フィギュア作成講座:リボンの制作 | 女の子フィギュアの作り方☆超初心者向け講座

フィギュア作成講座:リボンの制作

ポニーテールの次にやっかいなのがこの大型リボンです。

面積が大きい割に、本体とつながっている部分が極端に少ないため、みたまま作ってしまうとすぐにひび割れするのは間違いないです。

そこであらかじめ針金で骨格を作っておき、これにねんどを盛りつけていきます。
さきに用意した図面にあわせて一回り小さめに骨格を作ります。ひとまわり小さめにする理由はヤスリをかけたときに飛び出さないようにするためです。
女の子フィギュア作成|超初心者向け講座-リボンの骨格

女の子フィギュア作成|超初心者向け講座-帯の骨格

蝶々型のパーツと帯状のパーツはそれぞれ分けて作った方が、形だしやヤスリがけがしやすくなります。

蝶々型パーツはただの平面状ではなく、中央から後ろ向きに傾斜するようにします。
でも実際組んでみるとこれがけっこうきつい。アニメの劇中や設定資料のとおりに、頭部のこの角度に取り付けると、牛の角みたいに前に向いてしまうんですよ。だから弓なりにして傾斜をつけて、なおかつ帯状パーツが理想の位置にもってくるようにするのに、苦労しました。
この辺が2次元>3次元への変換が必要な部分ですね。

そのあと蝶々と帯が重なる部分を削り込んだり、骨格の角度を調整したりして、理想の角度になるまで4~5日はかけたと思います。

さらに最初大きく作りすぎて、帯状パーツがポニーテールとぶつかりました。
なのでこれも短くして、バランスを取り直すのに時間がかかりました。
女の子フィギュア作成|超初心者向け講座-リボン仮組

できあがったリボン。
帯状パーツは左右対称にこだわっていません。たぶんその方が素材的にリアルっぽい気がするので。
女の子フィギュア作成|超初心者向け講座-リボン完成 正面

蝶々型パーツはレンズのように正面は凸状で、裏面は凹状にしてあります。このとき縁だけを薄く削って、実際にはそこそこ厚みはあるけど、見た目は薄く見えるようにしてあります。
帯状パーツはいったん厚めに作っておき、ヤスリで断面が波形になるように整形しています。こちらも縁だけ削って薄く見えるようにします。
女の子フィギュア作成|超初心者向け講座-リボン完成 横

形状が整ったら紙ヤスリで表面をのキズや凹凸を綺麗に消します。目立つところなので丁寧に作業をしましょう。

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