Dombyra-dee-dee〜中央アジアの無駄話とスケートとたまに旅行記〜

Dombyra-dee-dee〜中央アジアの無駄話とスケートとたまに旅行記〜

中央アジアと日本を行き来しているくだらない日常とフィギュアスケートと旅行記など。カザフスタンの話とデニス・テン君の話が多いです。
コロナ禍以降はもっぱら国内旅行の話。最近は自分でも滑るのでその合宿関連多め。

最終日は帰るだけ。前日は酔って何もする気が起きなかったので5時に起きて荷造りする(そうならないように旅先では移動日の前はお酒を控えることが多いのだが、今回は誘惑に負けた)。


この規模の宿でドライヤーはないだろうと思い前日はまくらにタオルしいて寝たのだが、朝になってテーブルにある箱を開けたらまさかのダイソンが入っていた…気付きたかった…。



チェックアウトする時もにゃんが出迎えてくれた。2匹いるのかな?にゃんたち元気でね〜。




せっかく香川まで来たのでギリギリまでうどんを堪能する。駅の近くに朝からやってるチェーン店があった。




丸亀製麺とかと同じオーダーシステム。



高松駅前のバスターミナルから空港行きのバスが出ている。人の多いGWこそ本数出して欲しいのに7時台の3本はないので7:54発のに乗る。バスターミナルで既に満席で、途中の停留所から乗ろうとした人は1本後ろのに乗ってと断られてたが、それも乗れなかったらどうするんだろ?


空港はGW最終日で大混雑。手荷物検査に時間がかかるのアナウンスが何度も流れるのでゆっくりお土産見ることもできず、結局お土産の一部は東京帰ってきてから新橋にあるアンテナショップで買ったのだった。




沢田マンションで迎える朝。トークショーの間に寝ないよう体力を温存したかったのでチェックアウトの10時ギリギリまで部屋で過ごした。また高知に来ることがあれば沢田マンションは常宿にしよう。



トークショーは14:00からなので、少しくらいは高知観光しておこう。前回行かなかった高知城を目指すことにした。薊野駅からだと高知のひとつ先の入明駅からでも行けるのだが、身軽になりたかったのでコインロッカーに荷物を預けるために一度高知駅で降りることにした。



あんぱんまんたちが出迎えてくれる高知駅。5月5日という表示がぴったりだねえ。コインロッカーは運良く最後の1つが空いていて荷物を軽くすることができた。



高知駅からバスで最寄りのバス停まで行って高知城へ。夏日なので公園内の城までの道を登っているだけで体力を消耗してしまう…。公園内にアイスクリンの屋台が出ていたので帰りに食べよう。



GWの高知城は激混みで、天守閣の廻縁に出るのに大行列。天守からの景色をゆっくり楽しむ暇もない。流れ作業のように一周して降りた。屋台のアイスクリンを食べようと思ってたのに行きと道が異なるようで見つけられなかった。


お昼はひろめ市場でいろいろつまみ食いしようかと思っていたが、一歩入ると身動きとれないレベルの混みよう。もちろん市場内のテーブルは全部埋まっているので早々に退散した。



ひろめ市場内にもある有名な明神丸もアーケード街の店舗も大行列だったので諦め、向かい側のちょっと高級そうなお店に入った。



ランチメニューは比較的お手頃価格。カツオのたたき定食をいただいた。これで高知グルメも押さえたぞ。


ひろめ市場などがあるエリアから、今回のトークショーがある高知市市民プラザまでは歩いて20分ほど。地図を見ていたらガイドブックで見たアイスクリンのお店が通り道に高いところにあったので寄ってみた。



アイスクリンとはアイスクリームの前身で牛乳をつかっていない氷菓。寄ってみた1×1=1アイスクリン、昔の駄菓子屋みたいな雰囲気。アイスクリンは好きなフレーバーいくつも重ねられるが、2段で150円と激安。乳成分がないのでさっぱりシャーベットのような味わい。




さらに歩いて会場へ。開場時刻13:00の少し前に着いた。中に入ると質問受付ブースがあり、紙に出演者お二人への質問を書いて抽選箱に入れると舞台で答えてもらえるかもしれないようだ。


コンセントを探して開演ギリギリまで充電休憩して、いざホール内へ。一番前が当たってたので浮かれてたが一番端だった。そして登場された梅原さんは逆サイドだった…それでも会場自体がそんなに大きくないのでしっかり見えたが。初めてお目にかかるほんものの梅原さん、イケメンだったー!そして細い!顔小さい!でもYouTubeとか見てても思うけど素の彼の声って私が推してるキャラクターと全然違うんだよな。そこも声優さんのすごいところだが。なお鳥海さんは私が知ってるキャラクターとほぼ同じ声だったが見た目がチラシと全く別人だった。何年前の写真なんだろ?


トークショーは地元のテレビ局の男性アナウンサーのMCで進んだ。最初にお決まりの高知で何食べましたかーのような話から、よさこいやってみましょう的なコーナーで鳴子持って踊らされる声優さん2人。残りは事前に書いた質問への回答。私のは当たらなかったが同じ質問した人のが読まれてたので答えは聞くことができた。


1時間ほどでトークショーは終了。トークショーだからそんな何時間もないだろと思いつつ、間に合わなかったら心配だから念の為バスの予約を20時台の最終にしていたのだが、これは1本前でも充分すぎるな。発車オーライネットのアプリで変更できるので18時台のバスに振り替えた。




それでも時間が余るので途中にあったよさこい情報交流館などに入ってみる。よさこい、歴史を知らなかったんだけど戦後の復興で徳島の阿波おどりに対抗して作られたのね。



現代のよさこいは鳴子を持ってればリズムは決まってないそうで、ロックやサンバなど様々なバージョンや衣装が存在するらしい。最近は原点回帰で伝統的なよさこい節のチームが増えてきたとか。


鳴子もあったのでさっきの声優さんのように練習してみたり。


それから歩いて高知駅に戻り、まだ1時間くらい時間があったので駅中のカフェで充電休憩。荷物をピックアップしてバスで香川県へ。高松に着いたのは21:00前だった。




朝の飛行機に乗るためだけの滞在なので空港までのバスが出る高松駅に近くて安いところを探したが、その中で部屋の写真がやたらバラエティに富んでて面白そうだったSetouchi Art Triennaleというホテルを予約していた。フロントがバーにもなってるっぽいのだが、なかなかクセが強そうだ…!



部屋もクセが強い…!写真見て面白そうだったからこの部屋にしたが改めて見てもなんなんだこの紫のライトはwなお部屋の鍵は402号室と書いてあったが、401と403の間にあったこの部屋はなぜか入り口には405と書いてあって混乱した。



なお猫ちゃんが2匹います。もうそれだけで良し。



こんな時間だけど香川に来たからにはうどんを食べねば。うどん屋さん朝早いところが多いので遅くまでやってるお店は少なく、調べながら30分くらい探し歩いてやってたところの行列に並んでみた。



職人さんが1人で打って、あとは高校生か?というくらいの若いバイトの子が何人か接客してるところだったが、GWで来客数が爆発してるのかかなりお疲れの様子だった。さぬきうどんにしては値段が高めのお店だったが、あんまりさぬきうどんらしいコシがなかったかなぁ…食べログ見てると逆にコシが強すぎるというコメントもあったのだが。


ちょっと飲み足りない感じだったけど翌日は早いので切り上げて宿に帰った。7:54のバス乗る予定だけど疲れて全ての荷造りを放棄したので5時に目覚ましかけて寝た。









前日ほぼ寝ないまま3時半くらいに目が覚めてしまった。ドミなので同部屋の宿泊客にゴソゴソして迷惑をかけないよう今日出る時の服を着た状態で就寝したので、荷物を持って部屋を出て洗面所で全ての準備を整えた。


5:51発の予讃線に乗るが、少し早めに宿を出てコンビニで買い出し。今日は朝食も昼食も電車移動中に取ることになる。お腹が空くのも嫌だけど、こういう電車に乗り続ける旅はトイレに行く暇がないから食べるのも怖いのよな。


気になることがあったので早めに駅に行くことにした。というのは、今日乗る予土線の電車が「しまんトロッコ」なるものなのだが、昨日ようやく「しまんトロッコってなんぞや」という疑問を持って調べてみたところ、どうやらガチのトロッコみたいなのだ。江川崎〜土佐大正間だけトロッコの指定席に移動して四万十の景色を堪能できるらしい。なので今更ながら指定席を取ろうと思い予約ページに行ってみたものの、検索画面では残席ありになっているのに予約ができなかった。


というわけでみどりの窓口で問い合わせるべく早めに松山駅へ行く。調べていただくと指定席は満席だそうで、ただ普通車両なら誰でも乗れるのでシステム上は空席ありになっているのではということだった。なら仕方ない。ガラス窓越しで楽しもう。


予土線に乗り換える北宇和島駅までは1本。愛媛県をひたすら西に向かう(なお伊予大州で乗り換えるルートだともう1本遅くても良かったのだがなるべく乗り換え減らしたかった)。



日本一美しい駅と言われる下灘駅のひとつ手前、伊予上灘駅で待ち合わせのための長い停車があり、ここでトイレ休憩することができた。



その次の下灘駅に着く前には停車時間が非常に短いので写真撮影のためだけの下車は禁止のアナウンスが入る。7年前はここで写真撮るために次の電車まで待った。駅のホームの先には海しかないような景色が見れる下灘駅だが、今回は車窓から海を眺めただけ。



乗り換えの北宇和島に着いた…ところで、7年前と景色が違うことに気付く。予讃線と予土線、北宇和島〜宇和島間は両方走ってるのだが、7年前は終点の宇和島駅まで行ってから乗り換えたんだな。それでも充分に間に合う。北宇和島で降りてしまうと予土線が来るまで何もない駅で30分近く待たなければならない上に始発駅の宇和島で席が埋まってしまい座れないかもしれない。痛恨のミス!トイレ休憩しようにも紙がなく、本当に何もすることがなかった。


宇和島からやってきた予土線はGWだけあって人は多かったものの、なんとか座ることはできた。路線は時々四万十川を跨ぐので川が車窓の右に出たり左に出たりするが、地図で見ると十川駅では自分が座った側に川があるようだ。これはラッキー。



江川埼駅で指定席券を持っている方はトロッコへ移動していった(写真は下車後に撮影)。ガイドさんもつくみたいで、楽しそうだなあ。これは予土線またおかわりしないとだなあ。



普通車両にもかなりの人数が残った。「はげ駅」というアナウンスに大喜びで駅の看板の撮影に盛り上がる車内。日本は平和だな。



普通車両からでも四万十川の景色は美しい。



そしてやってきた十川のこいのぼり!予備知識なく乗った7年前はうとうとしてるうちに通り過ぎてしまい、気付いた時にはだいぶ遠かったのだが、今回はいっぱい写真撮れたー!!



四万十川名物の沈下橋もときどき現れる。7年前は中村からサイクリングで沈下橋3つ見に行ったが、そこ以外にもいっぱいあるんだな。


土佐大正駅でトロッコ組が普通車両に戻ってきた。終点の窪川で土讃線に乗り換え。そこから2時間乗り換えなしで高知まで1本。さすがに寝不足すぎてほぼ睡眠時間だった。


切符は松山駅で北宇和島まで買って、北宇和島で乗り換えた時に高知駅まで精算してもらったが、そういえば今回の宿である沢田マンションはそこから1駅先の薊野だった。高知駅で下車せず、薊野で運転士さんに精算してもらって下車。



薊野駅から10-15分くらい歩いたところにありました、沢田マンション!現在の管理人は建設者のお子さん夫婦なのかな、とても感じの良い女性が出迎えてくれた。



お部屋。1泊4000円。奥に小さいけどバストイレも別である。入居者者募集のチラシ見たら家賃は37000円くらいだった。



マンション内の見学は18:00くらいまでOKとのことなので部屋に荷物を置いて散策に行ってみる。居住区のある階は撮影禁止らしいが、屋上に行くまでの道も構造が意味不明で…当てずっぽうで上っていったらその階段は屋上には繋がってなかったり、自分の部屋に帰るのも迷ってしまう。なおこの中庭みたいになってる階に管理人さんご夫婦の住居がある。



管理人さんのお住まいがある階のお庭には動物たちがいっぱい。ブタにチンチラにうさぎにカメににわとりに…



さらにその上に屋上があるのだが、謎のクレーンもあり。右に出ているのは荷物の運搬用の手作りエレベーターである。




沢田マンション、日本最大の違法建築物とか言われてるのでアウトローな人たちが住んでるのかと勝手なイメージを持っていたが、居住区はネイルサロンやピアノ教室、個人事務所なども入っていたし、1階では個展が開かれてたりと地域のコミュニティスペースとして機能してることがわかった。普段の日であれば管理人ご夫婦が運営してるカフェも開いている。1泊じゃ足りないな。1ヶ月くらい住んで馴染んでみたかった。


高知の中心部まで行く気力はないので夕飯は部屋で。キッチンにホットプレートがあったので近くのスーパーでお肉買ってきて一人焼肉パーティーした。






コロナ禍をきっかけに中学生以来の二次元オタクに戻った私、同じくそれ以来の推し声優ができた。


梅原裕一郎さん。


この1年でドハマリした乙女ゲームの推しキャラの声がこの方で、そもそもそのキャラクターに興味を持った決め手が「声」だったので、どんな方なんだろうと調べてみたらまあ、なんで俳優にならなかったんだというレベルのイケメンだった。


20ン年前と違って好きな声優さんが出てるから作品を見る、という時間は取れないが、個人的な好みで見てるアニメ作品にも全てこの方が出演している(というか、最近の二次元作品、特に男性声優はどの作品もほぼ同じキャストが名を連ねてて、一部の超売れっ子にしか仕事が来ないんだなというのが伺える)。


で、一回生でお姿見てみたいなーとか思っていたところ朗読劇のチケットが取れたのだが、その前の週にこんなものがあるという告知が流れてきた。




オタクになっても旅人であることは変わらないので推し活の目的地が遠い方がやる気が出てしまう。行きたい!チケットも安いし!


ちなみにこのトークショーに出演されるもう一人の声優さん、鳥海浩輔さんも同じゲーム内でキャラクターの声を担当されているので私的にめちゃめちゃ美味しいメンバーである。


そして高知は7年前のGWに愛媛・高知を旅したときに四万十川の景色に魅せられてしまい、ぜひ再訪したかったところでもある。


そして無事にチケットが当たってしまい、ひとりの声優のために高知に行くことが決まったのだ。


いつものことだが移動手段と宿はなるべく安く抑えたいので、色々検討した結果高知へは直接入らず愛媛in、高松outというコースにした。7年前の旅で愛媛〜高知をローカル線で移動した時の景色が印象的で、今回も同じコースを辿る。


7年前、何の予備知識もなく乗った予土線の景色があまりにも美しく、またうとうとしていたら目の前に現れた十川のこいのぼりの大群をもう一度見たかった。当初、今回は十川で途中下車してこいのぼりをじっくり堪能することも考えていたが、それだと次の電車まで2時間待たないとならず、その先の接続も悪くなる。


そんな中、高知の見どころをリサーチしている時にそういえば次高知に行くことがあれば訪れたいと思っていた「沢田マンション」の存在を思い出した。調べてみるとどうやら泊まれるらしいという話が出てくるので、出発まで1週間切ったタイミングだったがオーナーに電話してみると空きがあった!元々予約していた高地市内のホテルはキャンセルし、沢田マンションの居住区見学可能時間に到着できるよう予土線の途中下車はやめてノンストップで愛媛〜高知を駆け抜けることにした。だったら松山→高知のバスの方が安いし速いんだけど、ローカル線の景色は見たいのでわざわざ電車移動する。


5月3日。出発日。経費削減のため遅めの便にしているのでこの日は松山に着くだけ。



今回は愛媛県内はどこも回らないが、できれば到着日のうちに宇和島鯛めしだけは食べておきたい。空港にある店舗は19:00ラストオーダーで飛行機の便は18:55着。無理だな。早めに街中に移動して遅くまでやってる店を探そう。大街道から松山城のロープウェイ乗り場に続く道沿いに何店舗かあるが、ラストオーダー20:30の所が多いのでこれもギリギリだな…とか思っていたが飛行機が遅れた。これはもうダメかもしれない。




松山空港に着いたのは19:05頃。思ったよりは早いが空港内の店舗のラストオーダーにはやはり間に合わなかった。


バスですぐに駅まで移動し、予約していた近くの宿に荷物だけ置いて繁華街へ。路面電車の大街道駅すぐ近くにあるかどやというお店が22:00までやっているが、電話してみるとかなり混んでいて並んで待つ必要があるという。向かってみると地下にある店舗入り口から階段沿い、そして外まで大行列。一応店頭に名前だけ書きに行ったが、ラストオーダーの21:30までに入れなかった場合は切り捨てられるようだ。これはたぶん無理だな、他を探そう。


ロープウェイ乗り場までの道を進んでもう一店舗見つけたが、そこも行列。更に奥にその店舗、鯛めしもとやまの本店があり、ラストオーダーは20:30になっているがギリギリ入れそうな人数だった。よしここに賭けて待ってみよう。




もとやまの店舗前にはガチのポンジューススタンドがあったので飲みながら待つ。





結果、20:30は過ぎたが並んでる人は入れてくれるようで、無事に宇和島鯛めしにありつくことができたのだった。ああ、7年越しの味。美味しい。これで今回の愛媛の目的は果たせた。



到着は遅いし次の日は始発だし、宿の滞在時間は限られるので寝れれば良いということでドミ使用。しかし翌日遅れられないという緊張感か全く寝付けない上に4時にかけた目覚ましよりも早く起きてしまい、翌日は1時間しか寝ずに8時間の電車移動をすることになってしまった。










土方歳三の遺髪があるという話がXのTLで流れてきた。そのきっかけとなったTV放送は見ていなかったのだけど、保管元の佐藤彦五郎資料館が期間限定で公開すると公表していたため、行ってみることにした。




8:30から整理券配布ということだったので、5時に起きて7時前の電車に乗る。新選組のふるさととして知られる東京都日野市。学生時代に高幡不動に住んでた友人がいたので何度か訪れてはいるが、JRの日野駅側には行ったことがない。丸の内線沿いのうちからだと荻窪まで出れば1本で行けるので、気軽な日帰り小旅行としてもちょうど良かった。駅に着くといきなり土方さんがお出迎えしてくれる。




駅から資料館までは徒歩10分ほど。駅から足早に向かっていく人々を見て焦りを感じる。8時前に資料館に到着すると大行列かと思いきや人はまばら。どうやら住宅街にあるため近所迷惑にならないよう、配布を早めたとのこと。



だんだら羽織を着たスタッフさんから無事に整理券をゲット。さて、これから2時間の空白ができたので駅方面に戻るか。




駅から資料館への道は水路が通っていて素敵な景色。



時間があるので宝泉寺にある井上源三郎のお墓に手を合わせに行ってきた。井上源三郎は私の中では今でも大河ドラマの小林隆さんの人の良い笑顔が浮かぶなあ。



駅前のフレッシュネスバーガーで朝食休憩して(それ位しか開いてるところがないので資料館周辺で見かけた方みんないた)、時間になったので再び資料館に戻る。


佐藤彦五郎は日野宿に天然理心流の道場を開いた人物で、土方歳三の親戚にあたる。その子孫が資料館を運営していて、この度ずっと保管していた土方の遺髪を公開したようだ。中は撮影禁止だったが、新選組の隊員が佐藤にあてた手紙や様々な資料が展示されている。中に20何ほど前に新選組隊員の子孫が集まった写真があった。子どもを持たずに亡くなった隊士も多いので直系ではないけど、土方も沖田も子孫が残ってるんだな…遺髪も見て、なんだかドラマや映画や漫画の中の登場人物のようなイメージだった新選組が実在したということをようやく実感できたというか。


中では佐藤家現当社のお孫さんの解説も聞くことができた。こういう家に生まれるとその歴史を守っていくことが使命でもあるのだなと感じた。私は明治生まれの曽祖父の代までしか知らないからな…(私が生まれた時には既に亡くなってたが、祖父母の家に写真と戸籍謄本があった)。私は自分の150年前の祖先のことがもうわからないけど、彼らは見えてる世界が違うんだろなと。




資料館の後は、その佐藤家が営んでいた日野宿本陣に移動。前に行った諏訪と違って日野は宿場町と言っても当時の面影はここと数軒しか残っていない。



ここでもボランティアの方の解説があった。襖の上にある鍵隠しのデザインがそこに寝泊まりする相手によって意味を持つよう異なってたり、この部屋で土方が昼寝していたなどのエピソードも残っている。




日野宿本陣跡の向かいに観光案内所がある。そこでお土産に土方歳三うどんを買った。ポストカードつきセット。土方、やっぱかっこいいよなぁ…。




日野宿本陣で日野のそばのエピソードを見たのでお昼は蕎麦にしようと思ったが、佐藤彦五郎資料館の近くにあるお蕎麦屋さんは大行列だったので諦めて、そのまま約15分歩いて新選組のふるさと歴史館に移動した。日野宿本陣とセット券が販売されている。日野には他に井上源三郎資料館、土方歳三資料館もあるがいずれもこの日は非公開。本当は40分ほど散歩して高幡不動まで行こうと思っていたが、日差しが強くて頭が痛くなってしまったため断念した。



駅の反対側にある別の蕎麦屋でかなり遅めの昼休憩して帰路についた。たまに知らない土地にふらっと来るのは楽しいし、京都、会津、函館、日野と新選組ゆかりの他もだいぶ回った感ある。実は出身地の隣の市である流山のゆかりの地はまだ行ったことがないので、そのうち行かないとな。