2002年9月11日朝10時30分ニューヨークのJ.Fケネディ空港に到着した。
私は乗った瞬間からアメリカ気分に浸れるアメリカの航空会社の飛行機が好きで、機内食の不味ささえも、それはそれで楽しめるのだが、今回利用した飛行機は全日空だった。乗客も殆どが日本人で、キャビンアテンダントも皆日本人。機内食も日本人向けで、なかなか美味しくて、悔しいけど（？）快適な空の旅だった。
今回は9月11日から15日までの5日間、ニューヨークだけの旅。
飛行機を降りて、入国審査の窓口まで歩いて行くと、長蛇の列ができていた。ふと気が付くと、あちらこちらにあるテレビから、ブッシュ大統領が次から次へと名前を読み上げている映像が映っていた。そう、この日は同時多発テロの一年後。名前は亡くなられた方々のものだった。ただただ名前を読み上げている映像なのに、列を移動しながら画面に見入ってしまい、時間が経つ速さと、1年前のあの日テレビで見た信じ難い映像を思い出し、なんとも言えぬ気持ちになってしまった。
そうしているうちに入国審査を終え、バゲッジクレームで荷物を受け取り、イエローキャブに乗り込んだ。
50ドルを手渡し着いた先は、タイムズスクエアにあるホテル「ベストウエスタン アンバサダー」。
現在、このホテルはおしゃれなデザイナーズホテルに様変わりしてしまいました。
実は前回も利用したこのホテル、部屋は狭いし、お洒落でもないけれど、とにかく場所が良い。スタッフはアメリカ人は勿論、パキスタン人、チベット人と色々で皆フレンドリー。簡単な朝食も付くので、かなり気に入っていたのだ。
早速パキスタン人のリアズさんがお出迎えしてくれた。「オー、ナカマヤー」と近づいてくる。何度言っても「ナカヤマ」が「ナカマヤ」になってしまう事が前回分かったので、今回も私達は「ナカマヤ夫妻」で通す事にした。
彼が、そのリアズさん。
チベット人のラマさんは元気か？と聞くと、彼の宗教ではお祈りの時間だから今はいないけど、夜出勤して来るとの答えが返ってきた。
せまくて、景色も見えないが、またそれがニューヨークらしくて良かったりする。
部屋を予約する時は、入浴剤を日本から持参するようにして、必ずバスタブのある部屋を選ぶようにしている。
取り敢えず荷物を部屋に運び、早速タイムズスクエアに繰り出した。
ホテルの通りから30秒でタイムズスクエアに出られるのだが、通りに出た途端、いきなり目の前に、ブリーフいっちょにギターを抱えた男が現れた。
私は目を疑った。と言うのも、私が機内で読んでいた本「NY101人のメッセージ」の一番最初のページに出ていた人物が、目の前にいる「ネイキッドカウボーイ（裸のカウボーイ）」だったのだ。風も強くてめちゃくちゃ寒い中お喋りし、写真撮影をし、歌を披露してくれ、気さくなナイスガイでした。（後に日本のテレビでも取り上げられたりしてました。）
彼と別れて向かったのは、タイムズスクエアのど真ん中にあったWWEのショップ。ここからは買い付けのお仕事。当時、シオマラさんという女性がショップのマネージャーだった。ヒスパニック系の彼女は、また気さくな人で、一般のお客さんが入れない倉庫に入れてくれたり、地下にあるレストランに招待してくれたりと、かなりお世話になっていた。この日は初日だったので、ざっとどんな商品があるのかチェックして、気になるものだけ仕入れることにした。
買い付けを終えて店を後にすると、前方からブツブツ何かを言いながら、安部譲二似のホームレスが歩いて来た。夫に「彼も豚の脂身好きかな？」と聞いたら、いささか呆れ気味に「バカ！！」と叱られてしまった。
買い付けした荷物を一旦ホテルに置いて、夕食を食べに出かけた。
いつも必ず行く、焼肉の無い韓国料理店「Gam Mee Ok(ガンミオク）」。ガイドブックにも思いっきり載っているので、タイミングが悪いとかなり待つことになるが、24時間営業していて、サービスのキムチはニューヨーク1と言われてるだけあって、本当に美味しい。ヘラルドスクエアという韓国街にあるオススメの一軒だ。
壺に入ったキムチを店のスタッフが、食べやすい大きさにカットしてくれる。もちろんおかわり自由！
つづく
（RIKA NAKAYAMA）
“日本唯一”の アメリカ インディーズ プロレス DVD 専門通販ショップ
何でも揃っているアマゾンや楽天市場などですら見つけることのできない、ROH、CZW、PWG、チカラプロ、DGUSA、EVOLVEなどのUSインディープロレスのDVDを購入することのできる日本唯一のインディーアメリカンプロレス専門店
“Support Indy Wrestling"
「フリーバーズ FREEBIRDS」
東京都荒川区西日暮里1-50
TEL&FAX 03-3807-1327 （営業時間：昼12時～午後8時 不定休）
ホームページ http://freebirds.theshop.jp
Eメール freebirdsdvdshop@gmail.com
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私は乗った瞬間からアメリカ気分に浸れるアメリカの航空会社の飛行機が好きで、機内食の不味ささえも、それはそれで楽しめるのだが、今回利用した飛行機は全日空だった。乗客も殆どが日本人で、キャビンアテンダントも皆日本人。機内食も日本人向けで、なかなか美味しくて、悔しいけど（？）快適な空の旅だった。
今回は9月11日から15日までの5日間、ニューヨークだけの旅。
飛行機を降りて、入国審査の窓口まで歩いて行くと、長蛇の列ができていた。ふと気が付くと、あちらこちらにあるテレビから、ブッシュ大統領が次から次へと名前を読み上げている映像が映っていた。そう、この日は同時多発テロの一年後。名前は亡くなられた方々のものだった。ただただ名前を読み上げている映像なのに、列を移動しながら画面に見入ってしまい、時間が経つ速さと、1年前のあの日テレビで見た信じ難い映像を思い出し、なんとも言えぬ気持ちになってしまった。
そうしているうちに入国審査を終え、バゲッジクレームで荷物を受け取り、イエローキャブに乗り込んだ。
50ドルを手渡し着いた先は、タイムズスクエアにあるホテル「ベストウエスタン アンバサダー」。
現在、このホテルはおしゃれなデザイナーズホテルに様変わりしてしまいました。
実は前回も利用したこのホテル、部屋は狭いし、お洒落でもないけれど、とにかく場所が良い。スタッフはアメリカ人は勿論、パキスタン人、チベット人と色々で皆フレンドリー。簡単な朝食も付くので、かなり気に入っていたのだ。
早速パキスタン人のリアズさんがお出迎えしてくれた。「オー、ナカマヤー」と近づいてくる。何度言っても「ナカヤマ」が「ナカマヤ」になってしまう事が前回分かったので、今回も私達は「ナカマヤ夫妻」で通す事にした。
彼が、そのリアズさん。
チベット人のラマさんは元気か？と聞くと、彼の宗教ではお祈りの時間だから今はいないけど、夜出勤して来るとの答えが返ってきた。
せまくて、景色も見えないが、またそれがニューヨークらしくて良かったりする。
部屋を予約する時は、入浴剤を日本から持参するようにして、必ずバスタブのある部屋を選ぶようにしている。
取り敢えず荷物を部屋に運び、早速タイムズスクエアに繰り出した。
ホテルの通りから30秒でタイムズスクエアに出られるのだが、通りに出た途端、いきなり目の前に、ブリーフいっちょにギターを抱えた男が現れた。
私は目を疑った。と言うのも、私が機内で読んでいた本「NY101人のメッセージ」の一番最初のページに出ていた人物が、目の前にいる「ネイキッドカウボーイ（裸のカウボーイ）」だったのだ。風も強くてめちゃくちゃ寒い中お喋りし、写真撮影をし、歌を披露してくれ、気さくなナイスガイでした。（後に日本のテレビでも取り上げられたりしてました。）
彼と別れて向かったのは、タイムズスクエアのど真ん中にあったWWEのショップ。ここからは買い付けのお仕事。当時、シオマラさんという女性がショップのマネージャーだった。ヒスパニック系の彼女は、また気さくな人で、一般のお客さんが入れない倉庫に入れてくれたり、地下にあるレストランに招待してくれたりと、かなりお世話になっていた。この日は初日だったので、ざっとどんな商品があるのかチェックして、気になるものだけ仕入れることにした。
買い付けを終えて店を後にすると、前方からブツブツ何かを言いながら、安部譲二似のホームレスが歩いて来た。夫に「彼も豚の脂身好きかな？」と聞いたら、いささか呆れ気味に「バカ！！」と叱られてしまった。
買い付けした荷物を一旦ホテルに置いて、夕食を食べに出かけた。
いつも必ず行く、焼肉の無い韓国料理店「Gam Mee Ok(ガンミオク）」。ガイドブックにも思いっきり載っているので、タイミングが悪いとかなり待つことになるが、24時間営業していて、サービスのキムチはニューヨーク1と言われてるだけあって、本当に美味しい。ヘラルドスクエアという韓国街にあるオススメの一軒だ。
壺に入ったキムチを店のスタッフが、食べやすい大きさにカットしてくれる。もちろんおかわり自由！
つづく
（RIKA NAKAYAMA）
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何でも揃っているアマゾンや楽天市場などですら見つけることのできない、ROH、CZW、PWG、チカラプロ、DGUSA、EVOLVEなどのUSインディープロレスのDVDを購入することのできる日本唯一のインディーアメリカンプロレス専門店
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