台中の街を公共レンタサイクルU-Bikeでサイクリング | ちょっとそこまで☆増刊号

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週末のプレシジョンスポーツ&ドマーネ4.5親父★fairleader

1公園前ステーション

 

2016年7月末、今回の訪台は台中市を拠点にした。台中市には地下鉄はないが、公共レンタルバイクシステムのU-Bikeが充実しており、街中の観光や散策なら、自転車で十分楽しく回れる。登録や利用の仕方は前回書いたので、そちらを参照されたし。

 

台中の公共レンタルバイク UBikeに登録して乗ってみた

 

実は台中市中心部には、ガイドブックを見ても台北のようなめぼしい観光地と呼べるものは多くない。ここを拠点にバスでどこかへ移動するパターンが多いのではないだろうか。しかし台中の魅力は別のところにあり、短い旅程で通り過ぎるだけでは分からない、暮らすように滞在してみたい街なのではと思う。そのあたりはまたいずれ。

 

2継光商店街

 

とにかく、U-Bikeに登録して気軽に使えるようになったので、まず朝食を食べに行く。中華圏ではこの朝食の楽しみが大きい、ホテルの朝食もいいが、せっかくだから朝早くから行動できるのが得したような気分になる。

 

写真は、滞在中何度も行き来した継光商店街。ベトナム料理やインド料理の店が並び、なかなか面白いところだ。

 

3朝食屋

 

やってきたのは台中天津苟不理湯包。台中駅の南側で、ホテルから2kmほど。真夏に歩くには少々厳しい距離だ。自転車ならなんでもない。

 

4朝食湯包

 

湯包は、見かけは豚まんだが、実際は大きな小籠包のようなもの。かぶりつくと中から肉汁があふれ出す。黄身をつぶして焼いたなんでもない目玉焼きと豆漿。シンプルだが流行るのもよくわかる。

 

5朝食屋店先

 

空いているように見えるが、外帯(テイクアウト)の人がバイクで次々とやってきていた。並んでいる人に堂々とカメラを向けるのを遠慮するとこういう写真になる。

 

6緑川沿い

 

朝食の帰り道、緑川沿い、ウッドデッキの遊歩道。並木も多いので木陰がありがたい。

 

7台中公園外周

 

こちらは台中公園の外周。歩道も広く緑も多いので、散歩するにもいい。

 

8孔廟門

 

台中公園の北、孔廟にやってきた。

ここまでの道、歩道の広いところは歩道を走っていたが、工事中や狭いところでは、外側の車道、バイク車線を突っ走っていた。ママチャリの倍ほどもあるU-Bikeの太いフレームは伊達ではなく、30km/h近い速度で巡行しても、どっしり落ち着いている。車体は重く、内装3速でしかないが、それでも見かけによらずペダルもガシガシ踏める。楽しくなってついスポーツ走行して、あっという間に滝汗をかくことになった。やはり真夏の台湾をなめてはいけない(笑)

 

9孔廟前ステーション

 

孔廟前のU-Bikeステーション。これだけあるので安心して乗れる。

 

ちなみにU-Bikeは最初の30分は無料。なので、次々と乗り継いでいけば、どこまでもタダ乗りできるのでは、と悪いことを考えてしまうのだが、そこはうまいことできていて、一度レンタルすると、次は15分後でないと借りられないのだ。立ち寄り先がたくさんある場合は、本当に無料で行けてしまうのだが、一気に30分以上かかる遠くまで無料で行くことは出来なくなっている。

 

もっとも、30分以上というとかなりの距離だし、1時間20元なので、わざわざセコいことをするまでもない。ただ、1台の自転車を8時間占有すると500円ほどになり、もう少し出せばスクーターが借りられる。基本的に、短い距離をちょっと乗って回転良く使ってくれるなら無料だよ、そのためにステーションたくさんあるよ、というシステムなのだ。つくづく良く出来たシステムだと思う。

 

10孔廟1

 

孔廟の敷地内。広く、緑も深い。鳥やらリスやらの声がする。

 

11孔廟2 12孔廟3

 

大きな建物と思ったら、これは門。大成門。

 

13孔廟4

 

回廊の中心に大成殿。

 

14孔廟5

 

回廊の部屋では、カルチャースクールに使われているところがあって、朝から優雅に二胡の音が流れていた。六藝研習班と言うそうだ。ロングステイでこんな所に習いに来てみたい。

 

15宝覚寺

 

孔廟をあとにして、こちらは寶覺禅寺。古い建物を、大きな建築物がすっぽり覆うという珍しい様式。

 

16宝覚寺大仏 

 

熱帯の青空に映える金ピカの大仏様。ま、まぶしい・・・

 

 18水分補給

 

台湾はそこら中にジューススタンドやお茶屋があるが、夏に行くとその意味が分かる。ペットボトルを持ち歩くのでなく、のどが乾いたら冷たいのを買ってどんどん飲む。一日に何リットルも飲むことになるが、昼間動くと汗をかく量も半端ではない。給水と冷却。そこで生活していて暑さに慣れている人たちとは違う。

 

19放送局1

 

次は放送局へやってきた。現役の放送局ではなく、統治時代に建てられたものだ。台北にもあった。

 

20放送局2

 

熱帯の植物、青い青い空、ハイコントラストのきつい日差し。

 

21放送局3

 

古い学校の机は展示の一種か。

 

22放送局4

 

自転車も一緒に撮影。今日の愛車と言いたいところだが、朝から3台目。できるだけ新しそうな個体を選んでいるので、特に大きな差はない。ブレーキワイヤの遊びを調節した程度。あ、暑さでグリップがずるずる回るのがあったな。

 

23壁面広告ビル

 

こうしてチェックアウトするまでの午前中で、近場のポイントを3つ、さくっと回った。夏に歩いたら日干しになるし、タクシーで行くには近すぎて有難味が薄い。サイクリングにちょうどいいコースだった。今回は回れなかったが、市内には博物館や美術館を結ぶ緑道があって、サイクリングコースにもなっている。次回は季節のいいときにそちらも行ってみようと思う。

 

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