地方議員定数削減→民意の反映機会が減るのロジック

そもそも、地方議会の議員が民意を議会に反映させているのか?そんなことが検証されたことがあるのか?

私は、そうは思わない。

民意とは何か? 人気議員、人気政党を支持することでは少なくともないはず。
むしろ、議員側が主体的に市民から信頼される存在になり、その信頼を勝ち取っていることがポイントであるはずだ。そうでないと、議員選挙とAKBの選挙に差がなくなってしまいやしないか?

仮に、定数が多くても、それが有益であることが認められていれば削減せよという議論にはならないだろう。数が問題なのではなくて、質の問題。

地方議会だって、地元の名士がふんぞり返って偉そうにするための費用を税金で支えるという傾向がまったくないと、言い切れるのか? 

形式論でなく、実質、中身がどれだけ大事なのかの話が完全に抜け落ちてはいないか?


国民が怒っているのは、仕事もせぬのに議員が高い給料をもらっていることに対する怒りなのであって、制度そのものがおかしいということに対して怒っているわけではない。実際、一生懸命活動している議員は支持されており、非難はされていない。

議会の仕事は予算削減を訴えることだけではなく、地域が活性化され、市民生活をより豊かに、そして安全で、安心して暮らせる生活環境の実現に努めることであるはずだ。それができないなら、あってもなくても同じだろう。 

首長の暴走を止めるためだけの存在なら議会という高コストな制度でなくても良いのだから。 


最後にブログを更新してからとても長い時間がたってしまいました。
留学生活の最後は卒業研究に終われ、そして地震があり、募金活動をしたりと、あわただしく終わりました。

ともあれ、無事にシンガポールでの2年間の留学生活を終え、日本に帰ってきました。
最後はフェードアウトしてしまいましたが、約2年間、ブログを読んでいただきありがとうございました。

当初は本当にやっていけるのかと思った留学生活もおかげさまで無事に乗り越えることができました。シンガポール、公共政策大学院で学んだ2年間は本当に貴重なものであったと振り返ってみて改めて感じています。 

経済、政治、行政、国内、海外、いろいろな視点から物事を見つめる確かな枠組みを身につけることができました。また、自分自身の立ち位置も明確になったように思います。そして何よりも、本当に国際色豊かなクラスメイト達と当たり前のように、価値観、文化の違い、良い政府、良い国づくりとは何であるかを毎日語り合ってきたことが、一番貴重な経験であったと思います。

今後は身につけたことをどうやって活かし、社会に貢献していくことができるのかが課題となりそうです。

大阪に戻ってから、あわただしく東京へ移り、6月から某シンクタンクで勤務を開始いたしました。 久しぶりに日本で社会人に復帰です。東京での生活は8年ぶり。

留学生活についてまだまだ書き足りないことが沢山ありますが、留学生活体験期についてはこれで一区切り。

これからは、行政や政策の問題を中心に、不定期に考えたことを発信していける場所にしていこうと思います。
2月始めにあった卒業研究のプレゼンの結果、なんとAをゲットー!

プレゼンを評価する先生が面識のない人でかつ非常にシビアなマークを出すことで有名な先生であったので、ほっと一段落。

しっかり計画して、内容を練った上でシンプルにスライドを構築。5,6回はリハーサルをやりました。そういうことをやるだけで随分と良い結果になるもんだなと身をもって体験しました。

人前でしゃべるのはそんなに苦手ではないので、いつも勢いでやってしまいがちなプレゼンですが、良いものにするためにはしっかりと推敲と準備が重要ですね。

東京へのスタディーツアーは無事に終了。収穫の多いツアーとなりました。詳細はまた次回ゆっくりと書きたいと思います。

月曜日に卒業研究の一つのハイライトであるプレゼンが終わりました。
まだ最終稿を提出するまでには1ヶ月半ほどあるのですが、成果を発表するのはこの機会が唯一。
プレゼン週間初日の昼休みの時間帯にあたったので、20人程がプレゼンを見に来てくれました。
普通は2,3人いればいいところなので、良い張り合いになりました。その分緊張もしましたが。

シンガポールに来た頃は英語もままならず、とんでもなく緊張しながら酷いプレゼンをしていましたが、反復は力なり、無事に乗り切り、教授陣からの質問も無難にこなせました。
留学生活を終えてもこの力は維持したい。

さて、今週金曜日から来週土曜日まで東京を中心にLKYスクールの学生のStudy Tour に随員として参加します。霞ヶ関から留学中の超馬力のある日本人の方の音頭取りで実現した企画です。

これがLKYスクールとしては初めての企画で、できれば定例行事にしたいところ。久しぶりに社会人の頃のような仕事をしています。ロジ確認に書類作成に、しばしてんやわんやしております。ハーバードのケネディスクールでは結構こういう企画はやっているらしい、、、。

アジアシフトが日本のマスコミでも色々と言われていますが、その影響もあってか、アポイント先はかなり好反応の様子。LKYスクールから、しっかり学校の宣伝も依頼される。

東大公共政策大学院とのセッション、官庁訪問、副大臣、代議士、首長、銀行、投資会社、病院と、日本人でも普段はそんなに接することのできない方々といろいろと交流できそうです。
ツアーの一行は中国人とシンガポール人を中心に東南アジア人、アフリカ人と多彩な陣容。
果たして彼らに今の日本はどのように映るのでしょうか。
Women Leadershipという聴講中の授業の一環で、米海軍の女性将校たちと、海軍における女性士官の役割についてのディスカッションにクラス全員が招待されました。

そのディスカッションの場所がすごい。

なんと米海軍空母USS Abraham Lincolnの艦上で、ディスカッションするとのことなのです!!!

しかしながら生憎、当日は日本へのStudy Tripへの随行で参加できず。
あーーー、悔しい。

一般公開などではなくて、空母に乗る機会なんてきっとこの先なかろうに、、、残念極まりなし。


$Singapore Diary-空母