こんにちは!視覚障害のダイエッターまちゃみとこ松田昌美です。(視覚障害のダイエッターー? 私いつ、そんな名前になった?)というのはさておき……(笑)。
2024年!年が明けて早10日。みなさん、年明け前のお仕事のリズムは取り戻せましたか?? あれ……? おかしいなあ。つい、こないだですよ!? 「西暦が2000年代になるのか!」と思ったのは……。あれからもう24年も経つの!? なんか一年の流れが年々早く感じるんですが ……私だけ?本年も私のブログをよろしくお願いします
さてさて、今回のブログのテーマは「私のトレーニングジム事情」についてです。あくまで私視点ですが最近ちょこっと変化したことがあったので書いていこうと思います。
本題に入る前に・・・これまでの私の話をしておきます。
私はリバウンド繰り返す自称ダイエッター。40代を目前に在宅勤務をしつつ、健康を維持することの難しさが身に染みます。座り仕事をひたすら頑張っていたら、むくみやらなんやらが蓄積ここ5年で15キロ体重が増え、そのうち8キロは去年1年間で増やしてしまった重さ……だなんて受け止めきれない事実ですというわけで健康診断の総合判定ついにDになり、身体検査の結果が軽度肥満の判定をくらってしまったマジヤバな私の話を聞いてください(笑)
子供の頃から「体を動かすこと」はどちらかというと苦手なほうでした。
幼稚園から中学まで通っていた盲学校で教えて もらった運動(特に走ること)は当時けっこう厳しくて。私のイメージだと軍隊みたいで……全く楽しいと思えなくて…。今でも走るの苦手です。走るって聞くと手汗止まらない。お腹痛くなるレベルなんです。室内でゆっくり過ごすほうが好きなインドア派だったのかな。生まれつきの視覚障害と、両足に運動性の麻痺があることも大きいかもだけど、、、13年前の私は、運動したかったんだよね。思いついたままホットヨガのスタジオや、スポーツジムなどに電話してお問い合わせすること100件以上。電話ではすべて障害を理由に
・視覚障害の方を受け入れた実績がないから
・集団レッスンだから個別に対応できない。
・怪我をされたら責任が取れない 。
などの理由で入会を断られました。受け入れ側の言いたいことはだいたい事前に想定できていたし、理由も分かるのですが諦められなかったので、直接交渉にも挑戦して面接みたいなこともしたり、ガイドヘルパー同伴でスポーツジムの利用を認めてもらえないかお話させていただいたりもしましたが、その時はうまくいきませんでした。
そもそも視覚障害者が外出をする時に、私たちの外出を支援してくれる「ガイドヘルパー」の存在を施設側が知らないということがあって、施設利用を交渉する際に施設の利用云々とは関係のない私生活どうやってやりくりしてるの? みたいなことを聞かれて…入会させてもらえるならといろいろ開示してという流れで話が進んで行く感じでした。いろいろ話し合っても契約まで漕ぎ着けるかというのとは別の話です。
あれこれ交渉したけど、当時は結局、良い条件はこの2つ。
・付き添い人が運動するしないに関わらず、利用者と同じ料金を払う必要がある。
・必ず同じヘルパーさんでないと付き添いは認められない。
そのほか、ヘルパーさんの都合と自分がジムに行きたいタイミングが合わないなども含め、ガイドヘルパーさんを依頼することでかかる負担金時間やジムに通うための費用面の負担が大きすぎて、ジムの入会を断念したり、ヘルパー同伴の許可をもらえたとしても、設備に制限があったり利用時間の指定を受けるなど、施設側の条件をいろいろ飲んでかつ家の近くにはない場合は電車や、バスなどを使ってヘルパーさんと一緒に通うこれが13年前の私の運動事情でした。
ここからは、2019年から2024年1月現在の私のトレーニング事情です・・・
「運動が苦手、嫌いかも? 」と言いつつも時々、運動したくなる。
2019年にパーソナルトレーニングジムにも通いました。私が通ったところは障害のある方もない方も受け入れてくださるところで駅からすぐだし、トレーナーさんとも息があってトレーニングとっても楽しかったです。障害の有無関係なく気持ちよく受け入れてもらい、気が済むまで筋トレができた初体験をしたジムはパーソナルジム 『Functional南青山』
そんな経過を辿ったわけですが、やっと、やっと時代が私に追いついたかもしれないですっ!
それが、ここ2〜3年、テレビCMでも 耳にする「chocoZAP(チョコザップ)」。 私の周りでも「chocoZAPなら視覚障害の方でもヘルパーさん同伴で通える」という情報を耳にしました。私も以前から気になっていました。通えるものなら通いたい! と思っていたところでしたので情報収集をしていたのですが、別の人からは「お問い合わせしたらオペレーターが言うには、無人なのでヘルパーかどうか確認するスタッフもいないので、お付き添いの方にも会員になっていただく必要があります。と言われた」という話も耳に入り、また別の方からは「店舗設置の電話でお問い合わせをして事情を説明し、店舗設備のカメラに障害者手帳と、ヘルパーの証明書を提示することで、いつでも何度でもヘルパーさんと入館できる」という話も聞き、一体どの情報が正しいんだーい? と思ったので自分で問い合わせて確かめました。
あくまで私が 聞いたこととして書きます。理由は施設の環境によって対応が異なる可能性があること、電話やメールなどでお問い合わせした際に対応してくれるオペレーターさんによって、回答の内容が異なる印象を受けたからです。これから入会を検討されている方は事前にお問い合わせいただくと良いと思います。
ここからは私がお問い合わせした際の回答です。ご参考まで。
回答:「会員様が障がい者手帳をお持ちの場合のみ、介助者の方同伴のもと、
さらに私から障害者がある方への配慮に対してお礼をお伝えし、ガイドヘルパーさんに決められた制服などはなく、普段着であることをお伝えしました。
今後、入会を検討される視覚障害当事者の方が混乱しないように、お問い合わせ時に対応してくださるオペレーターさんによって回答が異なること、そのようなことがあると、困るのでヘルパー同伴のルールについての条件を統一してほしい旨ご要望としてお伝えさせていただきました。
ちなみに私は部屋の設備や環境に慣れたのでヘルパーさんに同伴してもらっての入館は一度きりで今は1人で毎日通っています🏃♂️好きな時にジムで体を動かすことができるようになって。ただただ、それがほんとうに嬉しいです
もしかしたら……過去の私と同じように、ジム通いできずに悩んだ視覚障害当事者の方がどこかにいて、理解が広まるように要望を伝えたり声をあげてくださったお陰で今があるのだとしたら、それは本当、感謝しかないです
私の願いとしては、自己責任前提でね。障害の有無に関わらず、みんなで使ったらいいよね! が、もっと広がって例えばチョコザップでなくても自分が行きたい場所でトレーニングできるようになればいいなと思います。
視覚に障害がある方で今、チョコザップに入会できるかどうか悩んでいる人がいるとしたら、この記事が少しでもそういう方の参考になれば幸いです