事務所の後輩バンド“back number”のライブを観に行ってきた。
『恋は盲目ツアー』(←すげーネーミング(笑))の特別追加公演。事実上のファイナル。会場は幾多の伝説を生んできたミュージシャン憧れの聖地・渋谷公会堂だ。
ライブ前、メンバーと通路でばったり。で、開口一番、
俺「ここでライブがコケたら、お前ら終わりだから(真顔)」
「ちょっと!やめて下さいよ!(苦笑)」
といういつものやり取りを交わし、ちょっぴり雑談&しっかり激励をしてから、席に座ってじっくりステージを観させてもらった。
思い返せば…、彼らとの出会いは…
と、過去を振り返ろうとしたけど、ほとんど覚えてないから割愛…(笑)。
それだけ「気づけば隣にいた」くらいの感覚なんだ。とにかくこいつらはナチュラルで気持ちのいい連中だから、打ち解けるのもあっという間だったよ。
久々となるback numberのライブ。群馬の気のいい兄ちゃん達が、いっぱしのミュージシャンとなって、渋公のステージに堂々と立っていた。
きっと今回の全国ツアーで、いくつもの経験値を重ね、ライブバンドとしてまた一つ成長できたんだろう。活き活きと演奏していたし、それを真っ直ぐに受け止めるお客さん含め、会場全体に心地いいグルーヴが充満していた。
特に、ボーカルの清水依与吏の“音楽に対する覚悟”は、以前とは比べものにならないぐらい伝わってきた。
脱力感満載のぐだぐだMCは一旦置いといて(笑)、人間の業や日々の悲しみを、突き放すでもなく、踏み台にするでもなく、ただただ柔らかく包容するように歌い上げていた。
そんな強くて優しい歌声に、鳥肌が立ったり、涙腺が緩みそうになったり。同じ土俵に立つミュージシャンとして、充分すぎるほどの刺激を受けたよ。
両手を胸の前で組んで、じっとステージを見つめていた女の子の目からポロリと涙が零れ落ちる瞬間を見た時、もはや俺の中でのback numberは“後輩バンド”という枠ではなく、“同志”であり“ライバル”となった。
だから今まで奢ってきた食事代を、これから全て回収しようと思っている(真顔)。
いや~いいライブだった! 俺もツアーファイナルの仙台を頑張るぜ! お疲れさん、back number!
でも、「back number」を「バクナン」と略すのは、どうかと思うぜ!(笑)