鹿角の釣り針型チャームの作成 | 蜂坊主のブログ

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ルアー・フライの釣りがメインのブログです。

昔から水難避けの御守りとされている鹿角

釣りをされる方には馴染みが有りますが

一般の方には、あまり知られていないです。

鹿角自体がレア物で、あまり流通していないのも

知られていない理由の1つでしょうか?

そんな鹿角を使用して釣り具などに使用する

釣り針型のチャームの作成方法です。
(あくまでも私の方法です)

使用機材
バンドソー(輪切りスライス)
ベルトディスクサンダー(切削面研磨)
卓上糸鋸盤(型抜き切削)
ボール盤(アイの穴空け)
ハンディルーター(形状研磨)

バンドソーにて輪切りにスライスして
ベルトディスクサンダーにて面を研磨します。

釣り針の形に卦書きます。

卓上糸鋸盤にて抜き切削します。
内側切削の逃がしを入れて
内側を切削します。
針先を切削します。
鹿角は、硬い素材ですのでR切削ですので

ゆっくりとワークを動かしてくださいね!

特にRのきつい所は、ソー折れに注意が必要です。

私は、何本も折って苦手意識が有りましたが

寄せ木の木の葉のギザ葉加工で慣れました!

苦手意識の克服は、やはり慣れしかないです。

釣り針のアイをボール盤にて空けます。

ハンディルーターにて内側のR形状を整えます。
自作したハンディルーター用のドラムを使用しています。

鋭利に成っている角と茶色に成っている面を研磨します。

左側が研磨済み 右側が研磨前の比較写真です。

整形研磨後に色止めにガラスコーティングします。
左側がコート済み 右側がコート前の比較写真です。
使用したガラスコーティング剤は、ビアンコートBです。

ビアンコートは、ウレタンなどと比べて

被膜が薄く、素材の味わいを損なわないのが気に入って使用しています。


鹿角をスライス(輪切り)すると

太い物ほど、写真の様に骨髄跡の巣穴が有ります。
骨髄の染みも有ります。

中が、真っ白なら

もっと工芸品として活用されるのですが…

骨髄の巣穴と染み部分を抜いて

抜いた穴をレジンで埋めて

埋める際に草花を入れて

ペンダントヘッドも有りかな?

釣り人用(特にフライ)なら水棲昆虫入りも有り?

本物の水棲昆虫よりもフライかな?

フライ巻き、私は上手ではないので…(汗)

フライを外注(コラボ)も有りか!(笑)


鹿角の釣り針型チャームの私なりの作成方法を紹介しました。

加工方法には様々な手法が有りますので参考までに!

加工中の臭いは、歯医者の歯を削る臭いです。(笑)


では、また(⌒0⌒)/ね~~!

アクセサリーとしての使用例です。