久慈から車で15分のところに野田村があります。
震災で村の三分の一の家が流されてしまいました。
毎年夏祭りが開催され、ちょうどその時期に重なりました。
7年前から民謡歌手の伊藤多喜男さんが毎年野田村に招かれ祭りで歌っているそうです。
今日突然、伊藤さんから電話があり、夫と出演者数人で行ってきました。
本当に偶然でした。昨年野田村の仮設住宅にうかがっていたので、今回も時間が取れれば
うかがいたいと思っていました。劇場での仕込みがあり、他のメンバーはうかがえず残念でした。
村長さんは私と同じ歳で、家を流され今は友人宅に住んでいるそうです。
久慈の伊藤多喜男の歌を聴く会の会長さんが迎えに来てくれました。
村の役場の駐車場に仮設の舞台が建てられ
伊藤さんが歌っている様子です。
津軽三味線。尺八、ドラム、電子ピアノ、ギター
素晴らしい演奏でした。
私も伊藤さんに誘われ、飛び入りで「花笠音頭」を歌い、喜ばれました。
青森からねぶたも来ていました。
昨年お会いした方たちからも声をかけていただき嬉しかったです。
年に一度のこの祭りに、各地に嫁いだ娘さんたちも集まっていました。アメリカに住んでいる方も
帰って来たということです。
祭りと重なって芝居に行けずに残念という声も多く聞きました。
チケットを買って下さる方もおられました。
家を建てるめどがたたない方が多くおられるようですが、皆さん、伊藤さんの歌を大いに楽しんでおられました。
これは明日公演する久慈のアンバーホール。
久慈の琥珀や山や川をイメージして黒川紀章さんが
これは島の越駅で案内して下さった渡辺さんの話を聞く
若手の出演者です。
いよいよ明日25日の14時から久慈アンバーホールで
「赤い壁の家」が上演されます。
気を引き締めて頑張ります。