●農業の機械化、大規模化を必要とするため、小規模農家の経営を不能にし、多くの農民が土地を失って、都市のスラムで貧民化する。
●単一作物の広大な栽培によって生物多様性を失わせる。
●セットになって使用される除草剤によって野草や、水鳥などを死滅させ、場合によっては周辺住民にも健康被害を与える。
●一旦遺伝子組換え作物の栽培が導入されてしまうと、花粉による交雑が始まり、それを除去することは永遠に不可能になる。
●遺伝子組換え作物によって在来種の畑が汚染されてしまった場合でも、モンサント社(遺伝子組換え種子のトップ企業)は補償したり謝罪したりするどころか、「特許権侵害」によって、その在来種の農家を訴える。
●交雑によって、在来種の農家は自分が植えた覚えもない遺伝子組換え作物を栽培していることにされてしまい、特許料を支払わされる。
●特許契約や「密告」、「守秘義務」などの制度によって、農家は真実を語れなくなり、また、お互い疑心暗鬼になって、農村コミュニティーが破壊される。
●日本の農家はモンサント社の奴隷と化し、自分の栽培したい品種を栽培する自由を失う。
●日本人は自分の食べたい品種の食べものを選ぶという権利「食料主権」を失う。
など、数々の重大な、取り返しのつかない結果を招くでしょう。
モンサント社は日本の、そして世界中の種苗会社の株の買い占めも進めています。
彼らは食料を支配することによって、世界を支配することを狙っているのです。
その野望をかなえる強力な手段が、日本のTPP加盟なのです。
そんなTPPなのに、一体なぜ日本は加盟したがっているのか。
加盟推進論者の言い分とは何なのか。
わたしたちにできることは?
どうか、この勉強会に来て、あなたの疑問を解決してください。
日本は11月にも加盟との噂。今すぐ勉強しないと、時間がありません!
【原発より危険?!TPP(環太平洋経済連携協定)から日本を救おう!勉強会】
◆日時:8月31日(水)18時15分~21時
◆場所:女性就業支援センター第二セミナー室(田町駅三田口徒歩3分)
◆参加費:1200円(資料代含む)
◆プログラム
18時開場、受付開始
18:15~「食から考えるアメリカ大企業のたくらみ」
安田美絵による前座講演です。
何か食べながら聞いても遅刻して来てもOK♪
18:45~「原発より危険!TPPを考える」
安部芳裕氏による講演
20:30~参加者によるグループ・ディスカッション
21:00 閉会
主催:ルナ・オーガニック・インスティテュート
申し込み:info@luna-organic.org
担当:安田
◆講師:安部芳裕氏
作家・社会活動家。
マスメディアが伝えない世界の裏事情に鋭く切り込む著作多数。
主に金融・経済の側面から、世の中の歪みの根本的な原因を解き明かす。
『知らないほうが幸せかもしれない原発大震災の超ヤバイ話』
『日本人が知らない恐るべき真実~マネーがわかれば世界がわかる』
『金融のしくみは全部ロスチャイルドがつくった』等
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