五日のライブの前に少し時間があったので、木下大サーカスを40分だけ拝見しました。
物凄かったです。
子供の頃、山形の公園にも木下サーカスのテントが張られたのですが、お金がなくて観ることができませんでした。
両親も忙しく、遊びに連れて行って貰ったことはありませんでした。
58歳にして初めて「木下サーカス」を観ることができました。
何だか涙が流れるくらい感動しました。
命がけでショーをやる団員の方たちに感激しました。
目の前の空中ブランコ、綱渡り、キリンやシマウマの芸。
隣りで子供のようにいちいち大声を上げる夫には笑ってしまいましたが、
私たちに何ができるだろう?と考えました。
幼い頃から鍛え上げられた、命がけの芸が三千円で観られる。アフリカからやってきた動物たちまで三千円で観られるのです。
子供も大人も大喜び。
私たちが作る演劇でこれ以上のものが見せられるのだろうか?
気持ちを引き締めて、命がけで、心をこめて、新作を作りたいと、
改めて思いました。