前回も書きましたツバメさんについて。
今年は色々な事があったので、記録として残しておこうと思い
今書いてます。
長文になりそうですし、ツバメ嫌いな方・興味の無い方はスルーして下さい。
前回の続きとしましては、結果として玄関前のつがい『マダラくん』にもお嫁さんが出来、もう一組のつがいも順調に巣を修復しまして
二組とも4羽の雛が誕生しました
それから数日経過し、外から雛の頭が見え始めた頃でした・・・
夜…20;30頃だったでしょうか。
二組目の巣から親鳥のけたたましい警戒鳴きが聞こえました。(発見者は母でしたが;)
急いで様子を見に私の部屋まで行くと、そこには蛇が巣に頭を突っ込んでいました。
急遽外に出て蛇をどうにか下へ棒で叩き落としました(父が;)
その時一羽雛も下へ一緒に落ちてしまったのですが、無傷?のようで動いていましたので
そのまま巣へ戻したのです。
私の部屋の前に作った巣にはカラス・スズメ避けのモール設置のためつっぱり棒をしていたのですが
それがアダになったようで、蛇の体が巻き付いていたみたいでした。
その時の蛇は捕獲できなかった(逃げた)のでひとまずは安心・・・?と思っていたのですが
10分後位?に父が車にタバコの吸い殻を(蛇避けにイイとの情報を見た為)取りに外へ出た時。
またもや蛇が・・・。
今度は柱を登っている途中のようでした。
蛇は執念深いとも言いますし、リベンジに来たのでしょう・・・
『これは大変』と事態を深刻視しまして、近くのドラッグストアで蛇の忌避剤を買ってきて
巣の周りに吸い殻と共に播いたのでした。
結局、その蛇はまたもや逃げてしまい、捕獲は失敗に終わりましたが
その後は襲撃には訪れませんでした。
肝心の雛ですが、どうやら4羽ちゃんといたようで蛇に食べられた子はいないみたいで
安心しました。
親鳥は警戒・パニックの為か、その晩は結局帰ってきませんでした。
また、玄関前の巣にも親鳥はおらず、騒ぎに驚いたのかな…と思っていたのです。
そして翌日。
私は仕事だったので母にLINEで玄関前の巣について聞いてみたのです。
(部屋の前は朝方無事を確認・親鳥も来ていたので)
母からは
『親鳥が餌を与えてる気配がないの。巣の中で雛が死んでるかもしれない・・・』との返答が。
その日は仕事が午前中だった為、仕事が終わったら急いで帰宅し、脚立を使って巣の中を確認してみる事に・・・
(もしかしたら…と怖々でしたが;)
確認してみると、巣の中はもぬけの殻となっていました。
一体いつからかは分かりませんが、なに一つ無かったのです。
もしかすると、昨晩の蛇襲撃時にこちらが先にやられていて、味をしめた蛇がもう一つの巣を襲っていたのかもしれません
親鳥は何故我が子がいなくなってしまったのかを理解出来ないようで
数日間、雛を探すように鳴いていたのを覚えています・・・
その後、玄関前の巣は取り壊しました。
どのみち小さすぎる巣だったので、残しておいて再利用するよりも新たに新築した方がツバメの為だろう…という判断でした。
そのつがいらしきツバメは、部屋前の巣横の壁にへばりついているのをよく見かけました・・・
こんな事があってから、ツバメの外敵への対策?注意が堅固となっていきました
雛の糞が溜まり過ぎないようにこまめに掃除したり、蛇忌避剤・タバコのヤニ水の散布・夜の見回り等…
カラス・スズメよりもやっかいな蛇に対しての対策に力をいれました
部屋の窓から見える巣
毎日雛の成長が手に取るように分かる日々
去年まではそんなにツバメに対して興味や好意を持っていた訳ではなかったのですが
手の届く距離にある巣を真近でみていると、見守ってあげたい気持ちが大きくなっていきました
そして、そんな日々の中でも蛇襲撃から2度、周囲でまたもや蛇を発見したのでした。
ですが、そこは蛇対策を色々としていたお陰?か、巣の近くまでは近寄れないようで
離れた場所で発見をしました。
1匹はまだ幼蛇のようで、こちらは捕獲成功しましたので自宅から車で5分?くらいの港付近で放してあげました。
もう1匹はカーポートの屋根にいたのですが、こちらは逃走されてしまいました;
(蛇避けの為、突っ張り棒は天井付近まで上げて、それにナフタリンをぐるぐる巻きにつけてましたので
強烈な匂いを発していました(笑)そのお陰…でしょうか??
その他にも、市販の忌避剤(固形)を網に入れた物を天井や登ってきそうな所にぶら下げていたりもしました)
幾度の襲撃をかいくぐり、雛もあと数日しないで巣立ちかな…と思っていた頃の事です。
我が家の雛で末っ子?なのでしょうか。
餌もトンボ等もらってはいるようだったのですが、発育不良なのか体の小さな子がいました。
何故かいつも天井を見上げるように上を向いていて、天井のダニ?虫?を啄ばむ仕草をしていました。
その子が朝、冷たい・固まった体で下に落ちていたのです。
朝方、父が様子を見に行ったときに見つけたそうです。
怪我をしていたり、他の雛も無事だった事もあり、衰弱死かもしれません。
前日までは元気そうに餌も食べていたし、夜中も寝ている様子だったので明け方の出来事なのかもしれないです
小さいながらも必死に生きようとしていた姿をずっと見ていたので、残念で仕方がありませんでした
その子は我が家の桜の木の根元に埋めて供養してあげました
上を向いて天井ばかり見ていたあの子に、青い大空を見せてあげたかったです
なので、少しでも空が見渡せる場所に眠らせてあげたかったので、敷地内に埋葬しました
そんな出来事があった日。(2日前ですが)
2羽が初飛行成功しました。1羽は怖かったのか、中々巣から出る事が出来ず、巣立ちは翌日の昨日の朝方でした。
きっと、小さな子は巣立ちの日が来ても飛ぶ事が出来なかったかもしれません
仮に飛べたとしても、その後無事に自然界を生きていく事が出来なかったかもしれません
とても複雑な心境でした
我が家の2軒先のお隣さんの所にもツバメが巣を作っていたようで、巣立ちの時期も同じ頃のようでした
だから…なのでしょうか
巣立ってからは、夜だけ巣に戻ってくる…という事も無く、完全に巣立ってしまったようです
毎日見上げていた巣に住人がいる事も無く
嬉しいような寂しいような
なんだかあっけないな…なんて思ったりもします。
また、来年。
春の訪れと共に小さな幸せを運んできてくれるのを願ってやみません
まぁ…いたらいたで色々と苦労もあるのですが、ほんのひと時の間の事ですし
我が家ではツバメwelcome!な状態ですね
今も朝方にはツバメの鳴き声やたくさんのツバメが我が家周辺を飛び交ってたりするので
もう少し
空を見上げる機会が増えそうです
兄弟達には天国へ旅立った子・蛇に食べられてしまった子達の分まで
元気に、大空で羽ばたいてほしい・・・
そう願います