ボール盤で作る木製の腕輪 | 蜂坊主のブログ

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木製の腕輪って旋盤が無いと作成出来ない?

私の所持しているミニ木工旋盤だと

咥えられる(加工可能な)サイズが

腕輪のサイズだと無理ですので

ボール盤を旋盤に見立てて作成してみました!

使用した機材は
簡易テーブルソー(90mm角の板材の作成)
ベルト・ディスクサンダー(面研磨)
トリマーテーブル(R面取り)
ボール盤(自作ドラムサンダー・自作ドラム)
サンドペーパー各番手
ガラスコーティング剤(ビアンコート)

作成してガラスコーティング中の腕輪です。
上段左側が欅、右側がシャム柿
下段左からアッシュ(二色材)、オバンコール、ローズウッド

サイズは、切削焼けの除去でまちまちですが
内径が、約65mm
外径が、約75mm
厚みが、約5mm(薄さに挑戦しました)
幅は、約10mm・約15mm・約18mm・約20mm


作成の様子です。
90mm角の板材を用意して
65mmのホールソーにて内径を作成します。
センターがズレ無い様に
65Φのホールソーから
80Φのホールソーに変更して
リング(腕輪)のワークを作成します。
ホールソーの内部に残ったリングを取り出します。
厚みが厚いと取り出しに苦労します。

リング形状のワークのバリをベルトサンダーにて研磨削除します。
内側と外側をR面取りします。
切削焼けと切削傷がなければ完成ですが
ボール盤にて研磨します。

どうやってボール盤にリングを装着するか?
写真の様なリングの内径に合わせた治具を使用します。
治具のドラムは、70Φのホールソーにて抜いた物(約65Φ)に
ホールソーのセンタードリルで空いた穴に
ボルトを差し込み固定して
ボール盤に装着して
サンドペーパーにて少しテーパーを着けて
径合わせをしています。

木材のリングは、厚みが薄いと年輪の向きで
少し楕円形に成ってしまうのと
割れやすく成りますので、注意が必要です。

バイスに水平にワークを置いて
ドラムを押し付けて
回転させても外れ無い様に水平に固定します。

固定したワークを回転させて
サンドペーパーにて切削焼け・切削傷を除去します。
まだまだ切削焼けが有りますので更に研磨します。
切削焼け・傷が無くなれば外側の完成です。
トリマーにてR面取りしましたがカマボコ形状にしています。

ドラムサンダーにて内径研磨をします。
内径研磨をして
回転させたドラムサンダーに
ワークを斜め掛けして
内側もカマボコ形状にしています。

回転しているドラムサンダーに
ワークを少し押し当てて(押し当て過ぎない様に)
ワークを少しづつ回転させて作業しています。
ボール盤の回転速度を速くすると
ワークが回転しやすいので
始めは、回転を速くしてやってみてください!

指輪も腕輪と同様な方法で作成可能です。
(以前にブログアップしていたかと…)

腕輪の作成時間は、切削焼け除去に
どれだけ時間が掛かるかですが
厚みにもよりますが、約1時間~1時間半かな?

ワーク(木材)代が約150~200円(銘木による)
作業時間が約1~1.5時間で1000~1500円
サンドペーパーをかなり使用しますので
販売予定価格は、2000円~かな?
(私の値付けは、殆ど作業工賃の卸売り価格です)

今週末開催の大田原日曜朝市にて
お披露目します。

展示販売用の什器も作成しますので
後程のブログにて
各腕輪の写真も、ご紹介しますね!

今回の大田原日曜朝市は、出店者が多く
(当日の仮出店図です)
出店スペースが狭いですので
限定展示に成ってしまいます。
展示していない物も持参しますので
ご所望の物が無ければ、声を掛けてくださいませ。

では、また(⌒0⌒)/ね~~!

あっ!
寄せ木で作成しようと思っていましたが
厚みが約5mmでも大丈夫そうですので
(握力の有る人がギュッと握るとヤバいかも?)
コストダウンに成りますので無垢板で作成に
変更しました。m(__)m