その夏のアトリエの匂いを嗅ぐと、数年前を思い出す。

今日は、自分が通っていた高校に足を運びました。

僕は高校時代、公立高校の演劇部に所属していて、卒業してから5年経つのですが、その時の顧問の先生がまだ健在していて、今だに顔を出しているわけです。

今日は合宿稽古をしていたみたいで、本当は明日の合宿最後にやるゲネプロを見に行く予定だったのですが、どうやら僕が日にちを間違えてしまったみたいで、一つ前の日に行ってしまったのです。なので、バリバリ稽古をしていました(笑)
でも、僕はゲネプロよりも、稽古の方が見たかったのです。

そこには、演劇を始めたばかりの高校一年生、それを引っ張る二年生がいました。
まだ不慣れな部分も多くて、見ていてああってなる時もあるのですが、それがまた風情に感じるのです。自分も始めはこんな感じだったなぁとか、でも、一年生の時はこの子達よりもできてなかったよなぁとか(笑)

しかし、稽古を繰り返していくうちに、さっきよりもよくなった子の演技をみると、なんだかとても嬉しく思うのです。

実は、二年前も合宿にお邪魔していて、その時高校二年生だった子はもう卒業してしまったのですが、その時も色々あったなぁとしみじみ。時代の移り変わりの早さを感じます。

相も変わらず演劇を続けている僕ですが、高校のアトリエに赴くと、原点に戻れるというか、気持ちをリフレッシュできるのです。

アトリエの匂いというのが、また特別で、木材やペンキが混ざった匂いがして、とても懐かしく思うのです。

顧問の先生にはいつも感謝していて、自分の芝居をいつも見にきてくれたり、学校の近くの定食屋でよくご飯をご馳走になったりしています。
顧問の先生がいるからこそ、アトリエに遊びに行けるのですが、公立高校なので、いつまでもいるわけではないのです。しかし、来年はいないだろう来年はいないだろうと思って三年くらい経つのですが(笑)

できることなら、いつまでもいてほしいものです。

はい。

それでは、そんなこんなでまたいつか。

おわり


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