ゴム(gomme)2017年春夏コレクションヴィンテージ・ミックスを提案
 
  マキヒロシゲアトリエが展開するゴム(gomme)2017年春夏コレクションのテーマはヴィンテージ・ミックス。
 企画スタッフが変わった今シーズン。ゴムらしさとヴィンテージ感覚をミックスしたコレクションを提案している。アバンギャルドやカジュアルだけでなく、ヴィンテージ風のレースやプリントなど、古着のようなムードや懐かしさなどを組み合わせることで新しい見せ方を提案していることが今回の特徴だ。分量感とデコレーションもポイントになっている。
 「何年かに1回のあることだが、最近、古着が面白いな、何か新鮮に見えるなと思っていた。それが何なのかを探っていったのが今シーズンのコレクションにつながった。最近のファッションを見ていて、これなら古着をそのまま出してもコレクションになるのではないかという気分もあった。展示会で、バイヤーにはいつもと違う、かなり変わったとも言われた」とデザイナーの真木洋茂。
 ここ数シーズン、メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク 東京を卒業し、パリコレクションに進出する動きも話題となっているが、90年代には東京コレクションに参加し、パリコレクションの経験もあるゴム。ここ数年、あえて変化を求めず、90年代から続く独自のスタイルを貫くことで評価を高め、ビジネスも好調だったが、80年代、90年代のアバンギャルドが再評価される中で次の展開も注目されそうだ。