先日のわらべうたWSで布施先生がおすすめしておられた、こちらの本↓
はじまりは愛着から 人を信じ、自分を信じる子どもに (福音館の単行本)
972円
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心に響く言葉がたくさん載っていて、線を引きまくり、読み返したいところには付箋を貼りまくっている私です。
ご紹介したい言葉は山ほどあるのですが、先ほど書いたブログに通ずるこちらのトピックを。
子どもを育てるときに「根拠のない自信」を作ってあげることが重要だと著者の佐々木先生は言っています。
信じることができる人がいて、初めて人は自分を信じることができると言います。
そのためには、お父さんやお母さんが可能な限り子どもの要求や訴えを聞き入れることが大切。
子どもが自分でできないことをやってあげたり手助けしてあげると、相手を信じる力が育つのだそう。
根拠のない自信=元気に生きていくための力、ですね。
そして反対に、「根拠のある自信」がもたらす影響についても書かれています。
「根拠のある自信」とは、勉強やスポーツが得意でよくできる
等、他と比べることができる自信のこと。
習い事に通い、たくさん練習して、良い成績をとったり、上手にできたりすることで、大げさなくらいに褒めちぎられ、「根拠のある自信」だけをつけすぎてしまうと・・・
・自分より優秀な人が目の前に現れると、簡単に劣等感を抱いてしまう。
・自分より劣っている人を見ると、優越感を抱いてしまう。
こんな歪んだ感情が生まれてしまい、それがいじめの背景となってしまっているそう。
なるほど・・・
きっと、「根拠のある自信」ばかりを身につけてしまっている子は、一見「いい子」に見えそうです。でも、もしかしたら、「親の望む子ども」になろうとして本音が言えず、傷ついているかもしれませんね
逆に、たくさん泣いて、親にこれでもか!と手をかけさせた子どもほど、親を通じて人と自分自信を信じる力をつけた「いい子」なのですね。
「うちの子は、言うこと聞かないし、要求多いし、手がかかるわ〜!」とお悩みのパパママ
お子さんは、いい子に育ってるってことですよ
(人と比べる必要が全くなく、その要素もないMTは、やっぱり乳幼児にピッタリ★)
「親が望む子ども」に育てるのではなく、親自身が「子どもが望む親」になりなさい、という言葉を肝に銘じたいと思いました。
機会があれば、是非お手にとって読んでみてください