今日はですね
Remakeの中に収録されているケロイドという曲について少し書いてみようかと思います!
以前ESPERANTOを発売したときに
歌詞カードに曲解説を載せた
その冒頭で
「曲解説はあまり好きじゃない」
って書いた気がします
理由として
「曲は色んな視点から見れたり、その時の気持ち、その人の価値観によって聴き方が変わっていい、むしろそうあってほしい」
的なことを書いた気がします
今でもそれは同じで
僕はこういう想いで書いたのに
聴き手の人はまた別の想いで聴く
ってのができるのが音楽のすんばらしいとこだと思うのです
はたまた聴く時期によって感じ方が変わったり、意味が変わってくる
しかし最近思うのは
解説をしたからといって
それが損なわれることはないんじゃないかと
こないだとあることがきっかけで
少し絵画のことについて調べることがありまして
その絵の時代背景とか作者の考えとか人間関係とか、、、そういうのがわかってから改めて絵を見ると「おぉ〜」ってなるんですよ
さっきまでその絵を見ても「ふーん」としか思わなかったのに!
その時に思ったんです。
「これってどの芸術も同じじゃね?」と
先日、世界的に超絶有名な指揮者の方が指揮するオーケストラでのバレエを観てきたのですが
これも観に行く前に、その人のドキュメンタリー的な番組を見てたのね
やからこそわかった部分もあるし
楽しめた部分ってのがだいぶあると思うのね
だからたぶん音楽でも同じで
ある程度解説とかあってもいいのかなと、、、
音楽は芸術のジャンルの中ではわりかし
誰にでも楽しみやすいものやと思います
だから解説とかなくてもある程度楽しめるし
理解したり共感できるとは思う。
それはきっと日常で使われる言葉(歌詞)がそのジャンルの中に含まれてるからと思うけども
絵画とか陶芸とかって
まったくなんの説明もなかったら全然わからなくないっすか?(もちろんそれは俺が絵画や陶芸を経験してないから)
ふー
さて、、、
俺、前振り長くね?笑
ということでケロイドという曲について
少し触れていきたいと思います
まずこの曲は
「俺のことを何も知らないくせに、知ったように話すなよ」っていう感情から生まれました
5〜6曲に1曲くらい自分で歌詞書くんやけど
だいたい「自分で歌詞書きたいな」って曲は、曲を作り始める段階で決まってて
けんたに「この曲は俺に書かせてー」って言います(過去に1度「これは俺が書くわ!」って言ったけど、なぜかまったく書けず〆切10日前くらいに急遽けんたに「やっぱ書いて笑」と投げたことがあります。その節はすいませんでした。笑)
ここでこの曲の楽曲的な見どころ!
実はこの楽曲でどうしてもやりたいことがあって
それをすこーし説明しますね
音楽にはおおざっぱにわけると
メジャーとマイナーというのがあります。
とーーーーってもざっくり言うと
メジャーは明るい感じで
マイナーは暗い感じです。
曲を聴いて明るい感じやったらだいたいkeyはメジャーです。そんな感じです
で、
このケロイドでは
サビはメジャーで
それ以外のイントロとかA,Bメロはマイナー
しかもサビは転調する
ってのをやってまして
これをどうしてもやりたくてこれのせいでなんか途中色々ととても遠回りした気が、、、笑
よかったらなんとなーく、その辺も合わせて聴いてみてください
歌詞については
聴いてくれた人からいくつか感想をもらったのだけども、俺自身「!?」ってなるような聴き方をしてる人もいて、想像力すげーってなりました
ケロイドってのは
傷が治る過程でなんらかの原因でできた傷痕
まだ治りきってないかさぶたが剥がれたときに
うっすら残るピンクの傷痕のようなもの
たぶんどんな人でも心の中の誰にも見えないとこに傷をかかえていて
それはいつだって笑顔のあの人も
いつだって頼りになるあの人も
いつだってクール思うあの人も
きっとみんな見えないとこで抱えていて
そんなことにも気付けずに
「君はいつも楽しそうでいいね」
「私はね、、、私はね、、、」って自分の不幸を自慢して。
まるで世界中の全てを見て知ったような顔で
自分だけがつらいような顔をする。
そんなマヌケな言葉に反吐が出る。
では今日のブログはここまで!
ぐっない!