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鳩山元総理の車を“取り囲み” 右翼団体・草莽崛起の会
10月4日、
鳩山元首相は明治大学で行われたシンポジウム「日中友愛外交の道を探る」にゲストとして出席していた。会場周辺では複数の右翼団体の街宣活動が確認されている。午後5時ごろ、東京都千代田区神田小川町の交差点で、
草莽崛起(そうもうくっき)の会はシンポ終了後、会場を出た鳩山元首相の車を追いかけて取り囲んだとされる。鳩山元首相の運転手が被害届を出した。
12月3日、
警視庁公安部は右翼団体「草莽崛起の会」の東京都内などにある関係先数カ所を威力業務妨害容疑で捜索した。妨害に使われたとされる街宣車数台を押収し、事件に関わった構成員の特定を進める。
草莽崛起の会は3月にも、経済産業省の敷地内にテントを設置して脱原発を訴えている市民グループを脅したとして、15人が暴力行為法違反容疑で書類送検されている。
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「草莽崛起(そうもうくっき)」という言葉をご存知でしょうか?
2010年2月2日に
田母神俊雄、水島総らが中心となって結成されたのが、
「頑張れ日本 全国行動委員会」
結成集会の会場の門に「草莽崛起」と書かれた旗が立てられています。
「草莽崛起(そうもうくっき)」とは、
「頑張れ日本 全国行動委員会」のスローガンなんですね。
“在野の人よ、立ち上がれ”という意味で、
元々は、長州藩の思想家・吉田松陰が、
組織の中で機能するよう、
"人" を "人材" に変えんと、
長州藩の志士達を煽動した言葉です。
25歳の松陰は、江戸幕府に開国交渉していたペリーの軍艦に
密かに乗り込み密航(留学?)を試みますが、この行為は国禁です。
松陰は、密航に失敗し、死罪は免れたものの藩に幽閉され、
獄中で『幽囚録』記しました。
そこには、松陰の恐るべき侵略の妄想が綴られています。
「(現代語・概略)いま急いで軍備を固め、軍艦や大砲をほぼ備えたならば、
蝦夷の地を開墾して諸大名を封じ、隙に乗じてはカムチャツカ、
オホーツクを奪い取り、琉球をも諭して内地の諸侯同様に参勤させ、
会同させなければならない。
また、朝鮮をうながして昔同様に貢納させ、
北は満州の地を裂き取り、南は台湾・ルソンの諸島をわが手に収め、
漸次進取の勢いを示すべきである」
その後、日本は太平洋戦争にいたるまで、松陰の妄想の通りに
侵略膨張し、やがて無惨な破滅の道を辿るのです。
IWJの岩上安身さんによる
ジャーナリスト・軍事評論家の前田哲男氏へのインタビューでは、
吉田松陰の侵略思想にかぶれる安倍について、
次のように語られていました。
◆安倍総理に至る侵略イデオロギーの系譜◆
岩上「一昨日(10月2日)、消費税増税を発表する総理会見で、安倍総理は吉田松陰の名前をわざわざ持ちだして、高い評価を与えました。幕末維新期の最大のイデオローグである吉田松陰を評価するということは、尊皇攘夷のイデオロギー、戦前の明治国家、大日本帝国という国のあり方を評価するということです。
吉田松陰は、侵略イデオロギーを維新の志士たちに鼓吹した人物でもあります。会沢正志斎のような水戸学派が広めていた国体思想を学び、長州藩の志士達に吹き込んでいきました。安倍総理が吉田松陰を持ち出すことは、韓国にしてみれば非常に好戦的姿勢に見えるのではないでしょうか」
前田「幕末以降、日本には2つの対外進出の考え方がありました。北進論(大陸国防策)と南進論(海洋発展策)です。前者が、吉田松陰から桂太郎、田中義一に至る、長州閥の旧陸軍に引き継がれていきます。後者が、海援隊の坂本龍馬にはじまり、薩摩閥の山本権兵衛など、旧海軍の系譜ということになります」
岩上「長州出身の伊藤博文は、韓国併合に深く関わっています。山県有朋しかり、です。現在の日本の歴史認識において、満州事変以降の日本史については、あれは行き過ぎだったと反省するものの、それ以降の日清・日露戦争に勝利をおさめた時代については、『栄光の明治』などと胸を張り、批判的に省みられることはほとんどありません。肯定されます。しかし、実際には朝鮮半島が戦場となり、韓国を併合しました。それを忘れている限り、日本と韓国・北朝鮮との歴史認識の溝は埋まりません」
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「頑張れ日本 全国行動委員会」の結成集会
①~④の動画、狂人たちの弁論の全編など聞くに耐えませんが、
確認のため、どうぞ、安倍の基調講演を聞いてみてください。
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2010年(平成22年)2月2日
①「頑張れ日本 全国行動委員会」結成集会
15:17~ 安倍晋三の基調講演
安倍「私たちは、国家という概念が欠落した人物を
総理大臣に選んでしまいました。
そして、強欲で傲慢で、
そして国を売ることも、へっちゃらな人物が
与党の幹事長になってしまったわけであります。」
いったい、誰のことを言っているのでしょう?
図らずも、そのまま自分のことを正確に表現しているかのようで皮肉です。
安倍「あの本会議で、鳩山さんは、"命を守りたい"と言っていましたね。
医者じゃないんですから。
総理大臣なんですから、 "国を守るんです"よ、
総理大臣の仕事は! 皆さんそうじゃないですか!」
そうでしょうとも。安倍は、国民の命など気にしちゃいません。
They Don't Care About Us!!
中国に接近する政治家は尽く潰されてきましたが、
米・戦争屋の傀儡・安倍は、明仁天皇が習近平と会見したことに
激怒しています。
前年(2008年)に日本を公式訪問した胡錦涛主席の天皇への
あいさつと祝福を伝えた習近平副主席に対し、
明仁天皇は、胡錦涛主席の日本訪問は大きな成功を収めたとし、
習近平副主席の日本訪問で日中の友好関係が一層強まるだろうと述べました。
②
③
④
【参加していた国会議員】(注)党名無記載の場合は自民党)
安倍晋三(内閣総理大臣)
平沼赳夫(次世代の党党首)
下村博文(文部科学大臣)
高市早苗(総務大臣)
山谷えり子(国家公安委員会委員長、内閣府特命担当大臣(防災担当))
衛藤晟一(内閣総理大臣補佐官)
西田昌司(自民党副幹事長)
稲田朋美(自由民主党政務調査会長)
大江康弘(2010年4月~12月 幸福実現党)
城内実(外務副大臣)
中山成彬(次世代の党・落選)
西村眞悟(次世代の党・落選)
赤池誠章(文部科学大臣政務官)
萩生田光一(自由民主党副幹事長・総裁特別補佐)
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集団的自衛権の行使を可能にする法案を成立させるための
ショックドクトリンとして用いられた、
「IS日本人人質事件」の湯川さんを誑かして、
武器を所持させ、シリアに送り込んだのは、
まさに、「頑張れ日本 全国行動委員会」に連なる人物たちです。
【湯川氏を取り囲んだ要人たち】
湯川氏と交友関係があったことが表面化している要人とは
田母神俊雄 元防衛省航空幕僚 元空将
西田昌司 自民党の参議院議員
菅義偉 自民党の衆議院議員 官房長官
水島総 チャンネル桜代表
木本信男 元県会議員・自民党
木本信太郎 県会議員・自民党
国安正昭 元外務省官僚
▼湯川氏の経営する「PMC JAPAN」
湯川氏のの民間軍事会社「PMC JAPAN」の「顧問」は以下二人の元官僚と政治家であった。
・国安正昭
(元外務省官僚。現在は放射能影響研究所の評議員でもある。)
・木本信男
(元茨城県会議員・自民党 自民党の水戸支部事務局長も務めた。)
▼湯川氏が立ち上げた「アジア維新の会」
「アジア維新の会」の茨城県事務所の担当者名は「きもと」
木本信男氏の息子で二世議員の木本信太郎氏の事務所と、
湯川氏が立ち上げた「アジア維新の会」のシリア支援募金の住所が同じ
▼「日本戦略研究フォーラム」
国に政策提言などを行うシンクタンク「日本戦略研究フォーラム」において、
国安正昭氏と田母神俊雄氏は同時期に評議員を務めている。
現在の「日本戦略研究フォーラム」も、安倍総理に近い「集団的自衛権の行使容認」の中心人物が、顧問や理事として顔を揃えている。
▼「頑張れ日本! 全国行動委員会」
田母神氏が会長を務め、
チャンネル桜代表である水島氏が幹事長を務めている。
「頑張れ日本! 全国行動委員会」の茨城県本部の代表が木本信男。
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政府の邦人殺害、テロ事件の対応に関する検証委員会 とやらの
検証報告書には、色々なウソが記されています――
○ 12月3日、政府は後藤氏夫人宛てに犯行グループから
接触があったことを把握した。
○ 湯川氏については、8月16日に同氏がシリアにおいて
何者かに拘束されたのではないかとの情報がもたらされるまで、
同氏がシリアに渡航していたとの事実を政府としては把握していなかった。
――とありますが、
これは、ウソです。
衆議院総選挙の直前(告示日12/2、投票日12/14)に事件が発覚すれば、
選挙に影響することを恐れて、夫人に口止めしたのです。
また、菅官房長官は、湯川さんが銃器を所持して紛争地に
渡航しようとしていたことを記したアメブロの
アメンバーだったのですから。
常岡浩介氏の暴露文や、
動画などでは、
『警視庁公安部』が、いかに常岡浩介氏、中田考氏による
人質救出を妨害したかが解ります。
冒頭の鳩山さんを脅した、右翼団体・「草莽崛起の会」の
捜査をしているのは、『警視庁公安部』です。
おそらく、お仲間ですから、野放しでしょう。