経験20年の臨床心理士が教える

起業で行動できるマインドセット

 

自信構築の専門家

日高潤子です。

 

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こんばんは。

 

以前に、萩尾望都さんのことを

書きましたが。。。 ↓↓

 

「ポーの一族、好きでした。。。」

 

 

 

彼女とならぶマンガ家さんといえば

やはり、竹宮恵子さんではないでしょうか。

 

 

最近、竹宮恵子さんの

「少年の名はジルベール」

(小学館、2016)という本を

読みました。

 

 

 

 

これは、竹宮さんがマンガ家として

デビューしたいきさつや、

萩尾望都さんとの出会いと決別、

自身の作風を確立するプロセスを

つづったものです。

 

実は、わたしは、彼女の作品を

それほど読んでいないのですが

 

この本は、

帯の「大反響! たちまち四刷!!」

というのも納得の内容でした。

 

えっ、ここまで!?というくらい赤裸々に

当時の思いが書かれています。

 

 

デビュー直後の一時期

竹宮恵子さんは萩尾望都さんと

一緒に住んでいたのですね。

 

そこにたくさんのマンガ家さんが出入りし

「大泉サロン」と呼ばれていたそうです。

 

 

そんな日々の中で

彼女がいかに萩尾望都の才能に

嫉妬し、苦しんだか。。。

 

 

代表作である

「風と木の詩(うた)」を世に出すまでに

どのような思いと葛藤があったか。。。

 

 

それが、とても率直に書かれているのです。

 

 

ああ、これはつらかったなあと

読んでそう思いました。

 

 

 

竹宮さんの文面から感じられる

萩尾望都さんは、

ひたすら自分と向き合い、

作品と向き合っているよう。

 

 

それに対して、竹宮さんは、

人(萩尾望都)を見て、

人と比べての自分の至らなさを

見ているよう。

 

 

 

当時もその後も、

彼女の実力や才能は

見事に証明されていると思うのですが

 

ご本人は、そのころ

自信をなくし

体調を崩し

マンガが描けなくなっていたのです。

 

 

人と比べて自信をなくす

こういう思い、こういう体験、

程度のちがいはあっても

わかる人、多いのではないでしょうか。

 

 

私は、よくわかります。

経験あります。

 

 

人が気になり、

人と自分を比べているとき

自分が持っている才能や能力は

見えなくなっています。

 

 

だって、いつも、

その人のことばかりを見て

自分のことは見ていないのですから。

 

 

そうやって

自分に与えられているもの

もっているものが

見えていないから

怖いし、不安だし、身体もすくんでしまう。

 

ほんとうは得意なことも

できなくなってしまう。

 

やらなきゃ、のりこえなきゃと思うほど

身体が言うことを聞いてくれない。

 

 

 

つらいですよね。

 

 

こういうことは

何のお仕事でも同じだと思うし

経営においても同じだと思います。

 

 

自分のビジネスにおいて

 

自信がもてなくて

すくんでしまって

動けなくなってしまう。

 

得意なことさえも、できなくなる。

 

 

そんなとき、たぶん、

わたしたちは本来の自分のことを

見ていません。

 

 

「本来の自分」ではなく

「自分の至らなさ」ばかりを

見ているのだと思います。

 

 

 

じゃあ、竹宮さんは

どうやって、そこから抜け出したのか?

 

 

それがまた

私にとっては驚きでしたので。。。

 

 

記事を改めて

また書いてみますね。