27日は中村勘三郎さんの一周忌の追悼の催しがあり、築地本願寺に行ってまいりました。

境内の特設会場で、友人たちのトーク、12月に公開される勘三郎さんのドキュメンタリー映画の

ダイジェスト版の上映。そして息子さんたちとお孫さんの三人による踊りが披露されました。

役3000人のお客様たちが泣いて、笑いました。

朝方の夢に良く現れて「ああ、なんだ死んでなかった」とその度にホッとして、目が覚めるたびに胸が締め付けられます。まだまだ思い出にしたくない。本当に今すぐにでも会いたいです。


昨年は山形の親友も亡くし、故郷に帰るたびにその存在の大きさを改めて思います。

勘三郎さんも本当に大きな大きな存在でした。

あんなに真剣に怒って、真剣に喧嘩して、大笑いした人はいなかった。

喋っても喋っても喋り足りなかった。


ドキュメンタリー映画を観て「受けたからと言って調子に乗っちゃいけない、調子に乗ったら芸が荒れる」

という言葉や「70歳になったら勘三郎という名前はもう名乗らずに自由なことをやる」との言葉、そして「とにかくお客様に夢を与えるためにやる」などなど凄い言葉たちが胸にずしりと来る。

そして舞台の袖を全力疾走する姿や、松本で舞台復帰した時に廊下に貼られた応援の寄せ書きを見て号泣する表情・・・

みんな涙が止まらなかった。しかし、そんな彼の情熱を死ぬ気で芝居を作り続けてきたその魂を再確認できた映画だった。


悲しんでばかりいる自分が恥ずかしかった。また彼から生きる勇気をいただいた。

頑張らなければ罰が当たる。と思った。


勘三郎さんの会の前に、前から約束していた「ピリカサクソフォンカルテット」の演奏会を

聴きに行きました。

若い女性だけ四人の演奏。クラッシック、現代音楽、映画音楽と様々なジャンルの曲を

面白い編曲で聴かせてくれました。「あかい壁の家」でサックスとバイオリンとピアノの演奏

をしてくれた十倉彩子さんがその中の一人なんです。

この歳になって初めてサックスのカルテットを聴きました。
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これがその四人の演奏者たちです。

美しい方たちです。


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これは一泊人間ドックのホテルの窓から見た風景。

岩手県久慈や石川県かほく市とは本当に違うなあ・・・

と思いつい撮影いたしました。

二週間後結果を聞きに行きます。

講演の仕事でおいしいものをいただきすぎて体重が三キロ増えました。

コレステロール値も高くなり厳重注意を受けたのでした。