「あ…!リヨンさーん!」
「チャンミンくん。おはよ。」
長い髪が肩で揺れて、今日も綺麗なリヨンさん。
最初話がしたかったのは、レポートに使った資料を知りたかったからなんだけど…話せば話すほど、深い知識に、細かい洞察力に、…それは本当に尊敬しちゃうほどで。
サバサバしているのに、凛とした美しさもあって、──こんな姉がいたらいいのに、って…僕にとってそれほどの人。
「良かったぁ。探してたんです。」
「……あ、あの。今日のランチなんですけど……。」
「……用事できた?」
クリッとした瞳で僕を見上げる。
「え…っと。…ユノ、も来ちゃうけど…いいですか?」
「……え?」
ピクッて身体が震えて。
リヨンさん?
「あ、あの…すみません。ユノって、言い出したらきかない、っていうか。良かったらリヨンさんも誰か友達を連れてきてください。……嫌ですよね。むさ苦しい男の中に女の人がひとりって。」
「え?…やっ、そんな事…ないけど。…でも、友達ひとり、連れてっていいかな?」
「はい!…よかったぁ。…ただ、ユノが来ちゃうと話がね。あの人、…お喋りだからさ。」
「だから内緒にしてたんですけど、この前見つかっちゃって…もう、連れてけ、ってウルサくて。」
リヨンさんが不思議そうな顔をして僕を覗き込む。
「……ねぇ。ユノさんとチャンミンくんって、…そんなに仲がいいの?」
「え?////えっ?/////…そんなことは。」
ユノのこと、褒めたわけでもないのに、そんな事言われちゃって、真っ赤になって俯いた僕に…ふふっ、て笑って、じゃあ、後からね。って歩き出したリヨンさん。
───「チャンミナ。…おまえ、奥ね。ほら、先行けよ。」
窓際の6人席で一番後ろを歩いていた僕をグイッと引っ張って先に座らせる。
その横にユノ。
ほら、ドンへ、座れよ、って目で合図。
向かいにリヨンさんと友達のスヒさん。
……ホント、…後から参加したくせにすぐ仕切るんだから。
「…ちょっ…ユノ。ツメすぎ。…狭い、ってか、近い!」
グイッとユノを押しやると悪びれもせず、はいはい、…なんて言って動く気配ないし。
僕もつい癖で、いつものように割り箸を人数分取ってみんなに配り、パチンと割ってユノの方へ差し出した。
ユノにとってはいつもの事で普通に
「…ああ。」って受け取って…その向こうにポカンと口を開けたドンへさん。
僕は今日の講義で疑問に思ったことを、どうしてもリヨンさんに聞いてほしくて一生懸命話すんだけど。
ユノが行儀悪く片肘をつき、身体を思いっきりこちらに向けて。
傾けた顔で僕を覗きこむように、うんうんと頷きながら聞いていて。
「…………ユノ?分かんないでしょ?…話しにくいからさ、…ドンへさんと喋っててくださいよ。」って言ってみるけど。
「…ん?…俺の訳分かんない話してるチャンミナが見たいんだけど?」
「……!!!////////////。」
─────だからぁー!!
まるで時と場所を考えないユノに苛つくのに…僕の真っ赤になった耳を見て満足そうに微笑むユノが憎らしい。
ほら?…他の3人が固まってるようにみえるのは僕だけ?
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Mカ1位 おめでとう!!!
幸せそうなユノとチャンミンに。
こんなに幸せもらっていいのかな?
whiteの歌詞にもあったけど、幸せすぎて怖い、とはこの事なのか?って思うほど。
楽屋のインタビューも笑ったよね。
チャンミンのおかず、ユノに食べられちゃうんだ。
…逆だと思った。
素敵なサランへ♡
ずっと、ずっと。