ヴィッセル神戸という素晴らしいクラブに出逢って! | FBNサッカースクール仲里 航BLOG

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<神戸のサッカースクール>
『子供の夢を育み、家族の笑顔を増やし、たくさんの幸せを』世の中に創ることが最大の使命。
『夢』『人』『貢献』を最大のテーマとして掲げ、日々挑戦する日記。



ヴィッセル神戸を卒業した。

ふと思い返せば、僕のサッカー人生の始まりも、社会人としての始まりも、
すべてヴィッセル神戸がスタートだった。


高校卒業後、当時18歳だった僕は、夢と希望を胸に遠い沖縄からヴィッセル神戸に入団。

子供の頃から夢であり、憧れだった三浦知良選手と同じチームになり、入団会見が終了して初めての練習に参加したとき、自然と涙が溢れたのを今でも鮮明に覚えている。

ヴィッセル神戸で三年間プレーさせていただいて、たいした成績を残せなかったけど、チームの暖かい支援とファン・サポーターの皆さんに最後まで応援していただいたのは、凄く嬉しかった。

本当に最高の三年間だった。

その後、JFLのFC琉球に移籍し、2008年シーズンをもって引退。

特に怪我があったわけでもない、試合にも出てたし、選手としての充実感はそれなりにあった。

でも同時に、将来の不安を感じていたのも事実。

その当時まだ僕は23歳、周りを見れば大学を卒業した社会人1年目の年代・・・。

ヴィッセル神戸に入団したとき、

『5年間プロサッカー選手をして、Jリーグの舞台で活躍していなければ、引退する』

そう思って、必死に闘ってきた。

2008年がちょうどプロ生活5年目。

たしか、2008年の夏頃からだったと思う、真剣に自分の将来を考えたのは・・・

何かキッカケがあったわけでもない。

『その先、自分は何をしたいのか?』

『自分自身の幸せはなんなのか?』

『何をしたら、周りに喜んでもらえるのか?』

『その為に、将来すべきことはなんなのか?』


そんな事を毎日想うようになっていた。

その時から、引退という文字がふっと僕の目の前に現れていた。

『よし、このシーズンを終了したら引退をする』

人生の転機となる大きな決断。

この決断をたった一人で決めた。

まだ23歳、何でもやれると信じて。


引退後、すぐさまヴィッセル神戸に向かった。

ヴィッセル神戸は僕がサッカー人生を始めた、原点みたいなところだから、

引退の報告のため、クラブを訪ねた。

選手のときから大変お世話になった、選手、スタッフの皆さんにお会いすると、

あたたかい言葉をかけてもらった。

『引退したあとが、人生ながいし、楽しいよ』

『サッカー選手だったことを誇りに、がんばってな』

『引退したらどうするんだ?』

すべての人が、僕のことを覚えていてくれいて、励ましの言葉をかけてもらい、

胸がギュッと熱くなったのを今でも覚えている。

特に、当時のゼネラルマネージャーだった安達さんには、選手のときから

大変お世話になっていたし、セカンドキャリアのことを一番心配してくれたのも安達さんだった。

僕が、

『将来、沖縄のサッカークラブを、世界No.1クラブへ育てたいんです。

そのためにスポーツビジネスを勉強したいんです』


と熱く語ったときも、快く了解してくれて、

『だったら、ヴィッセル神戸で働きなさい』と、その場で決めてもらった。

最初は、バイトでの入社だったけど、半年もたたないうちに、社員にしてくれた。

今から約3年前、右も左もわからない新入社員として始まり、名刺の出し方から

挨拶の仕方、パソコンの使い方、メールの打ち方、営業のやり方、

そして、社会の厳しさ、社会の仕組みや会社の仕組み、本当に様々なことを教えてくれた。

選手だったときには、知らなかった世界がそこにはあった。

僕たちが練習をしているときに、試合をしているときに、

すべてを陰で支えてくれていたのは、社員やスタッフ、スポンサーやファン・サポーターの皆様だった。

それを選手を引退してから、自分で経験することにより、学んだ。


サッカー選手としての3年間、社会人としての3年間、計6年間をヴィッセル神戸で学ばせてもらった。

もっともっと、この会社で働きたかったけど、

自分の夢や目標を叶えるためには、

どうしても、どうしても、

自分でやるしか『道』はなかった。

それを理解し快く送り出してくれた会社には、本当に感謝している。

感謝してもしきれない。


僕がなぜ、起業をしたいと思ったか、今後どんな志を成したいのかについては、

別の機会にブログを書きたいと思う。

でも一番やりたいことは、

子供の夢を育み、家族の笑顔を増やし、世の中にたくさんの幸せを創ること。

若い世代がこれからの日本を創るのは間違いないし、

日本がダメになったとき、復活をさせないといけない年代は、

僕らやもっと下の年代になるのは間違いない。

そのために、自分自身が何ができるのか。

やろうとしていること、やってきた経験を通じて、

世の中にどんな価値を与えれるのか?

それが本当に価値のあるもので、

人様の役に立つ事ができるのならば、

こんな嬉しいことはない。

大きな大きな志をもって、

これからも、自分らしく突っ走っていきたい。

すべての人に、感謝!



『至誠』

至誠とはまごころです。

志を持つこと、

飾らない素直な心を持つこと、

行動に品位を失わないこと、

自己の信念に基づいて行動し、

その行動に責任を持つこと、

そして、至誠とはそれらを貫いて、

持つべき誠実な心と態度を表すことです。


尊敬している先生からいただいた言葉をどんなときも忘れず、

『人』

『夢』

『貢献』


を大事にすることを、自分自身の最大のテーマとして

成幸していきたい。


最後になりましたが、

ヴィッセル神戸の今後益々のご繁栄を心より祈願しております。

絶対に、『日本No.1になれる、世界No.1になることができる』素晴らしいクラブだと思います。

サッカーコンサルタント 仲里 航のブログ-送別会

               (送別会でのヴィッセル神戸スタッフとともに)