今書いているのは五月に杉並区の座高円寺で上演される新作「天使猫」で、宮沢賢治の作品をモチーフにしたオムニバス風の作品です。初めての連続公演で、昨年三月に上演された、高村光太郎の晩年を描いた作品も上演されます。震災で公演期間が半分ほどになってしまったので、今回の上演を決めました。演出は昨年と同じ鵜山仁さんで、おふぃす300の公演で他の演出家の方にお願いするのは初めてなんです。「天使猫」は私が演出します。両作品とも岩手県花巻が舞台となります。光太郎の詩の世界と賢治の宇宙観が面白く現出されればと思っています。今、筆が止まり、このブログを書いています。  えり