股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座 -2ページ目

股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

骨盤後傾から骨盤をおこし股関節を超なめらかに。体幹と四肢を連動させ動きの質を追及する。運動とは人の重心が移動することである。運動を成立させるべく構造動作理論(Anatomical Activity)に基づくトレーニング方法と身体観察について綴ります。

 ひらめ筋は、どこにある筋肉がご存じですか?
 
ひらめ筋は、ふくらはぎの筋肉です。ふくらはぎの筋肉は、下腿三頭筋といって、腓腹筋とひらめ筋から成る筋肉です。
 
トップアスリートのひらめ筋は活性が高いのです。特に内側のひらめ筋の活性化は一流の証。一般のアスリートは、脛の内側の痛み、シンスプリントや疲労骨折などの故障が多いのですが、これは内側のひらめ筋の活性が低下している場合が多いのです。
 
私は、常々、ひらめ筋の活性化を実感したいと思って山を縦走してきました。それが、この度、久しぶりの山歩きで、内側ヒラメ筋ラインが通ったのです!
 
 
3月は、寒く、天候の悪い日が多かったせいで、今回は一ヶ月ぶりの山歩きでした。ご一緒した、横浜の田阪先生も仕事が忙しかったそうで、運動不足気味、おまけに花粉症と鼻炎のダブルパンチで、鼻づまり。登りが、とにかくキツかったそうなので、休憩を多めにとりました。
 
私はというと、この一ヶ月、股割りトレーニングはしっかりやっていたので、足はとにかく軽くなっていました。下山途中、丸太に腰かけて休憩をしていると、脛の内側にラインが!(これは、私の感覚です)
 
これ、これ、常々、思い憧れていた内側ヒラメ筋です。とはいいましても、うっすらラインが通ったに過ぎず、ひらめ筋の活性が高まったわけではありません。これから、ゆっくり育てていこうと思います。
 
 
下山後は、神馬の湯で汗を流しました。濃尾平野を一望する露天風呂は、最高です。ゆっくり温泉に浸かりながら、内側ヒラメ筋の喜びを噛み締めました。

 

【ナンバ歩行術】

 

 

今回は子供さんの股割りトレーニング方法をご紹介します。

 
 
二人の世界チャンピオンを輩出している、岡山の新極真空手の石原さんから、素晴らしい動画をいただきました。
お疲れ様です。
 
こちらは稽古中の股割りの様子です。
 
道着を着ているため少し見えにくいですが、ベクトルを上げる動作ができています。
 
子供たちには、細かい指導を行い、
 
世界チャンピオンの二人のように、
 
誰もが可能性を持っていることを教えていきたいと思います。

皆さん、よく頑張っていますね。
 
このまま股関節を鍛えて、世界チャンピオンを目指してください。
 
股割りトレーニングの内容ですが、ベクトルを上げて姿勢を保ち、重心を移動させて股関節を切り返します。
 
目的は、股関節の動きを鍛えることです。
 
開脚はストレッチとして一般的ですが、股関節の動きを鍛えるトレーニングにはなりません。
 
ですので、子供の頃に股関節の動きを感じる感覚を身につけることは非常に重要だと思います。
 
指導者である石原さん自身も股割りトレーニングをしっかり行っており、子供たちにとって良い手本となっています。
 
 
◎子供さんの股割りトレーニング方法について説明します。
 
子供さんは、股関節が硬いタイプ、柔らかいタイプ、そして使えるタイプ、3つに分けることができます。
 
重要なのは、お子さんがどのタイプに属しているかを理解することです。
 
股関節が硬いお子さんには、まず重心移動から始める必要があります。
 
股関節が柔らかいお子さんには、足を安定させる力が必要です。
 
股関節を使えるお子さんには、さらに使いこなせるようにすることが必要です。
 
股割りトレーニングを行う際には、開脚ストレッチを避けることが重要です。
 
特に股関節が硬いお子さんや柔らかいお子さんは、股関節を正しく使えていない可能性があるため、股関節の動きを改善することが必要です。そのため、ストレッチの習慣が逆効果になることがあります。
 
股関節が硬いお子さんには、反動を使っても構わないので、後ろの重心から前方へと重心を移動できるように努めましょう。
 
股関節が柔らかいお子さんは、開脚前屈をする際に足が前に倒れないよう、足を安定させる力を養う必要があります。足の筋肉を使えるようにしましょう。
 
股関節を使えるお子さんは、さらに使いこなせるようにするために、完全な骨盤前傾をできるようにし、股関節の細かな動きをトレーニングをされるとよいと思います。
 
股関節が柔らかいタイプと股関節を使えるタイプの違いを理解するのは難しいですね。判断基準の一つとして、開脚前屈で足をキープできるかどうかを見ると良いでしょう。
 
それでは、皆さん、世界チャンピオンを目指して頑張ってください!
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【2024年】股割り20種目

 

 

 

 
 
 

 


 
 
昨日は近所の家屋のトタンがめくれ上がるほどの強風でしたが、今日は穏やかな朝。治療院のインターホンがピンポーン、と鳴って、皆さん、待合室に入ってくるなり、寒かった~、の第一声。季節は春になったけれど、鈴鹿山脈、伊吹山からは、冷たい風が濃尾平野に吹き込み、まだまだ朝は冷え込みます。
 
寒暖差が大きいせいか、調子の悪い方が多いです。定期的に体の調整施術をしていても、痛みがぶり返します。施術をしたときは、痛みが取れて、スッキリするのに
 
どうしてでしょうか?
 
それは、体に負担をかけるような動作をしているからです。運動のため、健康維持促進のため、ウォーキングをしたり、ジムにいっても、体に負担をかけるような動作をしてしまっていては、痛みがぶり返します。
 
私は姿勢、関節の動きなどを徒手検査でチェックするのですが、定期的に体を調整していたとしても、ほとんどの方が、毎回、運動軸を崩して、姿勢、関節の動きを悪くしています。自覚できていなければ、体に負担をかけるような動作をしてしまっていても、自覚できないわけです。
 
これは、仕方がないことなのです。人には利き腕、利き足があるように、体は左右対称ではありせん。1日動けば、体は歪み、偏りをつくります。
 
ですが、子供の頃は、1日遊び回って疲れても、一晩ぐっすり眠れば、翌朝にはスッキリ元気を取り戻せたはずです。これは、寝ている間に偏った体を整える骨休めができていたのです。
 
なぜ、子供の頃はできていた骨休めが、できなくなってしまったのでしょうか。
 
それは、体に歪みや偏りを重ねたことで、使えない筋肉が増えて体を守る働きが低下し、骨休めができなくなってしまった、と考えられます。筋肉の働きは、姿勢保持、体を動かす、基礎代謝を上げる、血液やリンパの循環を促すなど、体を守る重要な働きがあります。
 
使えない筋肉を放置すると、体に負担がかかるばかりか、老化が進行します。体を整える調整施術をしていても、老化の進行を防ぐことはできません。使えなくなってしまった筋肉を出力できる状態にトレーニングすることが必要なのです。
 
とにかく、筋肉が出力できる状態になれば、不調はなくなるし、老化の進行を和らげることができるのです。具体的にどうすればいいのか、というのは、まずは筋肉の起始停止部をそろえる。では、筋肉の起始停止部をそろえるには、どうするか、というと、骨格アライメントをそろえるのです。
 
 
骨格アライメントを整えて、そして
「骨格の土台を安定させる」のです。
 
午前は、来院された方たちと「骨格の土台を安定させる」ため、牧神の蹄を使って、足指の感覚トレーニングを行いました。
 
当院では、体の調整施術と共に、筋肉を出力できる状態にするための筋力トレーニングの指導をしています。筋肉を出力できる状態になるまでには、普段の生活動作で骨格アライメントを維持できるようにしなければなりません。これが難しいといいながら、皆さん頑張っています。