深夜四時過ぎ、刃牙道を読み終えた私は食欲に飢えていた。




猛者共の熱い喧嘩が繰り広げられる様を見て、血が湧き上がったのだろうか、


気づくとレトルトカレーと冷凍ご飯を温めていた。


その日、四度目の食事だった。


普通のレトルトカレーより少し量が多く、1.5倍くらいあった。


カレーとご飯を皿によそう。









ーーー否、それだけでは済まなかった。








そこに、

なんと、

納豆をインした。





カレーライス×納豆。



COCO壱でそんな組み合わせは見たことあるが、今までそんな野蛮な組み合わせを食べようとは思わなかった。



刃牙道を読み終え、血が湧き上がっていたからだろう。


納豆を入れることに迷いはなかった。





ーーー更に!



そこに、マヨネーズもインした。




カレーライス×納豆×マヨネーズ




写真はない。SNSには載せることはできないその様は、それを目の前にし、初めて食べることを躊躇した。





「俺は過ちを犯してしまったのではないだろうか、、、?」


「食いきれなかったらこの処理はどうすれば、、、?」









ーーーだが、なるようになるままよと口に入れた。













ーーー否、
その不安は間違っていたことに気づく。



それは、

なんと、

なんとも、


ああ、


こんなにも、


うん、

素晴らしい、


素晴らしいの一言、







そう、

抜群のコンビネーションだった。





う、美味い。こんなに美味いなんて、、!!


カレーの美味さと、納豆の粘っこさ、そしてマヨネーズのまろやかさ、


ジャンク感丸出しの、

その飯は!

刃牙の興奮が鳴り止まない俺にとって!!

最高の食事だった!!!



スプーンがすすむ。止まらない右腕。止まらない口。止まない興奮。


これだ、これ、これが食べたかったのだ!!



全てを完食し、満足感に浸る。


ああ、いい食事だった。


ありがとう、ありがとう、カレーライス、納豆、そして、マヨネーズ。

全てに感謝し、その日は寝た。






ーーー次の日、お腹が大変なことになったのは、言うまでもない。



おわり