こんばんは、守田矩子(のりこ)です。
新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
遅ればせながら、新海誠監督の
「すずめの戸締まり」を見てきました。
大震災についての描写があるので、
賛否両論ある映画かもしれませんが、
私は好きな映画でした。
この映画の中で、
私が一番、驚き、感動したポイントは、
「常世(とこよ)」と「現世(うつしよ)」
という言葉が出てきたことです。
私は、はじめて聞いた言葉でしたが、
その「音」から、意味はすぐに分かりました。
●「常世(とこよ)」=常にある世界。
つまり、永遠不滅・久遠常在の
実相(霊界=5次元)のことですね。
●「現世(うつしよ)」=写しの世界。
つまり、実際には存在しない、
仮相世界(物質界=3次元)のことですね。
調べてみると、「常世」「現世」という言葉は、
古事記や日本書紀に出てくるのだそうです。
つまり、1300年前の日本には、
「実相/仮相」という概念があったということ。
昔の人は、この世が写しの世界(仮相)であると
知っていた、ということになりますね。
凄い!
「現世(げんせ)」と書いて、「うつしよ」と
読ませるセンスにも痺れます!
更に、もしや?と思って調べてみると、
「幽世/隠り世(かくりよ)」という言葉が
存在することも分かりました。
●「幽世/隠り世(かくりよ)」=隠れた世界。
ということになりますが、「幽」という文字が
充てられていることに、またまた感動しました。
つまり、こういう構造のはずです↓
(先日の知花先生の講話から引用)
映画の中で、ちょっと残念だったのは、
「幽世」と「常世」が混同されていたことですね。
本来の「常世」は、光一元の世界ですから、
ミミズや、死んだ身内や、過去・未来は
存在しません。
それらが存在するのは、「幽世」なのですよね。
Wikipedia を調べてみても、
常世(とこよ)、かくりよ(隠世、幽世)とは、
永久に変わらない神域。
死後の世界でもあり、黄泉もそこにあるとされる。
「永久」を意味し、古くは「常夜」とも表記した。
日本神話や古神道や神道の
重要な二律する世界観の一方であり、
対義語として「現世(うつしよ)」がある。
とありましたので、「常世」と「幽世」の区別は
今は一般的ではないのでしょうね。
永久に変わらない神域は「常世」ですが、
「幽世」ではありません。
映画の中で言及されている
「死者の世界」や「あの世」とは
本来は、「幽世」のことです。
まぁ、「常世」を映画化したところで、
何も起こらず、変化もないので、
物語は生まれませんしねww
霊的知識を学び明想すれば、
ただ死んでも、「幽世」どまりで転生し、
「常世」には行けないことも分かります。
ちょっとした言葉の不満もありましたが、
誰でも鑑賞できる人気映画の中で、
「あの世」と「この世」は繋がっていて、
同時に存在することが描かれているって、
素晴らしいなと感じました。
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