経験20年の臨床心理士が教える

起業で行動できるマインドセット

 

自信構築の専門家

日高潤子です。

 

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こんばんは。

昨日の記事の続きです。

 

昨日の記事はこちら↓↓

 

竹宮恵子さんの葛藤は、あなたの葛藤と同じかも?

-少年の名はジルベール-

 

 

 

 

マンガ家の竹宮恵子さんが書かれた

「少年の名はジルベール」(小学館)。

 

 

その中で、ご本人が

萩尾望都さんへの嫉妬と焦りから

スランプにおちいったこと、

そこから抜け出したプロセスを

つづっておられます。

 

 

 

わたしには、

竹宮さんがスランプを

乗り越えたときに助けになったもの、

それが驚きでした。

 

 

 

直接的なきっかけは

作品を作るプロセスをコントロール

できるようになったからだそう。

 

 

それまでは、浮かんでくるものをただ

表現しようとして作品に振り回されていた。

 

そこから、古今東西に共通する

物語の型というものを知り、

 

脚本を書くという発想をもち、

 

全体の構成や流れを見通したうえで

描けるようになったのだそう。

 

 

 

 

描くことについての知識や技術、

これを得たことがスランプを抜け出し

描くことを楽しめるようになった

きっかけだったそうです。

 

 

で、私がおどろいたことは2つ。

 

 

あれほどのマンガ家さんでも

それまでは、そういうことを

知らなかったのか!ということが1つ。

 

 

そして、もう1つは

スランプというマインドの問題から

抜け出すのに、役立ったのは

知識や情報だったのか!ということ。

 

 

 

もちろん、竹宮さんには

スランプの最中にも

「風と木の詩」に込めた熱い思いや

マンガ界を変えるんだ、という使命感が

あったことが書かれています。

 

それが原動力だったのは確かでしょう。

 

 

 

私の推測ですが。。。

 

むしろ

熱い、強い思い入れ、使命感、

はっきりした作品のイメージ。。。

 

それがあったからこそ

現実の作品として形にするには

 

それらを受け止めるだけの

大きな器が必要だったのかなということ。

 

 

竹宮さんはそれまでも

第一線で活躍されていたわけですから

個々のスキルは持っておられた。

 

でも、もうそれだけでは

おさまらないほど、描きたいことが

大きくなっていたのかもしれません。

 

 

描きたいものが大きくなるほど

それを支えて形にしていくには

基本的なことや

全体を見通す力が

必要になったのかもしれません。

 

 

 

そんなことを感じました。

 

それをやりきった竹宮さんに

感銘を受けました。。。

 

 

そして、やはり思ったことは

経営も同じだなということ。

 

 

私は起業した当時、

経営に型があるなんて

知りませんでした。

 

だから、学ぶといっても

たまたま出会った個々の情報を

学んでいった。

 

 

でも、経営にも型があり

基盤となる方法論がある。

 

それを知らなければ

運まかせの経営になるし

 

知っていれば

全体を見通したうえでの

経営をしていける。

 

 

 

マンガでも経営でも、何ごとも。。。

 

目先の小さなスキルの寄せ集めでは

大きなことはできなくて

 

キホンを押さえるとか

基盤をしっかりつくるということが

 

自らをスランプからさえも救い出すほどの

力を持つのだなと思います。

 

 

 

竹宮恵子さん、

ほんとうにありがとうございます。