緊急事態?国民を欺かないで!! | フィフィ オフィシャルブログ「All about FIFI」by Ameba

緊急事態?国民を欺かないで!!

福島第一原発事故で、何度も放射性物質を含む汚染水が海に漏出したが、
経済産業省原子力安全・保安院は「緊急事態」を理由に、法的には流出量は「ゼロ」と扱ってきたことが本紙の取材で分かった。 (東京新聞)


目覚めに読んだネットのニュースでまじ鬱になりそう。まぁ、でも膨大な量の放射性物質が海にダダ漏れされているのは想定の範囲内だったけど。ただその流出量をゼロと扱って本来の流出量を発表してこなかったのは、悪質だから、本当に政府の発表に信憑性がないことを改めて確信した。実際は…

原子炉等規制法により、電力事業者は、原発ごとに海に出る放射性物質の上限量を定めるよう決められている
(総量規制)。
福島第一の場合、セシウムなどは年間二二〇〇億ベクレルで、年度が変わるとゼロから計算される。
しかし、四月二日に2号機取水口近くで高濃度汚染水が漏出しているのが見つかり、同四日には汚染水の保管場所を確保するため、 東京電力は建屋内のタンクに入っていた低濃度汚染水を意図的に海洋に放出した。
これら二件の漏出と放出だけで、原発外に出た放射性物質の総量は四七〇〇兆ベクレル(東電の試算)に達し、既に上限値の二万倍を超える。


正直私のように育児をしている母親は常日頃スーパーで食材を手にする際も産地を気にして、子供たちの健康と、東北の復興を天秤にかけながらどちらに重きを置くか葛藤の中で買い物してきた。東北産の食材に疑念を持つこと自体が風評被害を生んでいるように非難され、政府は繰り返し、根拠も無いままそれでも食の安全が守られているとのアナウンスしてきて。でもこれが実態なんですね。結局日本の海は汚染されているんですよ、取り返しがつかない程に。
 例えばちゃんと国が調査しないまま米を作らせといて、収穫の際に基準値を上回ったと、その米の出荷を停止したってこともつい最近ありましたよね?
 どの食材がどのくらい被曝しているかなんて把握する術は私たちにあるのでしょうか?国は積極的に調査して国民に分かり易いように発表していますか?米だけじゃなくて、野菜は?肉は?魚は?水は?定期的にその結果を発表していますか?そもそもこのニュースですら新聞やネットでだけしか流れていなくて一日中テレビのニュースで確認したって全然報道されなかったじゃない!
 それどころか原発の『事故収束』のニュースばっかり。都合のいいところばかり流して国民を騙してるんじゃない?
 でもね、このご時勢ネットで情報収集できますから、いくらでもその政府の発表に矛盾を感じるわけです。海に放射性物質を垂れ流しにし続ける一方で、原発事故の対応は次のステップへ移行しますなんて、誰が納得するの?では、なぜ緊急事態は解除されないままなの?
 先日母が日本に来たんだけど、ヨーロッパもそうだろうけど、エジプトでも事故後、日本の食材は輸入してないんだよ。もうね被曝国のイメージなんだよね。そうゆうのをなんとか払拭していかない限り、TPPで関税がとっぱらわれて輸出にもメリットなんて言ってるお花畑の人たちがいるけど、日本製の家電すら引き取ってもらえないんだからね。日本製品に対しては食材どころか家電にすらガイガーカウンターで放射線量測ってんだよ。
 それはね、日本の政府が放射性物質に対して積極的に対応していない、それを自国内だけで完結しようとする姿勢がさらに招く経済被害なんだよ。日本の政府は国内のみならず国外でも信用されていないの。もうね、海外も日本に期待してないんじゃないの?日本の政府もどこかで諦めててアメリカの属国になって生きてこうってのが以前にも増して露骨なんだよね。どうせ今の政治家は体内被曝の結果が出てくる頃には自分もそのポストを退いてるから、無責任な対応。
 それならね、せめてものお願いがあります。その放射性物質をゼロ扱いにするとか、食のサンプリング検査が滞るとか、ほんとうにやめてほしい。全て正直に発表していただけませんか?私ならいいんです、でも子供のためを思うと…この子の将来の為に、避けれるはずだったことは出来る限り避けたいんです。知らないまま生活して将来、私は後悔したくないんです。なぜ、日本の親たちにその選択肢が与えられないんでしょうか?
 どうせそのままの数値を発表すれば、過剰に反応してパニックになる人々も出てくるからとか、経済面で対外的な影響を懸念してるんでしょう。
 でも、国がもう対応しきれないほどの被曝量ってことは想像つくし、それに対して適切な補償も受けられないことくらいわかってるの。だったら自分でどうするかくらい考えたい。このままじゃ騙されてるみたいで、許せないんだよね。
 今後どう生きていくか、子供の為に何をするべきかくらいもう自分で決めますから。まず、政府は本当のことを国民に発表してほしい。そして、メディアも、自分たちの報道姿勢にプライドがあるなら、圧力に屈せず国民に真実を伝えて欲しい。