大宮の矯正歯科専門医院 ファミリア歯科矯正のブログです。

先週一週間夏休みを頂戴しましたが、明日から平常診療に戻ります。

よろしくお願いいたします。

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夏休みの最後に、先日書きました旭山動物園で撮った写真の残りを、何枚か載せたいと思います。

実は娘の夏休み自由研究のネタにするかもしれないと、↓のようなのを含めてたくさん写真を撮って来ていました。



まずは職業病でついつい撮ってしまう頭蓋骨・顎骨(がっこつ・あごの骨)・歯の標本です。

これはサル山にあったニホンザルの頭蓋標本で、歯は前歯2本+犬歯+小臼歯2本+大臼歯3本、ヒトと同じです。


ただヒトでは、3本目の大臼歯は親知らずで、ちゃんと出ることの方が少ないですよね。

この標本見ると、あごの前後径(奥行き)があれば、歯はきれ~~に並ぶんだよな~~と改めて感じます。

欧米人ならこれくらい奥行きあるヒトもいそうですが、日本人はまずないありえないですよね。(・∀・)




ついで、もうじゅう館(旭山動物園の表記)の写真。アムールヒョウが金網の上で寝ていたので撮った写真です。

起きているヒョウが頭上にいたら、もっと凄いとは思いますが、熟睡中でもやはり「もうじゅう」。迫力あります。

 アムールヒョウ、絶滅危惧種だそうです。


 ほかにもうじゅう館にはアムールトラやユキヒョウなどがいますが、いずれも絶滅危惧種。ホッキョクグマもそう、オランウータンもそう・・・となると、無邪気にもぐもぐタイムだ~!!(餌を動物たちに与える場面を見せる、旭山動物園の特長とも言えるイベント。餌の与え方に工夫がこらされています) と喜んでばかりもホントは言っていられないんです。


もぐもぐタイムは、飼育員のヒトが解説をしながら行われるのですが、オランウータンのときは、


もぐもぐタイムは大人気で混雑が凄くなってしまいます。でも、もぐもぐタイムは、動物がもっとも動物らしい捕食・食事という時間を、みなさんにお見せしようというのであって、「芸」をさせているわけではありません。

オランウータンが空中散歩するのも、餌を手に入れるために移動する様子をこの鉄塔で再現しようとしているだけなのです。「よく見えなかったからもう一度芸をさせろ」、とかあまり食欲がなくて動かないときに「なんとか早く芸をやらせろ」というヒトがいることがありますが、そういうものではありません。

なんてお話もありました。



狼とエゾシカ そのほかに今年度完成の新施設、「オオカミの森」がオープンしてました。オオカミ(エゾオオカミ)はご存知の通り日本では絶滅していますので、カナダのTimber Wolfというオオカミを連れてきたそうです。


エゾシカのもぐもぐタイムと、オオカミの森のポスターより。


エゾオオカミの絶滅とエゾシカの大繁殖。

明治に入り北海道の開拓が開始されると、オオカミは家畜を襲う害獣として大量に捕獲された。

しかし、天敵のオオカミがいなくなって、増えてしまったエゾシカは畑や森を荒らす害獣になった。

いまや、オオカミを再度北海道に放す案まであるとか・・・

何が害獣ってヒトほどの害獣もいないよね、という話になってしまう気がしますね。


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さてまとめを。


旭山動物園は

  お客を楽しませる工夫

  動物たちが少しでも快適に暮らせる環境

  

この2つが互いにポジティブな相乗効果を生んでいます。

そのポジティブな効果は、園のポリシーである環境問題や希少動物保護に関する研究・啓蒙活動にも注力することのできる環境を、(おそらく経済的にも)サポートしていることでしょう。これって、すばらしいと循環だと思います。


歯科診療所といえば、ご存知の通り「コンビニより多い」とマスコミで喧伝されるようになりました。

するとエステと見まがうような広告を出したり、

xxxサービス中!!のような本来の筋と違ったところで勝負するヒトも増えてくるわけですが、


やはり矯正歯科専門医院としては

  快適に「治療」を受けられる環境

  (患者さんのみならずDrも)満足のいく治療結果


この2つで相乗効果を生んでいける医院こそ、と思います。

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