「誰か」にならなくていい。
「何か」にならなくていい。
「●屋さん」にならなくていい。
ただ「あなた」が「あなた」を売りにしたらいい。
あなたという仕事でいい。
あなたという生き方でいい。
でも、これには、一個見落としがちな罠がある。
「誰か」や「何か」という、
役割を得ることに、
人は安心するのだ。
帰属意識が働くから。
誰かと一緒だから。
お給料が毎月同じだけもらえるから。
その、安心感に、飽きた時にこそ、
人は「役職」ではない
「自分」を生きたいと思い始める。
で。
実際に自分を生きてみたら、
結構、「自分を生きて」いたって、
安心感は得られるんだってことに気づいたりする。
ただ、初めから自由だったら、
人は本当の意味で自由の意味がわからない。
ただ、初めから、自由を生きていたら、
人は帰属意識がわからない。
だから、自由を「実感」するために、
人は「不自由を経験」するのだ。
今ある安心に、物足りなくなった人から、
次のステップに行けばいい。
無理やり、行きたくもないのに、
次のステップに進まなくてもいいんです。
そこを間違えて、
無理やりがんばって
流行りに乗ろうとすると、
余計しんどくなるんです。
そこはそこで、感じることがあるから、
あなたはそこにいるんだもの。
今、その場所にいるあなた自身を、
否定しないでいいですよ。