2018年春夏パリコレクションスケジュール。スケジュール発表時期が早まる。
 
 
 
 
数年前まで、発表はもっと遅かった上に、最初の発表の段階では初日と最終日がほとんど調整中で、全体でみても4分の1ぐらいが未定だった。しかし、今シーズンは2か月前の時点で未定は1か所だけ。また、以前は最初に参加予定だったブランドがキャンセルするケースや時間が入れ替わるようなことが幾つかあったが、今回改めて見直しても、現時点では7月末に発表されたスケジュールと全く変わっていない。
 
前回から会期が1日短縮され、9日間から8日間になったパリコレクション。1日短縮したままか、元に戻るのかも注目されたが、今回も結局、前回と同じ。1年前と比べて1日少ない8日間となった。発表時期が早くなった上に、最初の時点でほとんど決まっていたのはブランド数の減少によるものだろう。
 
かつては100近いブランドがコレクションを発表していたが、ここ数年は90半ばで安定していた。それが更に10以上少ない80数ブランドになった。パリコレクションの場合、もともと、例えば2日目の水曜日17:00など、ほとんどの有力ブランドが同じ曜日の、同じ時間に開催し、残りを調整するというやり方だった。調整ブランドの数がこれだけ減ったことを考えれば、発表が早くなるのも当然といえる。
 
パリコレクションがなくなる、という言い方をする人もいる。だが、このままなら、パリコレクションのスケジュール発表も必要なくなるのかもしれない。