新年1発目の日記です。2018年は僕にとって、speaking元年となる年と位置付けています。


ブームとかじゃなく、僕が置かれている環境を少し見越して迫られております(空振りだった場合でも、損は出さないと言う見込みです)。そんなこんなでヤルコトも変化して来ているのですが、2冊程本を紹介します。


1冊目はDeNAの創業者である南場智子さんが書かれた「不格好経営 チームDeNAの挑戦」です。割と有名な本ですね。


この本、創業秘話も面白いのだけれど、そこで、提唱されている、「unlearning(学習消去)」と言う概念に注目しました。


南場さんはマッキンゼーと言う世界トップのコンサルティングファームのパートナーを経て、実際にリスクを取って事業会社の経営者になりました。


同著では、「事業経営者になる為に経営コンサルタントの経験は必要なのか?」と言う趣旨の問い掛けに対して、「それよりも重要な事はunlearning(学習消去)である」と言う旨の事を言っています、


コンサルタント時代は企業の内情も知らずに大胆な提案をして来たけれど、でも実際にコトを動かして行くうえで重要な事は経験をまっさら消去して望む、と言う事です。


DeNAがネットオークションの会社から、ネットショッピング、ソーシャルゲーム、メッセージアプリ(後に撤退)、球団経営と、進化を遂げて来たのは須くこの「unlearning」、言い換えるとゼロクリアをして来たからと思っています。


コミットする目標に対して正しい意思決定をするうえで過去の成功体験を捨てられるか、と言う事です。


2冊目は経営学者の野中郁次郎氏著の「アメリカ海兵隊」と言う本です。
僕も読むまで知らなかったのだけれど、海兵隊は英語ではMarine、海軍はNavyなので、違う軍隊組織です。海兵隊は、海外の武力紛争や上陸作戦に真っ先に投入される「殴り込み部隊」で、1軍単独で陸海空の全機能をコンパクトに備える独立組織です。


これはアメリカ合衆国と言う、陸海空軍と備えている国家に於いて、常にその存在を疑問視されて来たアメリカ海兵隊が第一次世界大戦、太平洋戦争、朝鮮戦争、ベトナム戦争を経て、どのように組織としての変遷を経て来たかを綴っています。


海兵隊はブーツキャンプで培われる精神やライフル訓練に代表される精神だけは維持したまま環境変化にしなやかに対応して来た、と論じられています。存在が疑問視されて来たが故に絶えず、自己革新を経てドメインを置き直して来たのがアメリカ海兵隊だそうです。


こと、僕に関して言いますと、リスニング、リーディングと言う受動的技能から、能動的技能へ。


一応上位6%と言われるAランクに近いスコアは何度か取れている状況ではありつつも(スコア特化なので割引く必要有り)、今回の挑戦もゼロベースを恐れずにやって行こうと思います。まずは、今月のSWから。


それでは、皆様の本年の飛躍を祈願致しまして結びの言葉と致します。