久しぶりに、他人の文章で 「おっ」 と感心する記事を見つけた。
ここでもその内容を一部引用して私なりの記事を書くが、元ネタ記事も素晴らしいので、お時間のある方は是非上記タイトルのリンク先を読んでくださるといい。
タイトルからして、付け方がうまい。
「おっ、どんなことを言っているんだろう」 と興味が思わず湧きますよね。
まず、宗教家 (スピリチュアルにも通じる) の特徴とは何でしょう。
そしてその対極に位置する、ホリエモンのような実業畑の人で、かつ実績も出している人の特徴は何でしょう? 先の記事の筆者は、そこを解き明かしている。
【宗教家・スピリチュアル発信者】
●問題解決のためのアドバイスは現実的、具体的なものは極力避ける。
●その人にとって精神的な負担の少ない理想的、抽象的なアドバイスを送る。
●こうしたアドバイスでは問題の解決はしないが、アドバイスをもらった相手は精神的に満たされ、時には問題解決の後押しになる。
●したくないことはしなくていい、ワクワクすることや心地よいものを選びなさい、という実際的でないことを言う。しかし皆それを承知で望んでいるので、ファンは誰も 「役に立たない」 という文句を言わない。
【ホリエモンに代表される実務畑のプロ】
●世の中や仕事のことを熟練した視座で見抜いており、問題解決の王道を知っている。
●その方法論は確立されたものであり、実際的である。好みによって変化などしない。
●確固たるものであり、好き嫌いでなく 「するかしないか」 であり、厳しい話になる。
●当たっている話なのに、世間受けは悪い。皆が望んでいるのは癒しであり、よしよししてもらうことや 「自分はこれでいいんだ」 と思わせてもらえることなので、聞きたい人が少ない。
問題解決というのは、かなり現実的な側面のお話である。
そういうものを解決するには、かなりのエネルギーと努力、そして問題解決に適した 「方法論」 というものが必要になる。そのためには、スピリチュアルでよく言われる 「やりたいようにやる・したくないことはしない」 みたいな甘えたことを言っていては、問題など解決しない。
実際的な問題や課題をクリアしていこうと思えば、あなたの好きでないこともする必要も出てくる。あなたの望まない方法であっても、どうしてもそれが問題解決に必要であったりする。
つまりは、実際問題の解決には具体的な努力と、自分の好き勝手を我慢する自制心、そしてそれでも 「解決したい」 という情熱エネルギーを注ぎ込む、という三つの要素が要るのだ。
これは、しんどい。
宗教やスピリチュアルに傾倒する人というのは、一概には言えないものの、それでも 「疲れている人、慰めや癒し、励ましを求めている人」 が寄ってくる傾向にはある。そんな人は、最初から 「実際的な問題解決のための、現実的な身もふたもないアドバイス」 など欲していない。むしろ、「あなたはありのままでいい」 とか 「あなたがまず気分よく過ごすこと。そのためにも、心地よさを選ぼう」 とか、実質的な問題解決にはほぼ役に立たないが、とりあえず 「心が軽くなる」 ものを注文したい。
だから、スピ住人にしたら、「それでいい」 のだ。
ホリエモンや一般の実務的な発想の人が 「そんなもんで何か解決はしないよ」 と言っても、「もちろん理想的・抽象的なお話をしてますが、それが何か?」 という反応になる。
もちろん、一番いいのは、「スピリチュアルな抽象論で心が元気になった上で、そのエネルギーをもって現実的な問題に取り組む」 という、良い循環が構築されていることである。
車の両輪。陰陽。その対照的な二つの要素が、ペアで影響し合えていればいい。
しかし、よくあるケースが 「スピ (抽象論) に比重が行き過ぎる人」 と、「問題解決 (現実問題) に比重が行き過ぎる人」 である。この両者は、互いを軽蔑し、バカにし合う傾向にある。
私が5年ほどのスピリチュアル活動の中で分かったことは、失礼だが皆 「図々しい」 ということである。「思考は現実化する」 というのを、単純かつ都合よく脳内妄想している。
いいことを考えていたらいいことが起きる、みたいな。
皆、自分の心が喜びや幸せで満たされたら、自然に外側の問題も解決されていくイメージを持っている。そうなっていくことを、のほほんと期待する傾向もある。
内側を重視するあまり、現実的手法を軽んじる。自分の望むような解決法でないと、「意識としてよい在り方をしていれば、もっといい流れが来る」 みたいに待ちぼうけする。
もちろん、結果としてそういうケースも起きるが、実はその人が考える 「意識上の良い在り方」 の質や内容が、指す言葉は同じでも個々人で全然違う。だから、結果も様々である。
目安として言うと、こういうこと。
行動につながる喜びや幸せなら、ある程度ウソはない。
しかし、あなたなりに喜びや幸せを感じても、それが必要な行動や決断に結びつかないなら、それはあなたが単に 「気分がいいだけ」 のことである。
元記事から、一部引用する。
筆者は、宗教やスピリチュアルの中には、実際的問題にも目を背けず実績を挙げている団体もあることを認めた上で、このように述べている。
問題を解決するには現実的かつ具体的でなくてはならないが、解決が難しい問題ほど、現実的かつ具体的な主張をすると批判を受けやすくなる。
嫌われたくないなら理想的、抽象的な発言をすれば良いが、ホリエモンを含めて、一部の問題解決に、本当に熱心な人はこういった発言はしない。個人的にはこういう人の方が誠実だと思うが、今の日本社会はこういったリアリストを求めていないように思える。
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『一発芸人』 と呼ばれる人たちがいる。
そう聞くと、何人かお笑いのピン芸人の名前が思い浮かぶだろう。
今では、問題を起こして世の表舞台から去ってしまった島田紳助が、その昔なかなか深いことを言っていた。紳助は、一発芸人が一時的な大人気を得ることをこう表現した。
交通事故
そう。いきなりのブレイクは交通事故と同じだと思え、というのである。
その人物はたまたま、「時代が求めるもの」 という車と出会い頭に衝突したのだ。
それを、一発芸人は 「自分の実力」 と勘違いする。
嬉しくなってしまった彼らは、求められるままにその芸を気前よく連発して、ウケている時期は人気も収入もウハウハで、自分はずっとこれでメシが食って行けるように思える。
でも、ある時期からサァッと波が引いたように飽きられる。
責めてはいけない。それが 「世間」 であり 「大衆」 なのだ。
交通事故的な偶然だと謙虚に考えないので、常日頃から 「今の芸が飽きられた時の、新しい武器」 を作らない、磨かない。それを怠るのが、一発芸人。
では息の長い芸人と、一発芸人の違いは何か。
息の長い芸人は、「自分の好きなことだけをしていない。したくないことも必死にやる」。
島田紳助は、かなりストイックなことを、売れる前の時代にしていた。
世の中で 「面白い」 と言われる漫才をカセットに録音し、それこそテープが擦り切れるまで聴き込んで、ほぼ暗記した、という。もちろん、自分が面白いと思う漫才、よりも 「世間が評価する漫才」 を、である。ネタに関しても、一言一句間違えずにセリフを言うことが練習であった。テンポや間の取り方に関しても、納得のいくまでとことん稽古したようだ。
島田紳助は、自分のやりたいことを心地よくやって、伸び伸びと自己表現して素敵な現実を引き寄せたんじゃない。むしろ自分という部分をある程度無くして、あえて 「世が求めるものを、その流れを常に読んで」 提供し続けたのだ。
ワクワクすればいい、心地よさだけでいい、幸せになればその 「気分」 が現実をつくるとか、そういう夢みたいな寝言を言っているスピ連中に、見習ってほしい。
この世という枠組みで成功する方法を見極めるなら、どうしても誰にとっても共通なある 「進むべき道」 「とるべき手段」 というものが浮かび上がってくる。それは、好き嫌いではない。やらねばならぬ、のだ。
だから、突然彗星のように現れ、急激に人気を獲得したような人は気をつけろ。
多分それは、交通事故です。
もし、あなたがその人気に乗っかったまま、ただ気分よくサーフィンしていたら、いつか海に落ちます。紳助じゃないが、常に油断せず時代を読み、己が武器を磨くこと。
(もちろん、あくまでも世間的名声を維持することに価値を置く場合ですが)
決して奢らず、いつ何があってもおかしくない、という覚悟 (胆力) を持ちつつも、瞬間を楽しむことを忘れない。それが、真の一流への道である。
とっかかりは交通事故でもいいのだ。私のように。(笑)
ただ、肝心なのはその後。
人生は複雑怪奇で諸行無常なので、シナリオは色々だ。
もちろん、この世界はその人なりに全力であれば現実は必ずついてくるかというと、そうでもない。
先々どうなるにしても、人気のあるなし世間的な評価の良し悪しは別として、「他人は関係なく、あなた自身にとって、人生を懸けたその勝負はどのような価値を持つのか」 に向き合えているなら、きっとそのすべては無駄ではない。
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