熊本県八代市で講演の仕事があり、その帰りに
山鹿市の八千代座を見学してきました。
勘三郎さんが襲名公演で演じた小屋です。
本当に素晴らしい芝居小屋でした。
生きておられるうちに何で観なかったのか?と後悔しきりですが、まさか亡くなるとは思っていなかったので
いつか絶対に観られると思いこんでいたのです。
客席からも観やすく、舞台からも観客との一体感が感じられます。
昔の劇場の設計士って凄いですね。実際に使う方たちと会話しながら作って行ったに違いありません。
舞台写真が劇場の壁に貼られていました。
客席です。
劇場の方たちが勘三郎さんと初めて会った時の話をして下さいました。
あまりに気さくで優しくてとっても驚いたとのことでした。
玉三郎さんが20年間もここで公演をなさっていて貴重な着物などを沢山寄付されて
資料館に飾ってありました。美しい舞台写真や花柳章太郎さんの直筆の色紙など、
そして松井須磨子が八千代座で演じた舞台、尾崎宏次によるその劇評なども展示されていました。
先日歌舞伎座で拝見した玉三郎さんのお軽が物凄く良くて思わず泣いてしまいましたが、
八千代座でなさったの玉三郎さんの思いと行動力も物凄く感激いたしました。
そんな話を勘三郎さんとしたかったです。
大阪のOMS戯曲賞の審査。劇作家協会の新人戯曲賞の審査と続いて戯曲を15本も読み、
友人に頼まれた小説の書評、そしてBSドラマの撮影とが続き、目まいがひどくなってブログを更新
できませんでした。血圧を測ったら上が78と下が50医者に低血圧症と診断され、循環器の専門のお医者さんを紹介して貰ってまた測ったら、自転車に乗っていったためか血圧が正常に戻っていました。
良かったです。
薬を飲んで、目まいも治り、熊本から帰ってきました。
写真を沢山撮ったのでまたアップします。
掃除全然できません。とほほ。