セルロースとウレタン (ルアーコーティング) | 蜂坊主のブログ

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ルアー・フライの釣りがメインのブログです。

釣に行けてない日々、手持ちのスプーンをリメイクしていましたが

リメイク塗装をしたルアーの

『被膜保護コーティング』

ネットで先人達のブログ等で調べてみました。

大きく分けるとこの2つ

●セルロース仕上げ

●ウレタン仕上げ

そもそもセルロースって何?

と思って調べて行くと

樹脂なんですね!

塗料として使用するのに

樹脂に揮発性の高い溶剤を加えて

塗料として販売されている様です。

一般的にはラッカー塗料が当てはまるみたいです。

被膜を構成する樹脂は、15%位で

トルエン等の揮発性の強い溶剤が殆どの成分らしく

厚く被膜を構成しようと思ったら

何度も何度も被膜コートしないと

厚い被膜に成らない様で

ウレタンコートよりも

硬い被膜が構成される様です。

溶剤がメイン成分なので塗装の色流れがしやすいのがセルロースの難点と有りました。

ラッカーのクリアもセルロース仕上げに成ります。



ウレタンって何?

www.dic-global.comさんHPより下記引用
ウレタン樹脂は、ポリオール成分とイソシアネート成分の共重合からなるポリマーです。各種基材への高い密着性、高い反発弾性を有し、特性に合わせポリマー設計が可能なことから、繊維やフィルム、金属接着といった幅広い分野でご利用をいただいております。

ウレタンを色々と調べて判った事は

ウレタンってなんぞや?を簡単に説明しているサイトが見つかりませんでした。
(; ̄ー ̄A

まあウレタンどぶ漬け仕上げの特徴は

セルロース仕上げよりも被膜を厚く構成できる事と

セルロース仕上げに比べると被膜が柔らかい事が判りました。

硬化までの時間は、揮発性の高い溶剤がメインのセルロースの方が速いと言う事が判りました。


樹脂について調べてみました。

樹脂には、大きく分けて「天然樹脂」と「合成樹脂」がある。
そして、「合成樹脂」は「熱可塑性樹脂」と「熱硬化性樹脂」に分けられる。
さらに、「熱可塑性樹脂」は、「汎用樹脂(汎用プラスチック)」と「エンジニアリング プラスチック(エンプラ)」に分けられる。

天然樹脂とは
自然界の産物である樹脂。
植物、動物、鉱物由来があるが、日本では植物由来の松脂、漆、柿渋等が有名。

合成樹脂とは

石油、石炭、天然ガスのような化石資源を原料とした低分子量の化合物から、
重合、重縮合、重付加などによって得られる高分子量(分子量1万以上)の樹脂状物質。

熱可塑性樹脂とは

加熱により反応が起こることなく軟化し、塑性を示し成型できるが、冷却すると固化する樹脂。
冷却と加熱を繰り返した場合、塑性が可逆的に保たれる。
理由は、分子形状が線状で、三次元化していないため、可逆的軟化、硬化が可能となる。

熱可塑性樹脂はペレット・粉末の状態でシーティングもしくは成型メーカーへ提供される。

熱硬化性樹脂とは

そのもの単独または別の物質を加えて加熱をすることで、三次元構造または網状構造となり、不融不溶の樹脂。

尿素樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂 等が代表例。

一般的に、耐熱性・耐薬品性・耐候性・接着性・耐摩耗性・硬度が高いので、
塗料、接着剤として使用されることが多い。

また、樹脂同士の相溶性・混和性がよく、また相互に反応しあうので、
エポキシ樹脂をメラミン樹脂で熱硬化させる、といった相互の長所を活用する使い方が数多く実施されている。

汎用樹脂(汎用プラスチック)とは

機械的強度をあまり要求されない分野で大量に使用されるプラスチック。
長所:一般的に安価で、加工がしやすく、リサイクル性が高い
短所:耐熱性・耐候性が高くない


なんか色々と調べ過ぎて

収集つかなく成って来ました。(; ̄ー ̄A



ホームセンターで販売されている

塗装用の缶スプレーは概ね3種類

●ラッカー塗料
 ラッカー系アクリル樹脂塗料(アクリルラッカー)。ここでさすラッカー塗料はプラスチックをほとんど溶かさない模型用のものです。
 乾燥が速く、塗膜も強いのですが、溶剤が強いので他の種類の塗料の上への重ね塗りには向きません。
 薄めたり、用いた器具を洗うには専用の溶剤が必要。
 グンゼのMr.カラー、モデラーズのモデラーズカラー等。

●アクリル塗料
 水溶性アクリル樹脂塗料。水溶性なので、乾かない内なら塗装に用いた器具を水で洗うことができます。乾くと耐水性になります。
 希釈は水でも行えますが、乾燥速度や塗装面への食いつきに悪影響がでるため、専用の溶剤で行った方がいいでしょう。
 発色は鮮やかですが、ものによっては顔料の粗さが気になることがあります。
 筆伸びが良く、筆塗りに向いています。
 ラッカー塗料、エナメル塗料の塗膜をほとんど溶かさないので、上に塗った際、失敗してもアクリル溶剤で拭き取ってやりなおすことができます。
 タミヤのアクリルカラー、グンゼの水性ホビーカラー等。
 水性ホビーカラーには専用の溶剤がありません(今では発売されています)が、タミヤのアクリルシンナーで薄めても問題ありません。

●エナメル塗料
 油性エナメル塗料。
 乾燥は遅いものの、顔料の粒子は細かく、特に金属色の光沢は秀逸です。
 薄めたり用いた器具を洗うには専用の溶剤が必要。
 エナメル塗料は溶剤の乾燥後(揮発乾燥後)、長い時間をかけて空気中の酸素と反応することで完全硬化し(酸化重合乾燥)、完全硬化後は溶剤で溶かすことはできなくなります。
 ラッカー塗料、アクリル塗料の塗膜をほとんど溶かさないので、上に塗った際、揮発乾燥後でも酸化重合乾燥前であれば、失敗してもエナメル溶剤で拭き取ってやりなおすことができます。
 その性質を利用して、よく墨入れやウェザリングに用いられます。
 ただし、その溶剤はプラスチックに浸透してもろくする性質が強いので、薄めたものを塗りすぎるとパーツの破損という事態を招くことがあります。
 タミヤのエナメルカラー等。
 完全硬化後は溶剤で溶かせなくなるという性質上、(完全硬化前に保存容器から揮発した分の溶剤の継ぎ足しを行う必要があるため)長期保存には向きませんので、購入は必要最小限の数に抑えた方が良いでしょう。


σ(^_^)が現在使用している缶スプレーは

アサヒペンの蛍光缶スプレーは
合成樹脂アクリル塗料

色流れ防止用のクリアとして使用しているマーキング用クリアは合成樹脂アクリル塗料
安かったので購入しました。

古く成って塗料が変色してしまった
以前使用していた色流れ防止用クリアは
合成樹脂エナメル塗料

最終仕上げはウレタンどぶ漬け
ACCELのウレタンコートLR+

塗装した塗料の色流れを考察すると

塗料の塗り重ねの相関表

塗り重ね相関上塗り
ラッカーアクリルエナメル
下塗りラッカー
アクリル×
エナメル×

 表において、×は下地の塗料を溶かしてしまうので重ね塗りできないこと、△は同系統の溶剤なので素早く塗らないと下地の塗料を溶かしてしまうこと、○は重ね塗りが可能だが僅かに下地の塗料を侵食してしまうこと、◎は重ね塗りが可能で下地を侵さないことを表わしています。



塗装したカラーの色流れ防止に


どのクリアを吹けば色流れしずらいか


判別しやすい表ですね~!


使用している塗料に含まれている


有機溶剤で相性が違ってくるとは思いますが…


もう一つ注意しないといけないのは


【塗料の顔料や溶剤の違いによる乾燥時の収縮率の違いにより、塗膜がひび割れてしまうこと】


以前作成したカラーリメイクスプーン

被膜にクラッシュ(ひび割れ)有り
使用した塗料は合成樹脂アクリル塗料

クリアに合成樹脂エナメル塗料

仕上げはウレタン樹脂


ホログラム貼りがクラックで

天然素材のアワビに近く成っているので

仕上がりに満足しているのですが

毎回同じ様にクラッシュを入れられません。

塗装をアクリル塗料

クリアもアクリル塗料

ウレタンどぶ漬け仕上げ

この工程で前回リメイクして若干のクラックが発生したのですが…

ウレタンどぶ漬けの前のクリアの乾燥時間の調整が難しいです。

本来ならクラックは、失敗作ですが

わざと狙って試行錯誤しています。

乾燥時間がアクリル塗料よりも長い

クリアのエナメル塗料を使用した方が

クラックは、出安いかな?


色々と調べてみて

色流れを防止するには?

色流れをさせるには?

クラックさせるには?

使用する塗料の溶剤にもよりますが

判った気がします。


ハンドメイドは、試行錯誤が面白いですね~!


では、またね(* ̄▽ ̄)ノ~~ ♪