時間は日に日に減っていく | エキスパートアイズのブログ

時間は日に日に減っていく

1ヶ月以上放置していたかと思えば、毎日書いてみたり。これじゃ、情緒不安定だと言われるわけだ。

昨日は、つまらないバカどものせいで自分のやりたいことも出来ず、せっかくの能力を発揮しないのは、時間の無駄だと書きました。
本当にそう思う。

ただでさえ自分に与えられた時間は、刻一刻と減少しているのです。
やりたいことだけやっていても、時間は足りないくらい。

自慢じゃないが、私はかなり器用で、ある程度までは何でもできてしまう。
できるもんだから、興味の対象が多すぎて困るのです。

音楽は聴くのも演奏するのも好き
絵画も鑑賞も自分で描くのも好き
スポーツはテニスもスキーもできる、苦手なのは床運動ぐらい
洋裁も得意
料理は好きじゃないが作ると上手い
日曜大工もやってしまう
読書が好き
映画も好き(伝記モノ、政治経済モノ、ドキュメンタリーなんかが特に好き)
勉強は語学なら喜んでやる、他も必要に応じてやる
旅行が好き
車が好き
あとは…

とにかく、好きな事が多すぎて、どれもそれなりにこなしてしまうから、どれかに絞り込めないのです。
絞り込めないから、どれも専門性に欠けて、残念ながら、ただの器用貧乏。

この歳になってわかったが、一芸に秀でている人は羨ましいな、と。
何でもできるより、何かひとつだけに絞れる方が、目標を立てやすく、その道のプロを目指して努力も集中させやすい。
何でもできると、努力する時間と労力が分散されてしまうから、全部やろうとすると時間がぜんぜん足りないのです。

若い頃、20歳そこそこの頃は、努力すれば自分は何でもできる、やり遂げられると思っていた。時間はいくらでもあると思っていたから。それで、ちょっとずつ手を付けては飽きてやめたり、まだいいやと先延ばしにしたりでした。
ところが、40歳を越え、人生を折り返すと、急にタイムリミットが気になり出し、何も極めていなかった自分に焦り始めたのです。しかし、今さら遅い。器用にできるからと、あれもこれも全部やろうとすると、絶対に時間が足りない事に気づいてしまった。こうなると、仕方ないから、いくつかを諦めて、いくつかに絞り込むしかない。残念だけど、諦めなければいけない状況に陥ってしまった。
まだ、何も極めていないのに…

他人のせいにするわけではないが、子供の頃から何でもできて優秀だったから、親が過大な期待を持ってしまったのでしょうね。何でもできるから、とにかくどんな分野にも手を拡げてみよう、って。結局、親が欲張っていた。
これが例えば、音楽はすごくできるのに勉強はイマイチだとか、スポーツは抜群なのに他はさっぱりだとかだと、親も子供を導きやすい。欲張らずに、音楽なら音楽、スポーツならスポーツだけを伸ばしてあげればいいのだから。
そしてそんな子供が一芸をどんどん伸ばした結果、立派なプロになっているのです。
かたや何でもできる神童は何にも専門性のない平凡な大人になり、かたや勉強は出来なかったがスポーツや音楽など一芸に秀でた子供はプロ選手になったり有名な演奏家になって世界に羽ばたいている。
子供の頃は自分の方が優秀でいつも先生に褒められていただけに、まさかの展開です。悲しくなりますよ。
そして、残された時間はわずかしかなく、無念のまま中途半端に人生を終えなければならない。
こんな事なら、あれもこれも手を出さずに、何かに絞り込んでおけば良かった。
何で、もっと早くに教えてくれなかったのか。何で誰も教えてくれなかったのか!
偏差値の高い高校、大学に入ることだけが価値あることだという、歪んだ教育方針と価値観のせいですね。

そういうわけで、今さら何かを極めて専門家になるのは難しいので、せめて好きな事をもっと深く自分が納得いくところまで追求したい。
そのためには、今さらだが、興味の対象を絞り込んで、諦めるものはこの際きっぱり諦める。
そして、厳選した対象に大事な時間を費やす、人生に残された時間を費やすのです。

40歳を過ぎた人の残された時間は日に日に減っていきます。目に見えて減っていきます。
だから、田舎のアホどものせいで自分を抑えて我慢しているヒマはどこにもないのです。
バカどもに関わっているヒマはないのです。