ランディングネット用のマグネットリリーサー | 蜂坊主のブログ

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ランディングネット用のマグネットリリーサーを作成しました。
材種は、花梨瘤です。
魚を掬った後の網の水切りの際に
リリーサーがフレームに当たらない構造に成っています。(私の案ではなく、先人の物です)
バインディングネジにて下部のヒートンと
革レースを留めています。

マグネットリリーサーの作成の様子です。
数年前にヤフオクにて花梨瘤として仕入れた
一本約1000円(送料別)の角材を切り出します。
切り出した加工前のワークです。
花梨瘤材の材料代は100円位かな?
丸棒化して瘤杢が、どうなるか?
細かい瘤が沢山出れば良いのですが…
削ってみないと判らないのが瘤材の難点です。

センターを揉んで角を落として
ミニ木工旋盤にて丸棒にして
溝切りして
DAISOのヘアエクステを
トップコート(DAISO)にて溝に貼り付けます。
螺鈿細工擬きのティンセル貼りです。
瘤も結構出ましたね!

半割りして

ボールベアリングスイベル(DAISO)と
ヒートンの下穴を空けて

マグネットを埋め込む溝を掘ります。
4mm→8mm→10mm→13mmと段階的に掘りました。(花梨瘤材は、脆いので!)

リリーサーの片側一個のマグネットは
DAISOの13mmを四連結して埋め込みました。
パーツを全て組み付けて完成(一番上の写真)です。(ガラスコーティング仕上げです)

網部縦内径は、50cm
横内径最大部は、37cm
全長は、73.5cm
竹枠フルフレーム
花梨瘤グリップ
グリップのアクセントサンドは、黒檀
ワトコオイルフィニッシュ後に、ガラスコーティングして有ります。

網は、クレモナ糸のパープル~マゼンタの
グラデーション仕様
54目の目幅は、約15mm(乾燥時)
小物から大物まで対応可能な網です。
リーシュコードは、パラコード一本の耐荷重が
約180kgの3mm径を丸四つ編み(黒×青の鬼滅カラー)のスパイラル編み
ウッドビーズは、鉄刃木(タガヤサン)
パラコードの端糸留めに鹿角の釣り針型チャームを付けています。

今回作成した花梨瘤のマグネットリリーサーは
花梨瘤グリップのランディングネットに合わせて作成しました。
普通なら真鍮のスイベルを使用(慣例?)なのですが
いかんせん回転が悪い!
下部がスイベル無しのヒートンだと
上部のスイベルヒートンの回転が悪いと
リリーサーが外れやすいので
回転の良いボールベアリングスイベルにしました!(DAISOのですが…)

ネットのオーダーを受けて数年経ってしまいました。(指が痛くて網編みが…)
キャンセルと言われても仕方ないけど
一式完成させました。
(マグネットリリーサーとリーシュコードは、サービス品です)
キャンセルだったら自分用にします。

では、また(⌒0⌒)/ね~~!


※花梨瘤としてヤフオクにて仕入れた材を
使用しましたが
花梨の匂いもしないし
削り粉の水溶液にUVライトを当てても
はっきりとした蛍光反応が無いので
マカ瘤だと思います※