アイスクリームスプーンの作成 | 蜂坊主のブログ

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ルアー・フライの釣りがメインのブログです。

作成依頼が有り試作した物を気に入って頂いたので

販売してみようと試作時の作成方法を見直して

作成してみました!

作成の様子です。(作成方法は様々ですので!)
乾燥が済んだ孟宗竹を竹割り鉈で割ります。

木材だと長方形の板にするのは簡単ですが
竹は、写真の様にRが有る台形に成りますので加工の際の基準面を2面作成します。

竹は、表皮側が硬いので表皮側を

先ずはベルトサンダーにて水平に削り

サイドの片側を表皮側(水平基準面)に対して

直角に成る様にベルト・ディスクサンダーの

ディスク部とベルト部で切削研磨します。

基準面が2面出来ましたのでバンドソーにて幅を決めます。
バンドソーにて幅決めした荒れた切削面(鋸跡)を

ベルトサンダーにて研磨します。上が研磨後 下が研磨前の比較写真です。

長さ方向に対して直角に成る様に先を落として

長さを決めます。

竹の内側は、まだRですが表皮側は

直角の出た長方形のワークの完成です。

吊り下げ乾燥用の穴を空けて

前回の試作時にドラムサンダーにてR切削加工した物を使用して作成した

トリマーテーブルの倣い加工用ガイド型(欅材)と
傾ぎ防止用の添え木をワークに両面テープにて貼りバンドソーにて荒切削

トリマーテーブルにてR切削倣い加工をします。

反対側(トリマーテーブルにて倣い加工時のワーク振れ防止に残していました)を荒切削して
トリマーテーブルにて倣い切削加工します。

先端部が細いのでワークが振れるのが難点です!

ビットへの当て方が悪いと
ワークが破損する事も( ノД`)…

R切削加工が完了したワークに

持ち手部の形状を卦書き
ベルトディスクサンダーのディスク部にて研磨切削して

先端後端にR面取りをします。

ベルトサンダーにて面取り加工を施し
サンドペーパーの手仕上げにて完成です。

コーティングは、ガラスコーティングしています。

ガラスコーティング有り無しの比較です。

左側は、コート有りで右側は、コート無しです。
時間の経過と共にコート無しの方は、毛細管現象で染みて行きますが

コート有りは、染みません。

私が使用しているガラスコーティング剤は

ビアンコートBです。
耐水・耐湿性
高弾性
高耐熱性
対薬品性
ホルムアルデヒドフリーですので

アイスクリームスプーン用としてだけではなく

ホットのコーヒーや紅茶にも

スプーンとして使用可能です。

コート剤としては、高価ですが

被膜の厚みも非常に薄いのに(コートされているのか分からない位の薄さです)

性能が良いので

仕上がりに非常に満足しています。

マルシェでの販売時には

一番上の写真の様に吊り下げ乾燥用のスタンドを付けて

スプーンは、二個セットにて販売予定です!

5月13日(土曜日)のアクアスの市 モンレーブにて

お披露目予定です。

モンレーブは、通常第一土曜日ですが

今回は、13日の第二土曜日に開催しますので

お間違え無い様にしてください。m(__)m


アイスクリームスプーンの紹介でした。

では、また(⌒0⌒)/ね~~!